28日(土)から、婆さんと一緒に京都に来ました。6月6日頃まで滞在する予定です。
婆さんは、勝手に出かけてしまいましたので、私も何処かに出かけることにしました。ただ、空模様が怪しいので、近所をぶらぶらすることにしました。
何処に行こうかと考えて思いついたのが「伊藤若冲」。その伊藤家の菩提寺である「宝蔵寺」を目的地に決めて出発。
伊藤家は、錦市場にあった八百屋さんでした。錦市場の高倉通側には、2013年に記念のモニュメントが設置されています。
錦市場のアーケードには、若冲の絵をモチーフにした垂れ幕が並んでいます。いろいろな絵が描かれているのですが、上を見て歩いていると人にぶつかってしまい、じっくりと見ることは出来ません。今日も、結構な人出でした。
錦市場を抜けて、新京極通の錦天満宮前を下がり、直ぐ左に曲がって裏寺町通に向かいました。
途中、「柳小路」の石柱が目に入りましたので、その小路を下がってみました。
柳小路は、豊臣秀吉の時代あたりに誕生したと言われ、昔は、「柳の本小路」と呼ばれていたようです。細い小路ですが、隠れ家的な店が並んでいます。
途中に、「八兵衛明神」の小さな祠があります。
昔、この界隈に住んでいた「八兵衛さん」「七兵衛さん」「六兵衛さん」と呼ばれた3匹の狸を祀り、地域の鎮守社として六、七、八兵衛明神の3社が創建され、その内の 八兵衛明神が柳小路におかれたようです。六兵衛・七兵衛明神も見たい気もします。
この八兵衛明神には、信楽焼きの狸が八体置かれていて、 【商売上達】・【招恋】・【幸福満々】・【成績良好】・【心身健康】・【金運最高】・【勝運良調】・【家内安全】のお狸さん として人気(?)だそうです。
裏寺町通には、小さなお寺が並んでいます。四条通から六角通までの小さな通りで、豊臣秀吉の整備計画によって作られました。
伊藤家の菩提寺「宝蔵寺」は、六角通に出る少し手前にあります。
伊藤若冲の墓はありませんが、今年、伊藤家のお墓が、本堂の左手に保存整備されました。それまでは非公開でしたが、現在は、左側にある小さな扉を開けて境内に入り、自由に参拝することができます。
今年、東京では伊藤若冲の絵が大ブームになっていますので、ファンになった人達が、ここにもたくさん訪れるようになるのでは。
今日は、伊藤若冲の痕跡を歩いた、4,865歩の「ミニ散歩」でした。
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