今回の修理は、「ビクター RD-MD5 MDラジカセ(発売日:1998年)」だ。外見は、ドラムカンシリーズ「RV-X70」を踏襲しているが、MDを搭載していることと乾電池駆動できないことが異なる。
バブル経済後の発売だが、大きさ、重量、重低音からバブルラジカセを彷彿させる一台だ。
■主な故障と原因
動作確認で発見した不具合と原因は、下記だ。
- CD再生不可 → CD光ピックアップ劣化
- MD再録不可 → MD光ピックアップ劣化
■修理
バブルラジカセ宜しく、分解は少々困難だった。まずは、左右と背面のパネル類を外す。次いで背面のメインアンプ基板を外すと、前面筐体を外すことができる。スピーカーのエンクロージャーには吸音材が設置されており、全体的に気を配った設計と感じる。
重低音を提供するため、パワードウーハーを左右に1台ずつ搭載している。背面の2箇所爪を外すと、中央部を後部筐体から外せる。
中央部を解体。ユニークだったのは、CDが回転軸に廃熱ファンが設置されているところだ。CD光ピックアップ(OPT-6)を交換する。
続いてMD光ピックアップ(KMS-260C→KMS-262E)も交換。 MDの取り込みが甘かったので、ローディング用ゴムベルトも交換した。
最後は完全分解して筐体や各部を清掃/洗浄。見違えるように若返った。CD/MDも見事復活。サービスマニュアルが入手できなかったため、論理調整ができ なかったのが残念だか、再生/録音を繰り返しても実用上問題は発生しなかったので、許容範囲に納まっていたと判断できる。
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