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Firenze

旅の思い出

土建屋に必要なものは

2007-12-20 22:34:20 | Weblog
 これも父の言葉ですが、

「土建屋に必要なものは3つ。度胸、勘、経験。頭文字をとって、DKK。」

 部下は大学出で優秀。自分は二流。質問されても答えられない。返す言葉はただひとつ。

「どうして、そんな簡単なこともわからんのか。自分で調べてこい」

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ネコロンビア大学を卒業して

2007-12-20 22:29:38 | Weblog
 昭和30年代をネコロンビア大学で過ごした後、父には運らしきものが向いてきます。

1)昭和40年代、日本列島改造論に沸く。
 岡山市郊外、倉敷市に川崎医科大学開学。その工事にたずさわります。資材の購入部門を担当させてもらう。

2)昭和50年代。
 岡山市郊外(東側)に、松下電器がビデオ工場新築。この工場の新築工事には、工事荘責任者として担当。当時のビデオ工場の担当者、谷井さんと知り合う。まだ、ビデオデッキが日本では普及していませんでしたが、テレビ放送が十分ではない、アラブ周辺の国々のお金持ちには、圧倒的な支持を受ける。海外向けに生産を開始するが、やがて、日本国内でも、ビデオデッキは徐々に普及し始める。

 その時の父の言葉「100mの工場の建物を建てるにあたり、誤差は2mmとします。ビデオのヘッドの精度はどの程度ですか。」

 谷井さん「ヘッドの精度はそれより低いです。」

 山下「土建屋にできることが、どうして電器屋さんにできないのですか」

 谷井さんは、その後、松下電器社長として、大抜擢を受ける。

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解剖実習も佳境に入り

2007-12-19 18:22:29 | Weblog
 解剖実習も佳境に入り、学生さんたちは生き生きとして、作業をこなしています。

 一方では、年度末も近づき、2月に行なわれる試験のこともそろそろ気になり始めている様子。週に4回実習がありますので、疲れもピーク。今週さえ乗り切れば、しばしの冬休み。

 お手伝いをする私たちも、実習中に学生さんといろいろなお話ができました。それぞれの学生さんの気質、性格を理解できると、自然と会話もはずみます。

 楽しく過ごして、皆さん進級してください。

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忘年会:中学校の同級生

2007-12-19 07:13:47 | Weblog
 中学校の同級生が20人ばかり集まって忘年会をしました。大学を卒業して、首都圏で働いていた同級生の中にも、転職して広島に戻ってくる人間もいます。

 東京では、学校の同窓会をやっているようです。広島に戻ってきた同級生の話を聞くと、東京で活躍している同級生の顔が、中学生のままの顔で浮かんできます。

 集まった同級生は、職種や環境はちがっても、皆それぞれ元気に過ごしているようです。「凛」とした同級生の元気な姿を見るだけで、こちらもうれしくなってきます。

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ヨーロッパの木の製品に対するこだわり

2007-12-18 07:03:58 | Weblog
 ヨーロッパの現在の生活の中には、木への思いが感じられます。

 まず、木のおもちゃ。これは手に入れた当初は、電池で動くわけでもないのですが、何となく温かみを感じます。しかも、本当に長持ちします。

 ヨーロッパの人たちにとって、木の製品というと、「温かみ、ぬくもり」を感じるようです。

 室内を改装し、木板で床を張り替えます。照明も、蛍光灯は使わない。蛍光灯を日本人は好きですが、ヨーロッパではオフィスには使われても家庭では使いません。

 できるだけ暖かみを感じさせる照明。それも間接照明を多用するようです。スポットライトを天井や壁に当てて、その反射光で部屋全体を薄暗く照明します。その中に映える木の床、木でできた家具。

 これが、ヨーロッパの人たちが理想とする、家庭のぬくもりのようです。

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予科錬から帰ってネコロンビア大学を卒業

2007-12-17 07:51:58 | Weblog
 予科錬から帰って、10年後には結婚。しかし、結核を発症。2年間の闘病生活を余儀なくされます。

 今は廃院になった広島県立 井口(いのくち)病院。その病棟の2階の端っこが父親のいる大部屋。今でもその病院の姿と大部屋が脳裏に浮かびます。

 何もできない毎日。同僚は建築現場で活躍しています。しばらくすると、会社から休職扱いにするので、給料を減額するとの連絡が入ります。

 子供はいる。祖父、祖母は大阪の池田にいたのですが、破産して広島の自宅にころがりこむ。窮地に追い込まれます。

 何もすることがないので、勉強でもするかという気になったといいます。努力のかいあり、一級建築士の資格が取れました。

 入院も2年になろうという頃、会社から給料支給停止を告げられます。ところが、運というか、病院の先生から退院の許可がおります。

 かろうじて、会社に復帰できました。上司は「山下君、会社に来て座っていることはできるか」

 「できます」

 「結構。給料を全額出そう」

 何とか、希望が出てきました。同僚の方は、皆忙しそうに働いています。会社にいる限り、一級建築士の資格は必要ありません。何のための資格だったのかとの感覚が頭をよぎります。

