goo blog サービス終了のお知らせ 

旅と食と和裁とわんこ(2005.9~2006.11)

 ~食い意地のはったあじみの日記~

「ちーず亭」(ピッツァとチーズ料理)[西天満]

2006年11月26日 21時56分10秒 | 食事[大阪市内]
「ちーず亭」(ピッツァとチーズ料理)[西天満]
大阪市北区西天満4-1-21 電話06-6364-7684 日曜休み
11:30~14:00、17:00~21:00(L.O.) (土曜11:30~22:00)
http://homepage1.nifty.com/cheesetei/

ブログ(関西美味礼賛)で紹介されていたのを見つけ、ちょうど淀屋橋に出張した時、ランチに立ち寄ってみた。
カニクリームコロッケにしようとしたが、時間があまり無いと告げると、コロッケは多少時間がかかるのでと、今週のサービスランチを薦められた。「じゃぁ、それで」と答えた後でよくよく考えると、「ハンバーグステーキ&牡蠣フライ」ってどちらも私にとってはあんまり食指が動かないメニューなんだった。おいおい、と自分に一人ツッコミ。

ところが食べてみると、これが美味しいんですワ。
ハンバーグは玉ネギがたっぷり入ってて、「我家のハンバーグみたい~」と思ったけど、つなぎなどの工夫のせいか、ミンチの歯ごたえも微妙に違うし、トマトベースのソースもまろやかな点が、やっぱりプロの腕。
牡蠣フライも衣サクサク、中身はジューシーで嫌な臭みも無く、添えられたタルタルソースがまた良かった。きっと自家製タルタルね、ピクルスの風味も爽やか~。
牡蠣以外にも数種類の野菜のフライも熱々で、ソースとタルタルの二種類のつけダレで楽しめる。
最初にコンソメスープとプチ野菜サラダが出され、メインのお皿と共にライスも出て、しめて980円。
嫌いじゃないが、好きでも無い、といったメニューを選んでしまったにもかかわらず、満足出来たのは、オーソドックスなメニューをきちんと出す老舗の底力なのかしら。派手さは無いが、家庭料理とどこかが何となく違うのダ。
他のメニューも気になるなぁ~。
お昼は洋食屋さんっぽいメニューが並ぶが、本来はピッツァとチーズ料理のお店です。


<おまけ>
なんとたった20分ほどの滞在で食べ終わってしまい、余った時間でお気に入りの雑貨屋さんを覗いてみようと店を出て北上すると、数軒隣にお蕎麦の美味しい「なにわ翁」(電話06-6361-5457 日祝休み)を発見。(ここの“蕎麦がき”好きなんだ♪)「ちーず亭」が見つからなければここの蕎麦にしようと思ってたけど、頭の中で店の地理関係が繋がっていなかったのダ。
更に歩いて行くと、路地裏にイタリアの国旗を見つけ、「どれどれどんな店?」と路地の奥まで見に行くと、おやまぁ、「イル・ポルコスピーノ」じゃあ~りませんか!(記事こちら
違う路地から入ると全然気付かなかった自分に笑っちゃった。

「ピァチェーレ」(イタリアン)[肥後橋]

2006年11月22日 21時51分02秒 | 食事[大阪市内]
「ピァチェーレ」(イタリアン)[肥後橋]
大阪市西区江戸堀1-1-11 大同生命東館B1F  電話06-6441-1048

*2008年8月現在 お店は別のお店に変わったみたいです

肥後橋でランチとなり、本当は「ルールブルー」に行きたかったけど(記事こちら)、時間が無いのでこの店のイタリア国旗を見つけて入ってみた。前菜とパスタのBランチだと、1,200円だった。

まずは出された前菜の量の多さにびっくり。「これが前菜?メインじゃなくて??」
白身魚のフライを刻んだものやサワークリームとを和えたものをクレープで包み、チーズとトマトソースをのせて焼いている。それが一つでなく二つもあるのだ。グリーンサラダも周りに添えられている。食べてみると、何だかイタリアンというより大味なアメリカの料理っぽく感じたなぁ。オーブン焼きという名だったけれど、焼きが足りなくて中は常温だヨ…。

