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佐渡考察BLOG

黄金の島と朱鷺の住まう島。
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つぶやきを綴る

図書館戦争?

2013年05月16日 13時22分02秒 | 地域考察

金井にある中央図書館をのぞいた他の図書館(室)の司書を不在として1館9室の経費削減をうちだした市政の図書館経費削減政策。

3月ごろから問題提起されていた。

5月16日付け新潟日報佐渡版で、市政の図書館経費削減政策の見直しを報じている。司書の不在こそ免れたが人員削減のままである。

 

「佐渡市図書館の未来を考える」ブログ

http://sadolibrary.jugem.jp/

市政における図書館政策やいままでの図書館の取り組み、市民の声が取り上げられている。

 

図書館は文化の土台たるもので軽視してはならないと小生は考える。

削減策の中に新規図書購入なし、人員削減。

佐渡市のホームページなど行政のうたい文句に「伝統と文化」がある。それぞれの地域(地区)の図書館の史料には伝統と文化が残っている。

市政は地域(地区)の核たるものを無くしたいのだろうか。

 


世界遺産における考察

2013年05月15日 10時57分53秒 | 地域考察

ちょっと前に、簡単ながら世界遺産における富士山登録と佐渡金山のことについて書いた。

今回もそのようなことについて書きたいと思う。

 

近代遺産について産業遺産として高沢地区の選鉱場がはいっているが世界遺産登録として周辺地域に含めるとしたときに相川病院を含む敷地周辺建築物がマイナス要因となり、登録の機会を逃すものになるだろうと考える。

景観が非常に悪いのだ。

ここに選鉱場付近の写真があるが、当初、このブログの頭に背景写真として使おうと考えた。でも使わなかった。

何故か?

そこに、観光要素に不要な病院が写りこんでいるからだ。部分カットなどして写り込まないなどしても、現地に行けばその風景を見たときに違和感を感じあきれ果てるだろう。

いくら相川病院の流れが鉱山病院からあるとはいえ、異次元のものとして存在しているとしか感じられないのだ。

佐渡金山の歴史とその周辺の景観を考えたとき、相川病院はネックになる。

この場所には駐車場又は低層の建築物に留めるべきなのだ。

このまま、相川病院が居座るとするならば、景観の損失と世界遺産の登録損失のダブルパンチで終焉すると考える。

 

小生の考えとして解決策。

周辺は、京町地区、佐渡奉行所と歴史観光施設があるが駐車スペースがない。相川病院は羽田浜エリアに移設するなど考えるべきである。

そして、相川病院のあったところは駐車場の確保と観光案内所(ガイド人)の中心施設、選鉱場の資料館を設ければいい。金山地区、奉行所、京町に近いなどアクセスが良好である。

また、かつてはトロッコ(鉄道)が金山~大間港の間を走っていた。金山~選鉱場跡だけでもトロッコを復活させれば近代産業遺産としての格好はさらに箔が付く。佐渡金山に展示しているだけではもったいない。

動く産業遺産も必要なはずだ。

 


次は佐渡金山に世界遺産を・・・

2013年05月09日 11時53分18秒 | 地域考察

富士山が世界遺産に登録されたニュースがゴールデンウィーク中に飛び交った。

小生はゴールデンウィーク中に体調を崩してだんまりな状態となっていたわけだが・・・。

 

富士山の世界遺産における意気込みと努力の甲斐あって登録となったわけだが・・・。

佐渡における意気込みと推進活動はどうなのだろうか。

佐渡金山と周辺地域、文化遺産として残しておけるものは・・・。

ただ、残念なのは産業遺産にしても本来残しておくべきであろう物を失ったものもある。これを如何に補完していくか。

広域過ぎてもだめ。

江戸時代の大久保長安が築いた金山と文化の点と線、明治時代の高任の鉱山技術革新の点と線を結び、それぞれを整理して景観を含めつつ整備していかないといけないのだろう。

 

 


佐渡は大きい・・・

2013年03月29日 16時02分30秒 | 地域考察

住んでいて佐渡市は大きいということを感じる反面、住所を見たときに何地区(旧市町村)なのかが把握できないということを感じる。

あまりにも大きすぎで分からないのだ。

このときに地図やなんらかで調べてみれば位置がわかるものの、旧市町村単位でエリアを区切り、○○地区としてある程度認識できるようになる。

頭の中は未だに旧市町村なのだ。

これを是正できないものか・・・。

 

たぶん、無理。

旧市町村の地名で精一杯なところに島内の地名すべて小字(こあざ)を覚えるなんてね。

 

個人的な提案・・・。地名の区付けを出来ないものかと思うんですよ。

 

「佐渡市 両津区 湊」、「佐渡市 相川区 羽田一町目」 のように。

 

