KWATのblog三号二型

オレに模型を作る時間をくれぇ~っ!

続・「秋田の教育を考える会」の主張をチェック!

2005-07-14 02:30:30 | 社会
 次、公民の教科書、いきまーす!(^o^)/
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@公民教科書
扶桑社の公民教科書の表紙
冒頭グラビア「世界中で活躍する日本人」のトップが自衛隊。自衛隊を世界中に送ろうと言うことか?
 だから深読みすんなって。自衛隊がトップになってなにか不都合でも?
グラビア2ページ目。かつて侵略した北朝鮮、韓国、中国とのあらたな紛争を書き連ね、排外主義をあおっている。
 だからみんな事実なうえに、明らかな国家主権の侵害があるということを教えるのは大事でしょ。しかもその“紛争”のうち、飢餓に苦しむ子供(恐らく北朝鮮のことでせう)以外はこのところ反日主義が際だつ北朝鮮、韓国、中国から仕掛けられたという事実はスルーですかそうですか。
@改憲を扇動する「作る会」公民教科書
 そもそも憲法だって日本国民のための法律のひとつなのですから、必要があれば改正することは必要なのと違います?
「国民にたたえられた」などと大日本帝国憲法を絶賛する。
 何度も書きますが当時の事実でしょ。
他方で平和憲法はここでも押しつけ憲法。
 単なる事実だってのに~。
憲法9条の説明のはじめが「自衛隊の誕生」になっている!
 記述の順番にまでケチ付けますか。
「平和をめぐる問題点」が語られている
 いいことぢゃないですか。現在の世界に於いて日本がどのような位置にあるか、きちんと把握しないと未来志向の平和外交はできないでしょ?
「(現憲法は)国内はもちろん、国外にも広く受け入れられた」。。。帝国憲法は「たたえられた」で、現憲法は「受け入れられた」。明らかに帝国憲法のほうが支持されたかのようになっている。
 なんでそう斜め上から読むんでせうかね~。
@「国民主権」のデタラメな説明
国民主権を国家主権とすり替える!
 この写真に写った範囲の記述(というかイラスト)の、どこをどう読めばそう解釈できるんでしょ。教えてちょ。
ここの文章は必読です!↓
 おかしい、国あっての国民というごくごく当たり前のことがなぜ否定的に捉えられるのでせうか。あ、そうかこの団体の方は共産主義者でした。国なんて概念捨ててますよね
なぜか「国民主権」の項目なのに象徴天皇の説明が入り、天皇の写真がたくさん貼られている。
 国民主権だから「象徴天皇」なんですよ、と書いてるだけでしょ。
帝国書院は二つの憲法をこう比較している。ただしい!
 これはカリカチュアライズされすぎでしょ。どちらも一面しか捉えてません。あーそっか、つまり長崎に原爆が落とされたのは正しい、と言いたい?
@ジェンダーバッシング
 差別と区別を混同してますねあなた方は。もしかして意図的?
@「つくる会」教科書は絶対に採択させてはなりません!
 という主張を共産主義者がしています。絶対に賛同できません!

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6 コメント

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TBどうも (shun@娑婆に出る)
2005-07-17 11:39:15
TBどうもありがとうございます。

興味深く拝見いたしました。

まぁ、藤岡信勝の主張でしょう・・・と扶桑社の教科書はそんなものだと思っています。

一人の主張を教科書にしてしまう時代になったんだなぁ~とビックリしています。

彼の主張も、まぁ正しいのではないか?と思える部分はあるんですが、

日本のアジア侵略がアジアの自立に貢献したと思わせる部分は・・・この人完全に頭トンチンカンだなぁと思います(笑
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Unknown (みほり)
2005-07-17 12:31:19
>shun@娑婆に出る さん



>日本のアジア侵略がアジアの自立に貢献したと思わせる部分



 私は太平洋戦争の日本は中国以外のアジアと

戦争したとは考えていません。アジアにあった

ヨーロッパ、アメリカ勢力と戦ったという見方

です。確かにアジア諸国の独立は戦後になって

からの後出しジャンケン的な見方ですが、日本

指導部に曲がりなりにも「大東亜共栄」の名の

元に各国を独立させた事も事実です。

 あと、当時は帝国主義が当たり前の世界だった

事も忘れるべきでは無いでしょう。その中での

東南アジア独立は特筆されてもおかしくないと

思いますし、日本の西欧列強に対する(一時的)

勝利が心情的に被征服地域の住民を立ち上がらせ

る効果を生んだ事は無視すべきでもないと思い

ます。我々は学生の頃から自虐的な教育をされる

べきではないと思います。その辺を考えさせる教育

はせめて高校大学のレベルから行うのが妥当では

ないでしょうか?
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Unknown (shun@娑婆に出る)
2005-07-17 13:15:05
私も最初は藤岡さんの本は魅力的だと感じました。