パンがまた、ひと昔前にレストランでよく出たタイプのフランスパン。今流行りのしっかり歯ごたえのある「バゲット」と呼ぶようなパンでなくて、スーパーに入ってるパン屋さんででも売ってそうな、皮も固くなくて白っぽい焼色の昔タイプのフランスパン。

今や勢いのあるレストランがバンバン新規開店しているし、この店、生き残っていけるのかなぁ。。。。

前菜がたっぷりあったのに加えて、選んだパスタがじゃがいもだったもんで、もう、お腹が膨れるったらありゃしない。インゲンが入ってアンチョビの効かせ方も丁度良く、なかなか美味しかったのだけれど、とにかくじゃがいもがごろごろ入っててお腹が一杯になった。前菜の入っていないAランチにすればよかった…。
〆のデザートはマンゴージェラート。マンゴーの味が濃厚でこれは満足なお味でした。
これに飲み物が付く。

ランチを食べた感想としては、パスタは良かったけど前菜の印象があまりよくなかったので、また食べに行くかと聞かれると、「んー、たぶん行かない…。」

「OSTERIA SUDO(オステリア・スドウ)」(伊)[難波]

2006年11月16日 00時07分51秒 | 食事[大阪市内]
「OSTERIA SUDO(オステリア・スドウ)」(イタリアン)[難波]
大阪市浪速区難波中2-6-20 電話/FAX 06-6641-1790  不定休
11:30~14:00、17:30~21:30 なんなんタウンE7番出口上がって左へ直進、2つ目の信号を左へ曲がって直ぐ。南海難波駅のすぐ脇に位置する。

10月の終わりのある日、目当てのランチのお店が臨時休業だったので、近くで偶然見つけたイタリアンに入ってみた。南海難波駅から直ぐの所にある小さなお店。
パスタとスープのAランチ(900円)にした。パスタは二種類から選べて、二種盛りもOK。勿論両方頂いた。
どちらも美味しく頂いたけれど、日にちが経ってしまってて、何のパスタだったかはっきり覚えていない。(やっぱ、直ぐ書いとかなきゃダメどすなぁ。)
目新しさなどはなかったけれど、量はしっかりとあるし、二つの味を楽しめるのが嬉しい。自家製パンもお代わりできるし。

何より、温かみのある接客にとても好印象を持った。
牛乳の苦手な子が一人いて、ポタージュスープを食べられないからと「誰か食べて」とやり取りしていたら、それに気付いたお店の方が、サラダをサービスで出してくれたのだった。
シェフのお母さんだろうか(?)、お年を召した女の人がとても熱心に接客しておられた。皿を給仕するために細い通路を通る時も、両手で高く掲げてそぉ~っと真剣に運ぶさまが、(こんな言い方すると生意気だけど)とても微笑ましかった。パンのお代わりも熱心に勧めてくださるし、後で知ったが、開店したばかりだそうな。
とにかく頑張っておられる様子がしっかりと伝わってきた。
「独立して店を開いた息子のために、お手伝いをしてるんだろうなぁ」と勝手な想像をしたりして。
好感度大なお店って、ついついこちらも応援したくなっちゃう。
やっぱ接客って大事だなぁ。

他にもメインが付いたりするコースもあったし、また食べに行ってみようかな。
今度はデザートも追加してみよう。

「鮨処 たかはし」(寿司)[北新地]

2006年11月12日 20時13分56秒 | 食事[大阪市内]
「鮨処 たかはし」(寿司)[北新地]
大阪市北区堂島1丁目2-32 トヨタビル3階  電話06-6341-5507  要予約
12:00~13:30、 17:30~21:30  第1第4土曜、日曜祝日はお休み

