京賀塾道場日記(京都市山科区のキックボクシングジム)

日々の練習や試合での出来事等について普段は熱く、時にはまたーり語ります。“時々ぼやきも入りますよー”

ゴールデンエイジと言う言葉を正しく理解しなければ子供を潰す

2024-04-14 08:23:58 | 全般
試合で勝利ばかりを追い求めてしまう
勝利至上主義は子供を潰す。

教える側もゴールデンエイジという言葉を
人を集める道具にすべきではない。

「十で神童、十五で才子、二十歳過ぎればただの人」

子供の頃の運動のやり過ぎについての弊害は、
わかっているはずなのに未だに潰れてしまう子供が後を絶たない。

指導者は子供を金儲けのため、
自分の実績のために利用するべきではない。

親も目先の勝利のために浮かれすぎない。

柔道が小学生の全国大会を廃止しました。
私は英断だと思います。

他にも以下のようなことを言われている方がいます。

この記事から引用

■"練習のしすぎ"による弊害
「野球を例にとると、中学生までは世界トップ。日本特有の長く厳しい練習で、主に技術面で優位に立っています。でもその後はフィジカルに問題を抱えながらトレーニングをしているので選手は伸びていきません」サッカーでも小学生年代まではスキルで上回り結果を残していても、スピードや持久力といったフィジカル要素の勝負になる年代では通用しなくなるケースがよく見られます。森本さんはどのスポーツも現状は「もともと身体の強い選手が生き残る練習をしているだけ」だと言います。

「野球のドラフトでは『サボっている選手を獲れ』なんて言葉が聞かれるくらいで、小中高で練習を真面目にやっていた選手はほぼ身体に何らかの問題を抱えています。身体が回復していない状態で練習をしても思うようなトレーニング効果は得られません。日々の練習は良いインプットをするために行うもの。良いインプットができなければ良いアウトプットはできないのです」

森本さんは練習をインプット、その結果として発揮されるパフォーマンスをアウトプットと表現します。良いインプットのためには適度な、質の良い休息を取ることもトレーニングに含まれる大切な要素だと言います。「特にサッカーは走ってボールを蹴るという動作が中心で、常に心肺機能と足に負荷がかかるスポーツです。この動きを週に何回も行うことで運動機能障害に対するリスクが高まるのです」

■ひとつの競技に集中する日本は特定箇所を痛めやすい
森本さんがトレーナーとして活躍したアメリカでは、子どもたちがひとつの競技だけを集中して行うことはありません。小中学生は3つから4つの競技を掛け持ちでプレーして、高校生も2つ以上、大学やプロレベルでも複数の競技を並行して行う選手が少なくありません。

「アメリカではローテーションでスポーツを行うので、特定の箇所に負荷がかかりすぎることはありません。日本では早くからひとつの競技"だけ"をプレーすることが良いとされているので、特定の故障を引き起こしやすいという事情もあります」

子どもたちの運動能力を高めるためには早いうちから取り組むのは良いのは間違いありませんが、ひとつの競技に絞るより、いろいろな競技にチャレンジする方が、動きの多様性を身につける観点や将来の運動障害、故障を防ぐ意味でも有効なのです。森本さんはケガについての認識についても、日本ではまだ十分に理解されていないと言います。

「練習のしすぎでケガのリスクが高まることはわかっていただけるとおもいますが、ケガをすることで上達度、成長の速度が大きく変わってしまいます」痛みを持ってプレーする選手は本人が「プレーできる」と判断する痛みであったとしても痛みをかばうような動き、「代償動作」と呼ばれる動作を知らず知らずのうちにしています。この動きが選手のプレーに悪影響を与え、悪いクセが付いたり、いままでできていたなんでもないプレーができなくなったりしていくのです。

成長期の子どもたちは、オーバートレーニングによって得るものより多くものを失っています。小学生のときはずば抜けたテクニックを持っていた選手が、年齢を重ねるごとにぎこちないプレーをするようになり、むしろ下手になっていくようなケースは「早熟だった」わけでも「才能がなかった」わけでもなく、ケガによる身体や感覚の変化に答えがあることもあるのです。こうした問題から子どもたちを守り、本来できるはずのプレーを続けさせてあげるためにはどうしたらいいでしょう?

どこまでやったらオーバートレーニング?休むって具体的にどうすればいいの?疑問は尽きませんが、この問いに対する森本さんの解答は次回。まずはひたすらに身体を酷使し、練習に励んでも、選手寿命を縮めたり、本来できるはずのプレーやパフォーマンスを発揮できなかったりするリスクがあることを知ることから始めましょう。





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