ただ、『日本指導部に曲がりなりにも「大東亜共栄」の名の元に各国を独立させた事も事実』・・・というのが、ホントかな??と思ってください。あなた自身が調べてみると、おぃぉぃ具合が分かるのではないでしょうか。(藤岡さんの本とそれに反対する本だけではなく・・・)



例えば、日本軍がやってくる前に、すでにフィリピンはアメリカからの独立のための経過措置期間にありました。アメリカも承認していました。コモンウェルスもあったし、普通選挙も実現していました。10年後に独立するために、国内を整備していたのです。

日本軍が来ても来なくても、どちらにしても独立していたのです。

それを藤岡さんたちは「日本が独立させてやった!」と言うんですが、それは余りにも説明が不合理じゃない?と私は考えています。



これまでの歴史教育の良し悪しはともかく、日本の歴史教育以外の観点(つくる会vs反対派・・・ではない)で、歴史を見つめる視点をお持ちになれば、もう少し多元的な見方もできると思いますよ。
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一事は万事ではないわけで (KWAT)
2005-07-17 22:58:03
>>shun@娑婆に出る さん



 ようこそいらっさいました。つくる会の教科書が藤岡氏の主張のみで作られているわけではないと思いますが、日本のアジア侵略が云々、の部分はワタシ的には全部が全部そうではないだらう、と思ってもいます。



 とはいえ、仰るとおりフィリピンは放っといても独立したかも知れませんが、他のアジアの植民地もそうであったというわけではないですし、事実インドやインドネシアなどは日本が宗主国からの独立に深く関与しているわけです(その目的を論ずることはとりあえずおいておきます)。こういうこともある以上、トンチンカンとまでは言えないと思います。フィリピンの独立に関して日本の歴史教科書が詳細に記述するのもおかしな話ですしね。



>>みほりさん



 ワタシも太平洋戦争はABCD包囲網からの脱出のための戦争、という見方もできると思ってます。その過程で東南アジアの現地の方々に迷惑を掛けたのも事実ですが。
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Unknown (shun@娑婆に出る)
2005-07-18 18:38:27
KWATさん



インドネシアについては、確かに数百名の日本軍が旧宗主国との戦闘に参加しました。

ただ、解放したのか?と言えば、そういうわけではなく、支配国がオランダから日本に移っただけの話でしょう。

独立の意味が、たぶん私とKWATさんとでは異なるので、どうとでも言える話ですが、

全国住民組織と軍隊をインドネシアに作った代わりに、経済無策、食料強制徴収、強制労働を行ったのは事実です。

確かに当時のトレンドが帝国主義だったとはいえ、殊更に独立に貢献したというのはパタナリズム爆発だろ・・・勘弁しちゃってよ!と思うわけです(笑

私の土俵で話をすると、藤岡さんたちの主張は、フィリピンだけでなくインドネシアに関する云々も、かなり一面的だとは思いませんか?
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どっちもどっち・・・? (KWAT)
2005-07-19 14:04:20
>>shun@娑婆に出る さん



 東南アジア各地から産出されるエネルギー源を求めて太平洋戦争に突入した日本は、その地を支配していた欧州の宗主国を武力をもって追い出しました。次いでそのエネルギー源を日本のために利用すべく、自身がその宗主国の座に座ろうとしました。しかし日本は結局太平洋戦争に敗れて東南アジア各地から去りました。ほとんどの東南アジア各地はその後、旧宗主国が舞い戻ることを良しとせず、次々と独立していきました。



 開戦直後から敗戦後までの東南アジア各地の独立については、おおまかに言ってこんな流れになろうかと思います。この過程の中で、東南アジア各地で「今まで搾取されてきた我々アジア人でもヨーロッパ人に勝てるんだ」という意識が芽生えたとしても不思議ではなく、そのきっかけを日本が作ったというのもまた不自然ではないでせう。それが「貢献」とまでいえるかどうかはよく判りませんが、そのことは無視するべきではないと思います。



 扶桑社の教科書はこの点についてことさらに強調してる記述になっているのは確かですが、では今までの、そして現在の他の教科書のように「日本は東南アジアに迷惑をかけた」という負の部分だけを強調するのもいかがなものか、と思うわけです。さらに教壇に立っているのがその負の部分をことさらに強調する日教組の教員だったりすることもあるわけで、その自虐的な左がかった教育内容を真ん中に戻すためには、むしろ逆方向に振れた内容くらいでちょうど良くなるのではないかとワタシは思うわけです。
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