北新地にあって夜なら一万円を超えるお店のお得なランチ(2,500円)とやらに行って来た。
私はお魚好きではないのでお寿司を自分から食べに行く機会はめったと無い。
並のお寿司食べるくらいなら、何回分か我慢して一回上等なお寿司食べる方がマシ。
だもんで、北新地の高級寿司という普段全く縁の無い所へ、一人で恐る恐る行ってみた。要予約とのことで、1時に予約した。
雑居ビルの3階。エレベーターの所で重役風のおじさんサラリーマン三人組が帰っていくのと入れ違いに入店すると、先客は常連のおばさま二人組だけだった。
大将はほとんどおばさん達と話していたのでちょっとは気が楽だった。
お昼は10カンおまかせのみのようで、黙ってても食べる速度に合わせて一つづつ握って出してくれる。ごくオーソドックスなネタばかりなせいか、大将はネタの名は言わずに置いていく。
お魚の名や味を全然覚えられない私は、今更恥ずかしくて名前聞けなかったサ~。

最初のネタはあまり印象なし。(もしかして緊張のあまり?)二番目が玉子で、これぞお寿司屋さんならではの、ほっこり甘めの玉子焼き。我家の玉子焼きは甘くないタイプなので外食してる気分満喫だ♪ お次の白身の魚はなんだったんだろ?けど甘みがしっかり感じられて、ふだん食べられないレベルの美味しさのお魚だわん、と嬉しくなる。
「何もつけずにどうぞ」と続いて出されたイカは、最初「塩とレモンかな?」と見えた。口にほうりこむとキラキラ輝いて弾けるような美味しさ、絶品!絶妙の塩かげんと爽やかな酸味がイカの甘味を引き立たせていた。「柚子ですか?」と聞いたら「スダチとお塩です」と答えが返ってきた。
一方で海老やタコは「美味しいけど普通」ってな感想。マグロなんて二つも同じのが出てきたのはちと残念。真っ赤で見事な色あいではあったけど、味は思ったほどでもなかったのに二つもあるなんて。ぶーぶー。
けどけど、ウニはさすがに美味しかった。数年前の北海道旅行以来の美味しいウニに辿り着けた。ウニって保存のための薬品(みょうばん)臭さが残ったり、新鮮さが失われると独特の臭みが出てくるので苦手なんだけど、極上の品なら、甘くて美味しいよね。久しぶりにウニを堪能することができた。

後半になる頃に赤だしのお味噌汁も出される。赤だしってくどいのも多いけど、ここのは大丈夫だった。お豆腐と、しゃきしゃきネギのおみおつけ。
最後はほんのりあぶった穴子。寿司めしから大きくはみ出しながらも、とってもやわらか。大好物の穴子が〆で、大満足。

ここの寿司めしの味は強すぎず、甘過ぎず、量も少なめで主義主張が無いのが気に入った。ていうか、それが普通なのかな?寿司屋に行き慣れていないもんで。

ぱくぱくペロリとたいらげたら、なんとたったの20分しか経っていなかった。
忙しい昼に、ささっとたいらげるのにも都合が良いね。
どうせ食べるなら美味しいお魚を…、と思ったら、また予約しちゃうかも~。

「DA ANDREA (ダ アンドレア)」(フレンチ)[京橋]

2006年11月02日 22時40分15秒 | 食事[大阪市内]
「DA ANDREA(ダ アンドレア)」(フレンチ)[京橋]
大阪市都島区東野田町1-18-6 シャトーハイツ1階  電話06-6354-3138
11:30~14:00、18:00~22:00  月曜休み

京橋駅から西へ徒歩10分ほど。こんなところにといった立地の、裏通りにひっそりと佇む小さなお店。席数は12ぐらいで、なんだかカフェと間違えそうな店構え。フランス料理を出す店で、内装もこんなにシンプルなのは初めてだ。でもそっちにお金をかけるより、料理に力を注いでるのかなぁと勝手に想像した。

さて、ディナーのメニューは3,800円のコース、これ一種類のみ。
その日の前菜は「サンマとアボガドのタルタルにイワシの肝のソース・パプリカのムース添え」。
まず最初のこの一皿でノックアウト!イワシの肝の苦味をほのかに効かせたソースは、タルタルに使われた青魚の旨みを上手に引き立たせていて、もう絶品!アボガドは練り込んであるせいかアボガドの味というよりも、ねっとりとした食感を出す効果に使われているのかな?反して赤ピーマンの鮮やかな色のムースはパプリカの味がしっかり迫ってくる感じ。出だしから「いいよ、いいよ~」と、期待も高まった。
二皿目は燻製穴子のパスタ。燻製モノに弱いんです、ワタクシ。香ばしい匂いがたまりません。白菜とも良く合って、なんだか和風っぽさも垣間見えるような一品だった。もっと食べたかったっす。(手打ちパスタは柔らかな食感で、生麺ならもうちょっと太くしてクリーム系パスタの方が合いそうな気もしたけどネ。)