かつての市町村の区割りでもいいけれど、せっかく市として統一したのだから行政単位(支所、サービスセンター)の管轄くらいで分けれたらと思うんですよね。

政令指定都市のような区分けになるけれど、市としてのレベルは一般の市とは変わらない、でも市の土地の広さでこのような特例市区分ができるとある程度地理的把握、旧行政機関の整理もしやすくなりそうな気もしますね。

区分けして特色ある特区を作ってもいいかもしれません。

 

妄想的区分

相川区・・・相川町          (観光と歴史の特区)

両津区・・・両津市          (玄関口と産業の特区)

中央区・・・金井町、佐和田町      (行政と商業の中心特区)

国仲区・・・畑野町、真野町、新穂村   (伝統と文化の特区)

羽泊区・・・羽茂町、小木町、赤泊村   (海と山、自然特区)

 

ブロックで「特色のあるまちづくり」を推し進めていけば、観光PRにもある程度の強みができると思うんですよね。

広範囲に同じことやるよりは、一点に集中。

点と点を線で結ぶ、観光ルートの構築をしていかないといけません。

 

 

 


先は明るいか?

2013年03月28日 22時12分46秒 | 地域考察

厚労省の推計で2040年の日本における人口の推計が発表された。

少子化によって、人口減は目に見えているが・・・

 

2040年の都道府県の人口見通しと65歳以上の割合

http://www.nikkei.com/article/DGXZZO53282660X20C13A3000000/

新潟県は「人口 179万1千人、 高齢者割合 38.7%

 

佐渡もこれを見るに人口の減少もまぬがれないわけで。2040年には3万4千人くらいにまで減少するとか新潟日報の紙面に載っていたような。

高齢者割合は見落としたが、半数はいってたかも。

 

 

どうしたらいんでしょうね。


ライブカメラは何処に目を向けているか。

2013年02月16日 13時04分21秒 | 地域考察

佐渡市のホームページを見ていると、特別サイトの欄に「今日の佐渡(ライブカメラ)」という項目があり、アクセスすると今の佐渡の様子を見ることが出来る。

 

■今日の佐渡(ライブカメラ)サイト

http://www.city.sado.niigata.jp/today/index/index/index.html

 

ライブカメラを見ていると面白いし、いまの状態がどうなっているかが分かって良いと評価が出来る。

しかし、残念なのはお役所が考えてなのか、設置箇所というか撮影ポジションが悪いところがあるし、そのLIVEカメラの目的が良く分からない。

観光を目的とした佐渡のPR強化としてなら、設置する予算があるならば、「佐渡金山・道遊の割戸」と「トキの森公園」を追加するべきだろう。

 

個人的な評価を下すなら

↑(ベスト)

 1) 相川春日崎 ・・・ 相川(総合庁舎)から撮影。佐渡らしい風景の撮影でGOOD。

 2) 大野亀・二ツ亀 ・・・ 佐渡の観光地としても名高い。原風景でいいかも。

 3) 赤泊港 ・・・ 赤泊港周辺を望む。田舎の港町らい風景でいい。

 4) 両津港 ・・・ 佐渡汽船ターミナルからフェリーの発着を見れる。

             視点が高すぎるため天井が被る。タラップが完全に見れるまで下げるべき。

 5) 新穂ダム ・・・ 佐渡でも有名なダム。 

 6) 沢崎鼻 ・・・ 日本海を望む。カメラの位置が悪いのか、今の冬の時期は風雪で雪で景色がみえない。

             灯台と海を重ねて撮影できるようなものでもいい。

 7) 両津文化会館 ・・・ 両津湾、市街を展望。2/3を空が占める。カメラの視点ずれ、ここに設置する意味すらわからない。

               両津郷土博物館付近から加茂湖を望み、市街地を撮影するくらいのことを。両津港と視点が重なる。

 8) アミューズメント佐渡 ・・・ 真野湾を展望。手前の駐車場をメインに撮影。何をしたいのか?

                   佐和田ビルあたりから市街地、真野湾を展望する撮影に切り替えるくらいしないと駄目!

↓(ワースト)

 

ホームページでLiveカメラのサイトを閲覧する目的は誰であり、何であるかを考える必要があるのではないか?

