KWATのblog三号二型

オレに模型を作る時間をくれぇ~っ!

ちょっと観てみたかったんだけどな、この映画

2008-03-31 22:50:38 | 社会
 構わず上映すればいいぢゃん。

映画:「靖国」上映、映画館が相次ぎ自粛 - 毎日jp毎日新聞
 靖国神社を描いたドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」が、公開予定映画館の相次ぐ自粛によって事実上公開中止となった。

 中国人のリ・イン監督が、靖国神社をめぐるさまざまな出来事を取材し構成。今年の香港国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。12日から、東京都内4、大阪市内1館で上映予定だった。

 映画は文化庁が管轄する団体からの助成を受けていたが、週刊誌に「反日的内容」との記事が掲載され、自民党議員から助成の妥当性を疑問視する声が上がり、全国会議員を対象とした異例の試写会が開かれていた。こうした動きに並行し、「他の観客に迷惑がかかる」などの理由で3月半ばに都内の1館、31日までに残りの4館も中止を決めた。

 上映中止に対し製作者らは「大変遺憾。言論、表現の自由の危機を感じている」とのコメントを発表日本映画監督協会も、「表現の自由が侵されかねない」とする抗議声明を出した

毎日新聞 2008年3月31日 21時28分

 さて、このコメントや抗議声明は誰に対して出されたのでせうか。もちろん上映中止を決めた映画館に対してですよね? 週刊誌も自民党議員も「上映するな」とは言ってないんと違います? そこんとこ、きちんと書いてくださいよ>毎日新聞

 ・・・東奥日報に出てました。

監督協会「強く抗議」/映画「靖国」めぐり議員に/Web東奥・ニュース/20080331
 靖国神社を題材にしたドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」をめぐり、日本映画監督協会(崔洋一理事長)は31日、一部国会議員が配給元に試写会を要求したことなどに「強く抗議する」とした声明を発表した。

 試写を求めた自民党の稲田朋美衆院議員は、3月28日の記者会見で「『事前検閲だ』とか『表現の自由を侵害している』などと批判されたが、私の意図とは違う」と弁明。

 これに対して声明は「今後行われる上映活動を委縮させるとともに、表現者たる映画監督の自由な創作活動を精神的に圧迫していることは明らか」と反論した。国会議員向けの試写会は3月12日に開かれた。

 声明は、上映中止が広がっていることなどに「大きな危惧を抱かざるを得ない」とした上で「あらゆる映画は自由な発想と意志のもとに作られ、自由に上映されるべきだ」と訴えている。

(共同通信社)

 んー、そういえば以前なんか似たようなことありましたねぇ。確かニッキョウソという団体の集会にホールを貸さないと決めたホテルが、その理由を「他の客に迷惑がかかるから」と説明してましたっけ。この時ニッキョウソはホテルに抗議しましたよね。ニッキョウソの集会の時に押し掛けて、他の客に迷惑を掛けることが予想される団体に対しては何も言ってなかったような気がしますよ確か。

 まーもちろん、今回の映画の関係者とニッキョウソの中の人たちが、底の方で通じ合っているはずなんてないでせうから、ダブスタだなんて思ってませんよ。ええ思ってませんとも。(゜∀゜)

【4月1日01:45追記】

 元にした毎日新聞の記事が思いっきり変わってました(爆)。

映画:「靖国」上映、映画館が相次ぎ自粛 - 毎日jp毎日新聞
 靖国神社を描いたドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」をめぐり、4月12日からの上映を決めていた映画館5館が31日までに上映中止を決めた。相次ぐ自粛で、当面、公開のめどが立たなくなった。

 中国人のリ・イン監督が、10年間にわたり、終戦記念日の靖国神社などを取材した映画で、軍服姿で参列する人や、台湾や韓国の遺族が抗議する姿も描いている。今年の香港国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。

 映画は文化庁が管轄する「日本芸術文化振興会」から約750万円の助成を受けていた。週刊誌に「反日的内容」との記事が掲載され、自民党議員の一部から助成の妥当性を疑問視する声が上がり、全国会議員を対象とした異例の試写会も開かれた。

 3月18日に東京・新宿のバトル9が上映取りやめを決定。その後、銀座シネパトス、渋谷Q-AXシネマ、シネマート六本木、シネマート心斎橋も中止を決めた。銀座シネパトスを経営するヒューマックスシネマは「上映中止を求める電話がかかったり、周辺で抗議行動があった。近隣や他の観客に迷惑がかかるため、中止を決めた」としている。一方、Q-AXシネマの営業責任者は「具体的な抗議や嫌がらせはないが、不特定多数の人が集まる施設なので、万が一のことがあってはならない」と、上映見送りの理由を語った。

 映画を配給するアルゴ・ピクチャーズは「上映中止になったことに憤りを感じる。言論と表現の自由の危機。大阪市の別の映画館と名古屋市内の映画館が上映の意向を示しており、都内についても引き続き上映館を探していく」と話している。

日本映画監督協会も、「表現の自由が侵されかねない」とする抗議声明を出した。

 ▽鈴木秀美・大阪大法科大学院教授(憲法)の話 原則自由である映画館だからこそ、政治的言動であれ性的表現であれ上映できる作品は少なくない。映像で社会に訴えて論争を巻き起こしたいという表現者たちにその機会を保障するのが映画館の本来の役割だろう。映画館側が、作品が問題視され、近隣施設への迷惑や混乱が予想されるという抽象的な危険だけで、毅然(きぜん)とした態度を取らずに上映を中止するのでは、日本の映画界における表現の自由の幅を狭めると批判されてもやむを得ないのではないか

毎日新聞 2008年3月31日 21時28分(最終更新 4月1日 0時27分)


 んと、たぶん映画館側が心配するような事態にはならないと思うんですけどね。『右翼団体が押し掛けてきたらどうしよう』とか思ってるんでせうけど、抗議行動があったといったって街宣車出して大音量で抗議する、とかいうもんではなかったでしょ(違うというなら誰か真相を教えてたもれ)。あの人たちは映画にまでケチつけないと思いますがねぇ。たぶん。恐らく。根拠はありませんが。(^◇^;)

 でもって、記事の最後にある鈴木教授の意見こそが正論です罠。さ、日本映画監督協会(崔洋一理事長)はどうするのかな? それと、なぜか現時点で東奥日報のサイトに繋がりません。なんでや。


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