メインは三種類の中から選べる。
いつもならお肉を選ぶところだけど前回記事に書いた「ガスパール」の翌日だったので、胃をいたわってお魚にしてみた。牡蠣のソースというのも物珍しかったし。
して、このお魚の焼き加減がやっぱりプロの技。サーブしてくれた奥サマが「ウロコがどうのこうの…」とおっしゃてたように聞こえたが、ウロコも一緒という意味だろうか(?)、皮がもうパリッパリのカリッカリ!油をかけながら焼くのでしょうね。身はしっとりとして味わいもあり、昨日食べたブイヤベースの白身魚とエライ違いだなぁと思いながら口に運ぶ。注目の牡蠣のソースも、なんと黄色いクリームソース。確認はしなかったが、サフランで色づけしてあるのだろうか、それらしき花のおしべが混じっていたりした。牡蠣も臭みはなく旨みや風味はしっかりと味わえるし、とっても満足な一皿だった。
他のメインも味見っこしたけど、どれも絶品。特に豚のミンチフライは「ミンチでフライか…」とどちらも私にとってはマイナスイメージのメニューな筈なのに、この店のは違ってました。いわゆる一般的なミンチと違って、サイコロ状の大きな肉が固めてある。しっかり歯ごたえもあるし、肉そのものの味わいもあって、“ミンチフライ”という名に裏切られた~!こっちのメニューも食べたかったぁ~!!
もうここまで読んだらフォアグラ詰め地鶏(このメニューは5~600円だったかな?割増料金)も美味しくないワケがないでしょ?
そう、これも一口頂きましたが、もうとろける旨さじゃ!

デザートにも驚いた。「カプチーノに浮かべたナッツとカラメルのセミフレッド」もしくは「姫リンゴのコンポートと八角入りアイス」のどちらか。みんなで半分こづつすることに。
実は私は中華スパイスの八角が大の苦手。大好きな豚の角煮も八角が入ってたらアウトなほど。ところがところが、デザートはこの八角入りアイスが一番印象に残ったくらい美味しく味わえた。シナモン(かな?)と交じり合ったスパイスはきつ過ぎず、やさしく風味を添えている。もう至福の一時。
これらにボトルやキャラフのワインを飲んで、一人当たり約5,500円。

厨房はシェフお一人できりもりされているみたいで、料理はゆっくり出てくるけれど、おしゃべりしてたら気にならなかった。接客の奥さんもきびきびと元気に働いておられて、気さくでとても感じが良い。何だか運動系のクラブの先輩みたいな雰囲気のある人だなぁ~。
料理は他にも色々バラエティにとんでるらしいし、また是非食べに行きたいお店デス。

「會賓樓(かいひんろう)」(中華)[堺筋本町]

2006年10月28日 18時15分11秒 | 食事[大阪市内]
「會賓樓(かいひんろう)」(中華)[堺筋本町]
大阪市中央区南本町2-1-3 福武ビル8階  電話06-6261-1523  日曜休み
堺筋本町駅15番出口上がったところにあるみずほ銀行より南へ(中央大通りに向かって)
3軒目のビルの8階。ビルの1階は100円均一店の「ダイソー」。

何年も前に友人に連れられて一度行ったきりの中華料理のレストランに、先月一人で行ってきた。昼食難民になりかけて、「今でもお店あるのかなぁ~?」と、おぼろげな記憶を頼りに辿り着いたのだった。
1階にも8階の入口にもメニュー表示は無いし、周辺のビジネスマンやOL御用達の老舗で、知ってる人だけがエスカレーターで上がって行く。
知る人ぞ知るとは言っても8階フロア全体に円卓がずらりと並ぶ、大きく賑やかなお店。
前に来た時は大人数で昼間から大皿料理を分け合ってランチを楽しんだが、一人用ランチもあるかどうか入口で確認したうえで、店内奥のテーブルへと進んだ。

