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Firenze

旅の思い出

公用車

2007-12-13 07:34:46 | Weblog
 過日、三菱〇〇会社の取締役の方とタクシーをご一緒することがありました。

 「なぜ取締役ともあろう方が、会社のご自分専用車をお持ちにならないのですか」

 「私は平取ですから、とてもとても、専用車なんかつけてもらえませんよ」

 「それに、専用車は高くつくんです。
クルマの購入代金と償却
クルマの維持費・駐車場所の確保
専用運転手さんの給料が年間数百万円。

 もし、タクシーを使うとすると、安いもんです。日に3万円乗ったとしても、年間で600万円。よほど安くあがります。」

 そうか、そんなふうに考えるのだと感心しました。

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学生さん:多彩な構成

2007-12-12 07:25:06 | Weblog
 解剖学実習は、回数も多いし、時間も長いので、学生さんといろいろなことについてお話しすることができます。

 また、学生さんは、学業以外に趣味・クラブ活動と幅広く活躍していますので、教えを請うことができます。

 例えば、
1)筋肉トレーニングのやり方
2)ギターの奏法

 当方は、芸もないので、あまり学生に尋ねることもできませんが、助かります。

 学生さんも現役か1浪で入学してきている方が多い中に、社会の意外な分野で活躍してこられた人もいます。

 国際線の定期航空便のパーサー(スチュワーデスさんの統括係):飛行機に事故が起こった時に、けが人の方に何も手当てをして差し上げることができず、考え直して、医学部に入学しました。

 多彩な才能をもつ学生さんが医学部に入学してこられるのは、かんげいすべきことだと感じます。

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回数券

2007-12-11 07:32:03 | Weblog
 作家の深田祐介さんがおもしろいことを言っていました。

「私は、毎日の食事を回数券で食べているんです。あと生きられる年数×365日×3の回数券があります。1枚として、無駄に使うわけにはいかないんです。」

 むべなるかな。

 私には、50年先の世界はないわけだけれども、自分たちの子どもの世代は、70年先まで生きなければならない。

 何が、子どもに待っているんだろう。いい人生を送ることができればいいがな、と親として考えます。

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運動クラブの練習

2007-12-10 19:26:45 | Weblog
 愚息の属するサッカー部では、顧問の先生が変わって、ボールを使わない練習に特化。

 走りこみの毎日。脱落して退部する生徒まで出る始末。

 愚息も変わりました。中学校の時には、「今日はサッカーの練習日だ。うれしいなー」と家を出ていたのが、「全力疾走を2時間続けさせられるのがどんなにしんどいのか、わかっとるのか」という言葉を聞かされる毎日。心配でした。

 最初、私は内心この練習方法に疑問を持っていました。せっかくの、「サッカー大好き」の心をねじまげて、サッカー嫌いにしてしまうのではないか。何のためのサッカーなのかと。