 


廃屋の問題

2013年02月15日 14時11分07秒 | 地域考察

2/15付、新潟日報地域情報の佐渡版で小木港のそばにある廃業したホテルの跡地が問題となっている。

ホテルが廃業となったために廃屋になって、建物の損傷が酷く歩道の通行に危険をさらすまでになったしまった。と、報じている。

廃屋の問題はこういった倒産により管理者不在ばかりではなく、一般の市民にも廃屋問題が進行している。

高齢化社会により、いまの佐渡には年寄りだけの世帯が多い。生きているうちはいいが、死んで家主が居なくなった家がぽつりぽつりと増え始め管理できぬまま放置となる。

多くは遺族がその家を引き継ぐだろうが大半が佐渡におらず、島外となり管理が行き届かない。

使われなくなった家は自然と朽ちていき、廃屋と化す。周辺を危険に晒す。

 

小生が住んでいる地域も家主が死去などで居なくなった空き家が目立ち、廃屋化に至っている。商業地域やその近辺でこの廃屋を見るのは忍びないし、景観も悪い。ましてや観光地の輸送幹線にこれらを晒すのは心象によろしくないともいえる。

 

では、これらの解決に至らせるにはどうするべきか。

  ・廃屋に関する是正対策条例の制定

  ・(1) 廃屋の更地の支援(税制優遇)

  ・(2) 廃屋の市有地化(市の全額負担で更地にすることで市有地として接収。その後、入札で売却。不動産の流動化を図る)

家屋を取り壊すにもお金が掛かる。負担を減らせれれば変わるのではないか。

 

(2)の市有地化には別の目的もあって、限界集落地の移住に商業圏域の市有地への移住を検討できるのではないか。

限界集落に買い物困難者、通院困難など老齢化による生活の不自由があるが、商業圏域に移住できればだいぶ変わるだろう。

以前に両津や佐和田など市街地のドーナッツ現象化を述べたが、中心部の不動産の流動化がないために膠着状態となって発展が妨げられている。

中心部も再開発ができるような流動化要素が必要だろう。


小学校の統廃合

2013年02月06日 11時13分00秒 | 地域考察

先日、小倉小学校の閉校式をケーブルテレビのニュースで取り上げていた。

人口減する佐渡の中ではいかたしかたない流れか。

 

小生が住む佐和田地区も少子化の地域であることに変わりは無く、一時期、母校の河原田小学校が廃校になるのでは?といううわさがとびかったことがある。町の中心部にあり、児童数もそれなりに居て、そこそこの一等地にある小学校を廃校にするというのは不思議であった。

まあ、統合するということなのだろうが、一時期は二宮とくっ付くのではとまでささやかれたものだ。

だが、今のところ統廃合はきかない。でも、将来的には出てくるだろう。佐渡市の財政もいいわけではない。

そのとき、統廃合は問題はいずれでてくる。小生の個人的考えでの統廃合案は以下のように考えている。

 

(廃校)   (統合校)   (廃校)    現状維持

八幡小 → 河原田小 ← 沢根小    二宮小

58     140     52     158

 

バスの終着点は河原田にあり、通学に不便を要さない。現在、バスの経営赤字が懸念されているが、児童がバス通学に利用することである程度の経済効果をもたらす。

統合先の河原田小に児童収容のキャパがあるかといわれれば、十分にあるだろう。かつては全学年2クラスあり、30人×2=60人×6=360人を擁する小学校であった。統合しても250人。十分に対応可能だ。

廃校となる2校には老人養護施設など核となる形にもって行った方がよいのではなかろうか。

前に限界集落のことについて述べたが、近辺に高齢者をフォローできるある程度の規模の敷地と施設がないといけない。

それが有効に使えるのが小学校ではあるまいか。

 


限界集落について

2013年02月01日 10時18分10秒 | 地域考察

限界集落とは

過疎化と高齢化の進行により、冠婚葬祭や道路の管理など共同体としての機能が低下し、存在の限界に達している集落のこと。中山間地や離島を中心に、数が増加している。
「65歳以上の高齢者が半数超」のほか、小規模集落の場合は「働き盛りの壮年人口が4人未満」と定義される。過疎化がさらに進めば最終的に無人化して消滅に至る。


佐渡に至っても限界集落という定義に入るエリアになる。


小生の居住エリアに関しては近辺に商店街や行政施設等があり不便がないが町内会エリアで考えると限界集落になる。さびれた商店街にわずかにみえる通行人と客歯抜けに空き地と化して拍車をかける。

家こそあるがそこには高齢者か故人となった空き家が並ぶというありさまだ。

東京ではドーナッツ現象という都心から郊外へと移る住宅事情があるが、佐渡に至っても似たように旧商店街を中心とした郊外に居住エリアができ、別の事情に旧商店街エリア中心に老齢化社会が構築されているという残念な状態となっている。

商業地である両津湊地区、金井千種地区、佐和田河原田地区など空き地となっている箇所をよくみかける。島内の少数世帯、生活困難な限界集落の住民を移住させ、個々の限界集落の集約化が出来ないものだろうかと考えてみたりした。生活困難者を救済するという案だ。

当初はこれもいいとは思ったが、限界集落を調べてみるとそうは簡単ではないようだ。その土地に永く住み、伝統がある。それを捨てるのは容易ではない。小生が考えた案もそれは都会に住んでいる、官僚が考えるような案だそうだ。

 

集落には集落の事情がある。それに応じた対策が必要であると痛感した。