5品ほどの盛り合わせのAは1,100円 それに春巻が加わるBは1,300円、Cもあったけど、A、B迷った末にBにした。これにスープ(この日はコーンスープ)、ごはん、キャベツの漬物が付く。
回鍋肉、エビチリ、かに玉、春巻、青菜炒め、甘酢キュウリ、サラダと少しずつ色んな味が楽しめる。

目新しさは無い品ばかりだけれど、中華の定番の安心メニューを色々楽しめて、お腹も一杯になった。ただせっかくなら大人数で来て好きな料理を分け合う方がやっぱりおすすめかも。

この店はビルも内装も昭和の時代っぽくてプチ・レトロな雰囲気で、店員も中年位の長年勤めていそうな人が多く、昔から愛されてきた老舗レストランの風格が感じられるので好きな雰囲気のお店なのよね。

「トライベッキヤ」(ニューアメリカン&フレンチ)[北新地]

2006年10月24日 21時05分44秒 | 食事[大阪市内]
「トライベッキヤ」(ニューアメリカン&フレンチ)[北新地]
大阪市北区堂島1-4-2 ビールディングキタ新地5階  電話06-6341-4466
11:00~13:30(月~金)、17:30~22:00(L.O.)  日曜・祝日、第1・第3土曜休み
http://www.tribekiya.com

大阪全日空ホテルの北に面したビルの5階にある。
ここのプレートランチ(900円)は近所のOLさんに人気のようだ。
9月とはいえまだまだ暑い日で、テーブルに着くなり出された水はうっすら色が付いていて、初め見た時「レモン水かなぁ?」と思ったら、なんとちょっぴり甘い梅ジュース。
バターもワイン漬けしたハイビスカスを練り込んであり、ほんのり甘酸っぱくてもの珍しく、パンと一緒に店の中央のテーブルから自由に取る方式みたい。お客さんは皆勝手知ったるといった風に、自分のテーブルまでセルフで運んでいた。
パンは今ハヤリのバゲットではなく、柔らかタイプのプチパンだけど。
初めてだった私の分は、お店の人がサーブしてくれた。

さて、その日パスタは売切れだったが、4~5種類ある中から選んだのは豚肉の玉葱ソテー。
付け合せには7種類もの野菜が並んでおり、バターライスもたっぷり添えられている。
野菜は有機野菜で豚肉も三重かどっかの産地の豚肉だそうで、素材にも力入れてますとアピールしてた。玉葱ソテーの甘味がしっかりとお肉に絡んで美味しい一皿。
付け合せのお野菜も少しづつ色々あるのが嬉しかった。
プチデザートのバターケーキにかけられたクリームも(チーズなんとかと聞こえたけど)甘酸っぱい味わいがしっとりケーキに良く合っていた。

オーダーが通る前から野菜類はお皿にスタンバッておけるので、大きなお皿一つで済ませられるプレートランチは、お店側にとってありがたいサービス方式なんだろう。
シェフはNYで修行されたそうで、アメリカらしい合理性を取り入れているのだろうか。
ゆっくり食事できない時に重宝しそう。
実は別のフレンチやイタリアンのお店でコースを注文したい気もしていたが、時間が押してたのでこのワンプレートランチを選んだのだった。
付け合わせが冷め切っているのがちと残念だけど、彩り豊かな野菜類も色々食べられるし、バターや梅ジュースなどのちょっとしたサービスの工夫もあって、人気があるのだろう。

「ブレ・ド・ブレ」(フレンチ)[四ツ橋]

2006年10月16日 14時30分01秒 | 食事[大阪市内]
「ブレ・ド・ブレ」(フレンチ)[四ツ橋]
大阪市西区新町1-24-8 マッセノース四ツ橋ビル一階  電話06-6535-7807
11:30~15:00、17:30~23:00  月曜休み

