爺ちゃんの「ずくだせ散歩」!

祇園祭(3):二階囃子!

 昨日の夜、雨も上がったので四条通の「鉾の辻」まで出かけてきました。二階囃子を聞くためです。
 二階囃子は、山鉾が建つ9日頃まで、各町会所で行われるお囃子の練習で、会所の二階で行われるから「二階囃子」と呼ばれています。
 夜7時頃から9時頃まで、鉾や曳山(山を鉾のように綱で引く車輪の着いた山)を持つ町会所で行われています。
 室町通りを下がって、四条通に出る手前頃から「コンチキチン」のお囃子が聞こえてきました。四条通に出る手前には、菊水鉾の町会所があるのですが、そこは始まっていなかったので帰りに寄ることにして、四条通から新町通りを下がって、大船鉾の町会所に向かいました。
 近づくにつれてお囃子の音が大きくなってきて、何か気持ちがワクワクします。
 町会所の前に立つと、真剣に練習に励む雰囲気が伝わってきました。しばらくの間、ゆっくりしたリズムのお囃子を聞いて、そこから少し下がったところにある船鉾の町会所へ。
 これから練習が始まるところでした。「トントン」と言う太鼓の音で始まり、鉦や笛がゆっくり鳴り始めました。
 大船鉾 船鉾
 四条通に戻り、烏丸通の方に少し進むと月鉾、北側に函谷鉾の町会所があります。アップテンポのお囃子が、通りの両側から聞こえてきて、通りを歩く人が立ち止まっては会所を見上げていました。「これを聞くと祇園祭の始まりを感じる」等の声も聞こえました。
 私には、どこのお囃子も同じように聞こえてしまいますが、20から30の曲が有り、それを組み合わせて演奏するのだそうです。祇園祭は疫病退散祈願のお祭りですが、お囃子には、疫病のもととされる悪霊をおびき寄せる為の重要な役割が有るのだそうです。
 月鉾 函谷鉾
 烏丸通を渡り「長刀鉾」に行きましたが、休憩に入ったようで残念ながら聞くことは出来ませんでした。
 四条通を室町通りまで戻り、菊水鉾の町会所に向かいました。お囃子の音を聞くことは出来ましたが、ビルの二階にあるため練習の様子を伺うことは出来ませんでした。
 
 四条通に戻り、新町通りを上がって帰ることにしました。
 途中には、放下鉾の町会所があります。ここからも二階囃子が聞こえていました。
 
 御池通に向かって三条通まで上がって行くと、どこからか祗園囃子が聞こえてきました。音の方角を見ると「鷹山」の提灯が見えました。
 鷹山は、巡行に参加しない「休み山」ですので行ってみることに。
 
 後から分かったのですが、二階囃子を行うのは今年からで、189年振りになるのだそうです。ラッキーでした。
 鷹山が最後に巡行に参加してから200年となる2026年までの復興を目指しているようですが、昨年復興した「大船鉾」も大きな話題になりましたので、「鷹山」の復興も期待が高まります。11年後、健康ならば見に来なければ!
 「コンチキチン」の音色に浸りきった夜の散歩でした。
 今日の歩数は、婆さんと出かけた昼間の買い物と合わせ、10,980歩でした。

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