 しかし、その後、考えを改めました。その先生の練習方法には、一理あると理解したからです。

 公式試合で、結果が出始めたのです。

 結果が出始めて、最初は内心、サッカーから気持ちが離れていっていた愚息の心に変化が見えました。

 公式試合での好結果のおかげで、結局愚息はひそかな自信をもちはじめたようです。

 最近では、「サッカーほどおもしろいスポーツはない」と、以前の愚息に戻りました。

 「サッカーは目を使って行なうスポーツだと思う人がいたら、その人はまだしろうとだ。サッカーは耳を使ってはじめてできるスポーツだ」

 「耳は、背中方向を見る目だ。耳があってはじめて、背後の敵の動きを見ることができる」

 愚息がサッカー論を始めると、最近ではとまらなくなりました。テレビでサッカーの試合を見ていても、愚息の解説は、こちらが思ってもいないことを指摘します。

 自主練習も再開。自宅前の広場(20m×60m、芝生)で、トレーニングです。自分の部屋では、練習日記をつづる毎日。

 ひと安心。

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クルマ社会の到来から現在まで

2007-12-09 07:44:01 | Weblog
 私の時代は、まさに「クルマの誕生から先行き不安な今日まで」の大きく変貌を遂げた時代だと思います。

 子ども時代には、親が大切にスバル360を磨き上げていたのを思い起こします。

 それ以降は、徐々にクルマ社会もこなれてきたというか、成熟の度を加えます。

 そして、今は、このままクルマ社会が続くかどうかわからない、まさに不透明な時代を迎えています。

 アメリカ、ヨーロッパでは、クルマ社会は、1920年代に訪れていたわけです。しかし、日本では、一般の国民がクルマを所有して、その恩恵を享受する時代はやはり、1960年代以降ということになるでしょう。

 そう考えると、まさに、私たちの年代はクルマ社会の誕生から変革(=終焉?)までを、1つの世代で見てきたといえるでしょう。

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公務員住宅

2007-12-08 17:52:24 | Weblog
 国の財政状況はいよいよひっ迫しているようです。

 国債の利払いに10兆円。消費税が5%。消費税のうち、1%は地方に分配されます。残り4%ですが、1%の消費税が2兆5000億円の収入になるといいますから、消費税のうち国の取り分は全て国債の利払いに当てられているという計算になります。

 さらに、国のいわゆる可処分所得にあたる金額の50%が社会保障費のために使われています。

 これでは、日本の国が苦しいのは当然でしょう。

 国としては、お金になるものは売ってしまうという方針です。まずは、国有地の売却。公務員住宅用地も売却。

 私が住む公務員住宅は、20数棟あるのですが、すでに、20棟の住人が退去。空いた土地を来年4月に競売にかけるようです。

 国有地を売却しても、お金が入るのは1回きりです。それによって得られる収入は、知れていると私は見ます。

 私の住む公務員住宅には、税務署勤務の方がたくさん入居しています。たいがいが3年で転勤してゆかれます。中国地方内で動くことが多いので、一家が転居ということになります。新任地で、新規に一般の賃貸住宅に入居するための費用はばかにならないと思います。そのためにも、公務員住宅は必要と考えますが、なかなかこれは国民の方々の理解を得るには至っていないようです。

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ヨットの楽しみ:食べる

2007-12-03 07:46:44 | Weblog
 ヨットの楽しみには、船内で料理をすることもあります。

 愚息とその友人あわせて3人で、近くの漁港でメバル釣り。釣れた魚を早速ヨットに持ち込み、オリーブオイルで焼いて食べたそうです。

 おいしかったと3人はいずれも満足顔です。

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次世代の自動車エンジン

2007-12-01 20:00:12 | Weblog
 次世代の自動車エンジンはどうなるのでしょうか。

1)トヨタをはじめとするハイブリッド型。
2)欧州車を中心とするディーゼル型。
3)マツダが開発を進める水素エンジン。

 このうち、今まで試乗したのは、
1)レクサス GS 450h(ハイブリッド車)
2)メルセデス・ベンツのE 320 CDI Avantgarde(ディーゼル車)
の2種類です。

 レクサスは、以前 GS 430というガソリン車をまるまる2日間借りて、250kmほど走ったことがありました。同じタイプのクルマで、ガソリンエンジンのタイプの走りを知っていましたおかげで、同じ GSシリーズのハイブリッドエンジンを積んでいるタイプが、ガソリン車と比べて遜色がないことは実感できました。

 また、メルセデスのディーゼル車は、ディーゼル特有のエンジンの振動も全くない、すばらしい車であることがわかりました。ヤナセのセールス担当者も、「他のお客さんに、エンジンがガソリンかディーゼルかを知らせずに試乗してもらうこともあります。試乗が終わって、ディーゼルであることを知らせると皆さん一様に驚かれます。」と説明してくださいましたが、そのご発言もむべなるかなと思わせるものがありました。

 ただ、排気ガスに含まれる粒子状物質の多寡ということになると、トヨタのハイブリッド方式に軍配が上がるようです。

 粒子状物質の排出規制がまもなく始まるようです。そうなると、さすがのメルセデスのディーゼルエンジンも規制をクリアできないようです。そのため、欧州勢もディーゼルエンジンだけではなく、ガソリンのハイブリッド方式も開発を続けているようです。