9月末にランチに行った。心斎橋にあった頃に何回か行ったことがあったけど、移転してからは初めて。
デジュネA 1,470円とデジュネB 2,940円の二種類の内、Bコースにした。プリフィクスを迷いに迷って前菜はフォアグラとサツマイモのテリーヌ、メインは西オーストラリア産仔羊背肉ローストのバジル風味、デザートは無花果のコンポート・バナナアイス添えを選んだ。

まず突き出しにサンマのマリネ(?か燻製?美味しくてペロリとたいらげたけど覚えてないヤ。)のカナッペ。お次ぎの前菜は、今回一番気に入った一皿だったテリーヌ。フォアグラだけだとしつこくなりそうだけど、段々重ねで間にサツマイモのテリーヌも挟まれているのでしつこ過ぎない。サツマイモのほっこりした甘味がフォアグラによく合うんだなぁと感心した。食感もお互いネットリとお口の中で交じり合う。幸せ~♪

いつも思うんだけど、ボリュームよりもこまごまと色々食べたい私としては、メインよりも前菜メニューを食べ尽くしたい位。イタリアンなんかだとパスタもリゾットもスープもみんな食べたいんですけど!てな具合。(いや、さすがにパスタとリゾット両方食べるとそれだけでお腹いっぱいか…。)

メインは大体想像のつく味わいだった。肉厚なおかげか、仔羊独特のお肉の味がしっかりと味わえる。焼加減も塩加減も丁度良く、美味しくいただいた。
ただ仔羊肉って普段食べ慣れないお肉のせいか、ちょっぴり野趣にも感じたりして、私にとってはジビエ(まぁ言ってみれば物珍しさ)と同類…?
日常とは異なる味に接して嬉しい反面(これぞ外食の楽しみ)、正直この肉の味が好きかと問われると、、、むー。
えぇ、そうです、食べ慣れてないわけですなぁ。
プリフィクスのメニューも色々あって、仔羊やらウズラやらバスク豚やらと、珍しい食材も日本で簡単に(しかもランチに!)食べられるようになったよねぇ、と感じたひととき。

最後のコンポートは3~4種類のスパイスが色々用いられ、深みのある大人の味わい。綺麗な丸ごと一個のいちじくを傷つけずに調理するのって大変そう。アイスクリームも添えられて、これは絶品のデザートでした。いちじくに秋の訪れを感じつつ、エスプレッソで〆たのでした。

おしゃべりに興じてたので余り気にはならなかったけど、料理の出てくるスピードはけっこうゆっくりだと思った。このデジュネBコースを採るならじっくり時間をとらなきゃね。
お値段的にはそれほど安くは感じなかったけど、珍しい食材を用意する分、そんなに値段は下げられないのかな。デジュネAの方がお得感ありそう。

以前心斎橋にあったときは予約もせずに気軽に覗いて食べに行けたのに、遠くになって残念でしかたが無い。正直、一階の路面店でなくても良いから、もっと心斎橋寄りの場所に移転して欲しかった。ちょっとの距離だけど心理的に遠いなぁ。
こんどデジュネAをふらりと食べに行けるのは、一体いつになるんだろう…。

「Montelato(モンテラート)」(伊)[谷町九丁目]

2006年10月04日 23時54分12秒 | 食事[大阪市内]
「Montelato(モンテラート)」(伊)[谷町九丁目]
大阪市天王寺区生玉前町1-16 チェリービル2階 電話06-6776-5889 火曜休み
11:30~14:00(L.O.)、17:30~22:00(L.O.)
http://montelato.com

先日書いた、お彼岸の頃行ったお店。
お野菜のランチ(2品チョイス1,050円、3品1,470円)の3品の方を選んで食べてみた。
最初に出されたのは人参スープ。人参だけでなくジャガイモや、地元だけで消費されるような珍しい青菜(菊菜の一種だそうだが、クセは無い)も入って具だくさん。
二種類から選べるパスタはグラタンにした。香り高いチーズはもっと入ってて欲しかったけど、ハフハフと熱々をたいらげる。

さて、その日のお野菜メインディッシュはジャガイモだった。周りにかぼちゃやいんげんなどが彩り豊かに添えられて、それぞれの野菜の持つ味がものすご~く際立っている。
野菜そのものの味を噛みしめて味わうカンジ。トマトソースが邪魔にならないようにそっとかけられて、味を引き立てている。
お野菜ってこんなに美味しかったんだぁ、と再認識できる一皿。
特に洋風だしで炊いたようなダイコンさんは、もう絶品!
これをメインにもっともっとたべたぁ~い!!