 そうして、無事定年を迎えることができました。すると、いろいろな会社から、誘いがありました。一級建築士の資格をもつことが条件だったようです。

 父親のことば「人生何が幸いするかわからない。井口病院で寝て過ごしていたからこそ取得することができた一級建築士の資格。これが定年後にこんなに役に立つとは思わなんだ」

 「わしはネコロンビア大学卒業だ」

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予科錬から帰って

2007-12-17 06:35:51 | Weblog
 父親と祖父は、会社こそ違いますが、同じく土建屋です。祖父は大工。そんな学校が今もあるのかどうか知りませんが、神戸小学校卒業。父は設計士。

 祖父の口癖は、3つあり、
1)建築屋は、家を空けることが多い職業なので大変だ。

 実際、父は、私が30歳になるまでの間、建築現場を転々と移動。実に20年間は別居。お盆と正月には家にいるのですが、それが過ぎると職場に戻り、何となくさびしかったのをおぼえています。

2)大きな自宅を建てると、家に人が寄り付かなくなるし、その家庭は不幸になる。

 この点は、我が家は大丈夫でした。二等辺三角形の土地に建つショートケーキを模した自宅でしたから。

3)祖父にとって、父親は「予科錬に志願した。どんなに心配したか」

 この心配は、父親の突撃で現実のものとなるはずでした。戦争が半年長引けば、間違いなく特攻隊員としてしんでいたわけです。

 これは、何年経っても、親子けんかのねたになり、両者が言い合っていました。

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予科錬

2007-12-16 07:22:16 | Weblog
 私の父親は、戦争中は海軍に志願して、予科錬でパイロットとして訓練を受けていました。奈良空一三部隊です。

 同期の半分は特攻隊として出撃して死亡。戦争が少し長引いていれば、同期は全員死亡していたはずです。

 ある時、奈良でその残った同期が集まりました。訓練の時の宿泊施設がそのままの姿で残っていたのには感激したようでした。予科錬では、食事当番にあたると、自分の茶碗にご飯を大盛りにして、さらにぎゅうぎゅうに押し付けて、またその上から盛っていました。父が、自分の席に座って待っていると、教官がやってきて、

「全員起立~。笛が鳴るまで、右回り~」

ピー。「座れ~」となって、せっかく大盛りにした努力もかいなく、普通盛りの食事の前に座ることに。

 飛行機は、グライダーから、主翼が2枚の練習機などに乗っていたようです。私が子供の頃は、空へのあこがれが忘れられないのか、いつも竹ひごの飛行機(ゴム動力)を作っては、太田川の河原で飛ばしていました。

 予科錬で身についた習慣は、1)服の着替えが恐ろしく早い。2)起床ラッパのまねをする。「起きろよ、起きろよ、みな置きろー。起きろよ、隊長さんのお出ましだ~~」。3)敵機を探索するきょろきょろ運動をする。

 写真の中で見る、予科錬の父は、自信に満ちた若者です。中央にいる教官の落ち着いた様子は、厳しい戦局にあっても、最後まで海軍としての誇りを失わなかった軍人の心模様を反映しているかのようです。

 私は戦争を賛美するものではありませんが、こういう時代がほんの数十年前にはあったのだとの感慨を深くします。

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建設業界の不況

2007-12-15 07:16:27 | Weblog
 建設業界は今苦しんでいるようです。

 その原因を考えてみました。

1)原材料費の高騰。原油をはじめとして、原材料費が上昇しているため、収益を圧迫している。

2)姉歯建築士の建築確認申請の偽装問題が尾を引いて、一般の建築物件の建築確認の作業が遅れがちになっていること。

 そのため、工事ができずにいる。

3)公共工事の削減。
 地方自治体の財政が厳しく、歳出を見直す動きがここのところ続いている。そのため、喫緊の工事以外は、発注されない。

4)公共工事の談合問題から、入札が厳しくなっている。
 以前ですと、建設業界は、公共工事で儲けて潤ってきたわけです。競争入札の際にも、事前談合で落札業者を内々に決定しておく。これによって、工事価格を維持できるというメリットがあると同時に、工事が特定の業者に偏らない。そのため、各社の能力を80%なら80%と維持できていた。ところが、入札が厳密に行われると、低価格で落札する業者に工事が集中し、その業者は工事の竣工時期のずれ込みが生じる。一方で、落札できなかった会社は、設備と人をあそばせておくことになる。

 以上の3点の理由により、建設業界は現在低迷が続いていると判断しますが、いかがでしょうか。

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仕手戦

2007-12-14 17:53:50 | Weblog
 今週は、クラリオンの仕手戦が激しく展開されました。筆頭株主に日立製作所が名乗りを上げたこともあり、買いの勢いがついた模様です。

12月14日 終値274円 出来高 16,741千株 
   13日   280円     30,682  本年最高値320円を記録。
   12日   290円     13,792  
   11日   273円     7,831
   10日   277円     16,066

    7日   259円     8,601
    6日   249円     5,073
    5日   247円     4,607
    4日   236円     2,435
    3日   242円     4,025

11月 1日   204円     2,289
10月 1日   156円     3,583
 9月 3日   151円     887
 8月 1日   166円     1,478
 7月 2日   171円     670

 これが、世にいう仕手戦かと感心して見ていました。

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