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Firenze

旅の思い出

学位審査の予習

2008-01-06 22:17:34 | Weblog
 月曜日には、学位審査(博士課程)を2件受け持つことになっています。

 その2名の方が書かれた論文を丹念に読みます。疑問点があれば、余白にノートしておきます。

 しかし、1名の方の論文は、どちらかというと記述的な研究ですので、どこがいちばんおもしろいところかが読み取れません。よーし、こうなったら、審査会場で質問するしかない。

「何がこの論文でいちばんおもしろいところですか」
「どうして、この材料を実験に選んだのですか」

 こういう風に、相手に尋ねて教えてもらうと、その論文のよさが理解できて、楽しい試問ができます。

 もう1名の方の論文は、すでに内容が有名になっているので、読んでいてすっきりわかりました。質問は、細かい点のチェックだけで終わることでしょう。

 これで、月曜日の学位審査の予習はおしまいです。

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格差社会を是正するために

2008-01-05 07:49:53 | Weblog
 格差社会を是正するために、民主党は、生活者の立場に立った改革を主軸に国づくりを考えてゆくべきだと思います。

 今の民主党では、自民党とどこがどう違うのか、全く見えてこないです。違いがない、似通った政党が政権交代をして、どんな意味があるのか。

 アメリカの政治、経済、社会、医療をまねることは得策でないでしょう。1日に8時間働く人には、正採用の社員、非正規雇用社員、派遣社員も等しく、同じ賃金、保険制度の体系に組み込まれるべきではないのか。

 生活者、勤労者の立場から、社会制度を見てゆく。これを明確にして、自民党との政策の違いを鮮明に打ち出すべきだと考えます。

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売れ筋のクルマから判断する、所得格差の増大

2008-01-05 01:11:07 | Weblog
 所得格差は増大していると感じます。

 売れ筋のクルマを見ていると、2極化しているのがわかります。
1)軽自動車、1000ccから1500ccのクルマの増加。
2)余力がある人は、排気量2500cc以上のクルマを求める傾向にある。さらに、ドイツ車をはじめとする、700万円から1000万円のクルマが売れている。メルセデスでいえば、Eシリーズレベル。

 この傾向が最近、一層顕著になっていると思いますが、いかがでしょうか。

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今年の経済は

2008-01-04 22:00:18 | Weblog
 今年の経済はどのように展開するのでしょうか。

 早速、師匠の川越さんと相談です。

 原油高、円高、アメリカの金融不安と種々のファクターが混在しています。

 大発会は、平均4%安で終わりました。内需は低調ながらも、堅調。輸出は好調。鉄鋼関連が輸出しやすい環境であることは確かです。

 2002年の企業収益の悪化、2003年夏場にかけての底。現在は、企業収益が底堅いので、5年前の悪い状況の再来があるとは考えられません。

 しかしながら、2007年後半から、企業業績は徐々に悪化をたどっているとの見方もあります。実際、株価はこの時期に低下傾向にありました。

 さらに長期的に見ると、個人消費はさらに低迷が続くと考えられます。その原因は、雇用形態の不安定化(派遣社員、非正規雇用の増大)による賃金の低下に求められます。実際、年収800万円台の家庭の収入は、ここ10年大きな変化がありませんが、年収500万円以下の家計においては、収入は低下しているとの報告もあります。

 このように、低賃金で働く人が増えるほど、個人消費は低迷を続けることでしょう。

 建築業界も、仕事はあるが、耐震偽装疑惑の反動で、建築確認に時間がかかってしまい、建設能力を発揮できない状況が続いています。

 しばらく様子見が続きます。

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写真入りの年賀状

2008-01-04 07:49:45 | Weblog
 写真入りの年賀状をいただくと、先方の最近のご様子が想像できて、なかなか楽しいものです。

1)日常の家庭の風景
2)どこかに出かけた時の写真(観光地や外国での記念写真)
3)七五三の記念写真

 どれも楽しく拝見しています。お子さん方が年を追って、大きくなってゆく様子がわかります。

 また、水彩画や、切り絵等の凝った年賀状をいただくのも気持ちのいいものです。宛名書きも、筆で手書きであったりすると、たとえその文字が達筆でなくても、送ってくださる方の気持ちが伝わってきます。

 私の年賀状は、そっけないものです。写真も入れない、イラストも入れない。宛名書きも、パソコンまかせ。少し違うのは、レーザビームプリンタで宛名を印刷しているので、文字がとてもきれいなことくらいです。それも受け取られる側にすれば、何ということはないでしょう。しかし、自分では、このプリンタが気にいっています。