(子供の頃はお野菜はあまり好きではなかったし、ましてや火を通したダイコンは嫌いだったのに・・・。そうです、おでんの大根も嫌いでした。大根おろしは好きなくせして。
大きくなるにつれて食べられるようになって、徐々に好きにはなったけど、“こんなにも美味しいと思えるようになったとは・・・。私も大人になったのねぇ~”って今さら、てか?)

パンももっちりとした歯ごたえの香ばしいバゲットが出され、ニンニク風味のオリーブオイルを浸して食べる。これもうんまぁ~い!
最後は小さなデザート(ストロベリーアイス)、コーヒー(エスプレッソ)でしめて、
満足な昼下がり~♪
特にメインの野菜が印象に残ったランチでした。

お店のちらしに書かれた“ヘルシーでお野菜充実”のコピーに偽り無し。
サービスの女性も感じ良かったし、シェフも思ったよりも気さくな方で(雑誌の紹介記事を読むと、もっとエバッた感じの人かと思っていた)、また食べに来たいなぁ、と思った。
(ただ普段の私の行動範囲から外れているんだよなぁ。 ちと遠いのが難だ・・・。)

「スパイシィ倶楽部」(タイ料理)[天下茶屋]

2006年09月14日 21時26分53秒 | 食事[大阪市内]
「スパイシィ倶楽部」(タイ料理)[天下茶屋]
大阪市西成区天下茶屋3-19-16  電話06-6651-5696  月曜休み
11:30~14:00(L.O.13:30)、17:00~23:00 天下茶屋駅より徒歩3分

前回記事のシミ抜き見学が午後2時からだったので、「天下茶屋を探検するかぁ~」
と初めて駅の外に降り立った。ちょうど南海電車のPR紙『NATTS(ナッツ)‘06年6月号』の特集記事にこの店が紹介されていたので先にランチに行ったのだ。
記事には1,100円とあったが、1,000円だった。

店の外の黒板メニューには「グリーンカレー、サラダ、カットパオ(焼き飯)」の三つが並んでいたので(コーヒー付き)、てっきり全部がセットになっているのかと思ったら、どれか一つを選ぶのでした。
私:「サラダって、サラダだけですか?」 お店:「ごはんとトム・ヤム・クンが付きます。」
私:「サラダって、どんなサラダ?」 お店:「(タイの)向こう風のサラダです」
「サラダってことはわかってるってばぁ~」、と可笑しかったが、サラダがメインのランチってどんなだろうと興味が湧いたので、それにした。

最初に出されたトム・ヤム・クンは、インスタントじゃ無さそう。
フクロダケもパクチーも(勿論エビも)入ってる。けっこう辛いし本格的。

メインのサラダは、山盛りのミックスサラダに焼き立てのぶつ切りスパイシーチキンが一緒に混ぜてあって、アジアンなお味にグッと来た。
そのままでも充分辛くて美味しいけれど、「辛いのがお好きな方はこのソースをおかけ下さい」
と一緒に持ってこられた見るからに辛そうなソースがまた味に深みを与えてくれた。

「タイの味が懐かしくなったら、このサラダが食べたくなりそう・・・。」
「隣のサラリーマンのおじさんが食べてるグリーンカレーも、大きな野菜の具がごろごろと入ってて、美味しそう・・・。」
つらつら考えながら食べていた。

店を出る時に辛いソースの名前を尋ねたら、この店自家製だと聞いて、更に評価がアップ!
しかも野菜に和えてあるドレッシングとは別の味だとか。
手抜きをしない料理って嬉しいよね。

NATTS記事によると、夜は予約してのお任せ料理が出るらしい。
カジュアルで小さいお店(12席位)の割には料理が出てくるスピードは遅いけど、辛い物好き、タイ料理好きな人なら気に入るお味じゃないかなぁ。