今日から6月。朝は晴れ間が出ていましたが、10時頃から雲が広がった長野です。気温も朝夕、日毎の気温差が大きく体調管理に気を使います。
そのせいか、ここ4・5日、何となく風邪気味のような。昨日、様子を見るため5千歩程度歩いてみましたが、今のところ変わりはないので徐々に回復するように思います。
5月17日、四国旅行4日目。琴平駅から善通寺駅へ。
朝9時の列車に乗るため、8時30分頃ことひら温泉の宿を出発し、駅に向かいました。ここで緊急事態発生。
歩き出して直ぐに靴の調子が悪いのに気づきました。見ると踵が半分ほど剝がれているではありませんか!長年愛用した旅行用の靴も、昨日の石段上りで寿命が来たか!。
駅のコンビニで瞬間接着剤を買って修理することにして駅に急ぎました。無事、駅のホームで修理完了、瞬間接着剤の便利さを改めて実感しました。
約5分で善通寺駅に到着。駅のコインロッカーに荷物を預け善通寺に向かいました。靴の調子は問題無いようです。
善通寺は駅から歩いて約20分。駅や善通寺に向かう道ではお遍路さんの姿を見かけました。
私たちはアーケード街を歩いたので善通寺の「赤門」から境内に入りました。
旅行計画を立てる際、善通寺では「弘法大師空海 御誕生1250年記念祭」が行われていることを知り、婆さんに相談したら「行きたい!」との返事でした。普段、あまり寺社には興味を示さない婆さんにとっては珍しいことなので参拝することにしました。これもお大師さんが「誕生会においで!」と招待してくれたのでは!
境内は「東院」と「西院」があり、私たちが入ったのが「東院」。有名な五重塔が見えてきました。
高さは43メートルで、国重要文化財に指定されています。
善通寺の正門にあたる「南大門」に回りました。
南大門を真直ぐ進むと「金堂」です。
金堂の前に「家内安全」等と書かれたお線香がありましたので、私が「家内安全と身体健全」、婆さんが「厄除祈願と先祖供養」のお線香を炊いてきました。
金堂をお参りしてから境内を散策。お大師様が子供の頃に登って遊んだとも伝わる「大楠」もありました。樹齢千年以上とか!
「中門」を出て「西院」へ向かいます。西院はお大師様が誕生した跡地なんだそうです。門をくぐって直ぐに塔頭寺院の「観智院 」があります。
御本尊の秘仏「子安観世音菩薩 」が、この誕生祭に合わせ初めて公開されていました。これもお大師様のプレゼント、有難くお参りしてきました。
「仁王門」のから先が御影堂のある「西院」です。
大きな草鞋は、仁王さんがお遍路をする時に履くのでしょうか!
中に入ると回廊にはたくさんの参拝者が並んでいました。御影堂で行われる生誕祭の大法会に参列する人たちでした。
生誕祭の始まった4月23日から6月15日までの期間中、毎日、京都の東寺や奈良の東大寺などが交代で法要を行うとのことでした。この日は金剛峯寺によって法要が行われました。偶然、その時間にお堂の中にいた私達もその法要に参列できました。これもお大師さまのお導き!
再び西院を抜けて東院に戻ります。途中の池には蓮の花が誕生祭を祝うように咲いていました。
東院の金堂前で休憩。
御影堂で誕生祭で行われている大法会の意味を聞いたところ、お坊さんが「子供たちが集まって開くお大師様の誕生パーティーなんですよ」と分かりやすく説明してくれたことを思い出していました。
「私達もその誕生パーティーに招待されたんだ。この四国旅行は、お大師様のお招きだ!」と思いました。大法会の法要はこの旅行の貴重なお土産です。
善通寺駅に戻り、11時51分の列車で多度津駅へ。そこで列車を乗り換え松山駅に向かいます。
「ずくだせアルバム:四国旅行:善通寺」