 文字のエッジが立っているのです。にじみが全くありません。ひそかな自慢はこれだけです。

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年賀状:愛されるクルマ

2008-01-03 11:58:42 | Weblog
 友人からいただく年賀状を見ていると楽しいです。

 お子さんの写真も楽しいですが、ご本人たちの意外な側面が垣間見えるのもなかなかです。

 そんな中で、愛車の写真を載せている友人も多いです。愛車には、マツダのロードスター、RX-8、その他、ロードスター(カブリオレ)系が多いようです。

 マツダのクルマが愛されていることがわかります。特に、ロードスターとRX-8(または、RX-7)は、その人のライフスタイルを反映しているようです。

 このように、マツダが味のあるクルマ作りを続けていることに誇りを感じます。

 ご存知のように、マツダはヨーロッパでの評判がよいです。日本で販売しているマツダ車と、ヨーロッパでのマツダ車では、サスペンションが変更されています。それには理由があり、ひとつは、ドイツのアオトバーンに対応した高速志向、石畳が多いヨーロッパの道路に対応したサス、いずれにしても、日本仕様よりも一層固めのセッティングが施されているようです。

 ロードスターとRX-8以外のマツダ車もどちらかというと、スポーティー感を強調した車種でラインアップされていますが、これもやはり、ヨーロッパのテイストに対応させているためです。

 マツダのエンジニアの方(ボディー関係)とお話しする機会がありましたが、その方が強調していたのは、

「クルマは小さく見えなければならない」
でした。小さいクルマがきびきび走る。それがマツダの目指す方向性でしょう。

 いずれにしても、富士重工がスバル一本やりで味のあるクルマ作りを続けてその存在感を示したように、マツダにも、スポーティーなクルマを世に問い続けてもらいたいと思っています。さらにいえば、マツダのクルマを所有することによって、その人のライフスタイルが感じられるようなクルマ作りであってほしいと願います。

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産業構造の変化

2008-01-02 13:34:43 | Weblog
 新春を迎え、経済学の師匠の川越さんに新年のご挨拶をしました。

 産業構造の変化について、川越さんは言及。今の原油高は、1974年当時の第一次石油危機とそれに続く第二次石油危機にも匹敵する。今回、石油危機に陥らないのは、日本の経済がそれだけ腰のしっかりしたものに育った結果である。との趣旨。

 これから、日本がリードしてゆく業種は何かを議論。

 楽しいひと時でした。

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ギターの和音

2008-01-02 13:28:09 | Weblog
 私は、下手ながらも、クラシック・ギターをかじっています。

 うまくは弾きこなせませんが、調音をきっちりします。楽譜に書いてある通りに、フレットを押さえて、和音を鳴らします。

 すると、この世のものとは思えない和音が鳴るのです。この和音を考えついた作曲家は、人間の技ではないなと感じる一瞬です。J.S.バッハの和音も美しいです。

 楽譜は、シェークスピアが英語を完成した時代よりもさらに400年前に完成していたといいます。

 ライプチヒのJ.S.バッハのお墓の前に立ち、その和音を今も弾くことができる。バッハの偉大さを感じることができるとは、不思議な感じを受けます。

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イチョウ並木の消失

2008-01-01 13:31:01 | Weblog
 新年あけましておめでとうございます。

 大晦日は年賀状書きに追われて、一日を過ごしました。

 この年齢になると、年賀状は、差し出す相手への感謝の表現の場、「まだ生きています」のお知らせと位置づけています。そのため、簡潔を旨と心がけています。

 宛名書きは、年賀状ソフト「筆まめ」を使って、レーザープリンターで出力。時々、プリンターに葉書が詰まる以外にはこれといってストレスなし。裏は、職場の近所の印刷屋さんにおまかせ。

 では、なぜ一日かかったのかというと、それは、差し出す相手へ何らかのコメントを手書きで入れたためです。

 元旦を迎えました。今年は早速年賀状が届きます。送ってくださった方々の、うれしい気持ち、希望が伝わってきます。

 そんな中に、高槻の公務員住宅時代に知り合った方々から、悲しいお知らせが入ってきました。国の借金体質改善のため、現在、国有資産の売却を進んでいます。

 そのため、高槻の公務員住宅は取り壊し。土地も民間へ売却されるのでしょう。高槻の公務員住宅は、JR高槻駅の北側3kmに位置します。場所は日吉台という瀟洒な住宅街の一角。大きく2つの地区に分かれており、1つは、名神高速道路に平行して10棟が並んでいます。その数百メートルに沿って、イチョウ並木が植わっていました。地域の町並みにいろどりを添えていました。

 イチョウは、実をつけないものの、秋には黄色に色づく葉が本当に美しかった。御堂筋のイチョウにも負けないくらいです。

 このような美しい町並みを保存できない日本の国の貧しさを思わずにはいられません。

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マルニ木工(廿日市市)の倒産

2007-12-31 12:02:06 | Weblog
 本年はマルニ木工(広島県廿日市市)が倒産しました。

 家具としては、木の素材を生かした、最高級の家具を作るメーカーでした。

 倒産の原因にはいろいろあるのでしょうが、私の見るところ、「お客がついていけなかった」ことにあります。

 高級家具を楽しむという習慣は、今の日本にはありません。高級家具を求めることはしない。

 私の持論である「安いものを求める心が日本を滅ぼす」の一例といえましょう。安いものを提供するためには、造る側も、高級な素材を使う余裕はありません。安い材料で、いかに高級に見せるか、これだけでしょう。これが今の日本の姿ではないでしょうか。

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