 これから先、どのように展開してゆくのか興味が尽きないところです。

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もみじ銀行

2007-11-28 17:14:21 | Weblog
 もみじ銀行(旧 広島総合銀行)が実質的に倒産し、山口銀行に吸収されます。

 形の上では、一旦もみじ銀行が、もみじホールディングスという持ち株会社を設立し、山口フィナンシャル・グループと対等合併となりました。

 しかし、実質は倒産・吸収です。山口銀行にとって、広島進出の足掛かりとなるというメリットが生じます。

 実際、山口銀行は、広島に山口銀行の名前で支店を新規に3、4店鋪開設する予定です。

 合併式典は、下関市で行われました。もみじの支店長全員が下関に呼ばれたようです。バスを仕立てて、都落ちの旅をされたと聞きます。

 吸収に先立って、もみじは不良債権の回収にやっきです。きちんと担保を取りながらも、返済期間をさかのぼって、債権を回収しています。20年返済の債権について、債務者に担保差し押さえを迫ります。

 もみじの各支店長は、支店のもつ債権をいかにきれいな形に整えておくかが、本人のその後の昇進・降格・リストラ対象者になるかどうかの瀬戸際に立たされています。

 もみじには、すでに山口銀行から人が送り込まれていて、各支店の状況を逐一把握している様子です。

 そのために、いっそう過酷な取り立てが行われています。

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前立腺癌のホルモン療法

2007-10-08 21:07:30 | Weblog
 前立腺癌の治療は、外科的治療が主となります。

 最近は、診断方法も確立されてきました。

1)まず、血液中の前立腺癌特異抗原(Prostate specific antigen, PSA)のレベルの測定。他の原因で亡くなった後期高齢者の場合、前立腺癌が潜んでいる割合は案外高いので、むやみに手術的治療に持ってゆくのも問題とされていますが、経過を観察するためには、PSAはよい指標とされています。

2)PSAが正常範囲から大きく逸脱して上昇している場合、あるいは、低い値ではあるが、経年的にフォローすると確実に上昇していると判断できる場合には、生検(バイオプシー、biopsy)を行い、組織を採取する。具体的には、針状の組織採取装置を用いて、前立腺組織を左右、数ヶ所ずつ採取する。採取した組織の標本を作製し、顕微鏡で細胞が癌であるかどうかを診断する。

3)癌であれば、外科的治療を行う。前立腺は骨盤の奥深く、膀胱の下にいちしているので、手術的アプローチがむずかしい。従前からは、恥骨上端から、膀胱の下を進み、前立腺に達する方法が主流であった。この方法は、リンパ節郭清も合わせて行うことができるという利点もあるが、前立腺を摘出した後に、膀胱と尿道を吻合する際に、ブラインドで行うことを余儀なくされるという欠点がある。

 最近の方法としては、経会陰式手術が登場したことがあげられる。砕石位にて、会陰を見ながら、直接 前立腺に達する。この方法では、最短のルートで前立腺に達することができる上、前立腺摘除後に、膀胱と尿道を直視下で吻合することができる、骨盤神経叢を傷めにくいので、熟練した医師が手術すると、術後の神経脱落症状(勃起不全)が起こりにくいという利点がある。欠点としては、前方アプローチに比べると、手術がむずかしい、リンパ節郭清ができないことがあげられる。

4)さらに、前立腺癌が男性ホルモンに依存して増殖する事実に基づき、男性ホルモンのレベルを下げる、ホルモン療法が行われる。

 以前であると、精巣摘除術 Orchidectomyが行われていたが、現在ではLH-RH (Luteinizing hormone releasing hormone)の作用を持つ薬剤が開発され、これを注射することで男性ホルモンの作用を抑える。

 いずれにしても、以前であれば、死に至る病であるとされていた癌が、コントロール可能な病気に変ってきているという感じを受けます。

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