これをして「自衛隊のイラク派遣は違憲」と見出しに書く他の新聞記事もありますが。
イラク自衛隊：米兵輸送は違憲 差し止め却下 名古屋高裁 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)
朝日：asahi.com：「空自イラク派遣は憲法９条に違反」 名古屋高裁判断 - 社会
読売：空自イラク輸送活動、名古屋高裁が「憲法違反含む」と指摘 : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
産経：空自イラク派遣は違憲 名古屋高裁、原告の公訴は棄却 - MSN産経ニュース
産経がそういう見出しなのはちょっと意外な気もしますが（「×公訴→○控訴、です罠）。記事内容を読む限りは読売の見出しが一番相応しいと思います。
それはともかく、国は上告できるんでせうか。原告の請求内容に「違憲確認」があり、その部分は認められているので国の上告も可能なようにも思えますが、詳しい方潮騒きぼん。もし国が上告できないのであれば、派遣差し止めよりもハードルが低い違憲確認のほうに重点を置いていたと思われる原告は控訴はしないでせうから、「空自の活動内容は違憲」とした今回の判決が確定し、それが「自衛隊のイラク派遣は違憲」という形に微妙にねじ曲げられて巷間に流布していくのでせう。
違憲か否かを問われれば自衛隊の存在そのものまで問われることになるのでせうから、こういう判決が出ることもあるでせう。この空自の活動が違憲であるとするならば、この活動が合憲であるべく憲法を改正する方向に持っていかなくてはなりませぬ。世界でそれなりに発言力のある日本が軍事行動から背を向けて、ひとり平和を貪っていればいい時代はとっくに終わっているのですから。
イラク自衛隊：米兵輸送は違憲 差し止め却下 名古屋高裁 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)
イラクへの自衛隊派遣は違憲だとして、全国の市民が国を相手取り、派遣の差し止めと違憲確認、原告１人当たり１万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が１７日、名古屋高裁であった。青山邦夫裁判長（高田健一裁判長代読）は、米兵の輸送などを行っている航空自衛隊の活動について「武力行使を禁じた憲法９条１項に反する」と述べ、違憲と認定した。
原告が求めた損害賠償の支払いなどは退けた。全国の同種の訴訟で、航空自衛隊の活動を違憲と認定したのは同高裁が初めて。
原告団は０４～０６年にかけ、７次にわたって３２６８人が集団提訴した。政府が０４年、イラク復興特別措置法に基づきイラクに自衛隊を派遣したのは憲法９条に違反し、憲法が保障した「平和的生存権」を侵害したと主張してきた。国は「平和的生存権は抽象的な概念で、憲法に基づく具体的な権利ではない」と反論。差し止めと違憲確認の請求を却下し、損害賠償請求を棄却した１審判決に対し、原告のうち１１２２人が控訴していた。
弁護団によると、イラク派遣では、全国の１１地裁で１２の集団訴訟が起こされたが、これまでに出た判決はいずれも原告側の訴えを退けている。【秋山信一】
毎日新聞 2008年4月17日 14時44分（最終更新 4月17日 15時13分）
朝日：asahi.com：「空自イラク派遣は憲法９条に違反」 名古屋高裁判断 - 社会
読売：空自イラク輸送活動、名古屋高裁が「憲法違反含む」と指摘 : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
産経：空自イラク派遣は違憲 名古屋高裁、原告の公訴は棄却 - MSN産経ニュース
産経がそういう見出しなのはちょっと意外な気もしますが（「×公訴→○控訴、です罠）。記事内容を読む限りは読売の見出しが一番相応しいと思います。
それはともかく、国は上告できるんでせうか。原告の請求内容に「違憲確認」があり、その部分は認められているので国の上告も可能なようにも思えますが、詳しい方潮騒きぼん。もし国が上告できないのであれば、派遣差し止めよりもハードルが低い違憲確認のほうに重点を置いていたと思われる原告は控訴はしないでせうから、「空自の活動内容は違憲」とした今回の判決が確定し、それが「自衛隊のイラク派遣は違憲」という形に微妙にねじ曲げられて巷間に流布していくのでせう。
違憲か否かを問われれば自衛隊の存在そのものまで問われることになるのでせうから、こういう判決が出ることもあるでせう。この空自の活動が違憲であるとするならば、この活動が合憲であるべく憲法を改正する方向に持っていかなくてはなりませぬ。世界でそれなりに発言力のある日本が軍事行動から背を向けて、ひとり平和を貪っていればいい時代はとっくに終わっているのですから。
「一部」がどんどん一人歩きしていくのも、ほぼ確定的でしょうね。
しかし、ニュース見てびっくりしたんだけど、原告側＆支援者の人数の多いこと！ 市民グループの皆さんって、いったいどんなお仕事してるんだろうね？ 平日の昼間だよ…？
憲法で禁止されているのは「国家の戦争計画の下行なわれる先制攻撃」であるのだから、この要件に合致しないとも考えられるこの活動内容は違憲ではないと思いますが。
ま、兵員の方は米軍に任せておく方が賢明だったかなと。物資オンリーで行っといた方が面倒なかったかもしれませんね。
それにしてもこういう市民団体はどうも民主主義国家が大嫌いのようですねｗ
立川のビラ播きだって国家の武装組織に対して、国政に対して自らの意思で行動を促すような活動ですし（国家の武装組織が自分たちの意思で動くことは許されませんよね？ｗ）、今度の訴訟でも国に対して派遣を止めさせるような要求もあった筈ですが、これは民主主義国家の根幹ともいえる「三権分立」を否定する要求ですよねｗ（司法による国政に対する干渉を要求することですからｗ）
そこを左巻きのアフォ共が「首相の靖国参拝は違憲」と変換して勝ち誇ったのと同じ道を辿るとorz
これに騙される国民が増えないことを祈るばかりですorz
しかし、高村氏ってのはたまにこういう正論を吐くから困ります（違
違憲判断「暇できたら読む」＝原告にも矛先－高村外相（時事通信） - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080418-00000084-jij-pol
4月18日13時2分配信 時事通信
高村正彦外相は18日午前の記者会見で、イラクでの自衛隊活動の一部を違憲とした名古屋高裁の判断に関し「後生大事にする必要もない。裁判所が傍論でそういうことを書いたという事実はあるから、外務大臣をやめて暇でもできたら読んでみますよ」と酷評した。
外相は原告団にも矛先を向け、「裁判に負けた側が控訴しないことで傍論で書かれたことを定着させ、それがあたかも崇高なものであるかのごとく錯覚を与えて、政治に利用しようとするのはよくない」と批判。「マスコミもそれに乗らないように」と言いたい放題だった。
普段言いたい放題してるのはマスコミのほうだと思うのですが。
もう手は打ってありますがｗ
http://web.thn.jp/motoko/heiwa/yuji1.htm
まぁなんです、アチラの方々もコチラの我々も、目指すところは同じ「平和」なんですよ。ただ方法論が違うだけで。そしてアチラとコチラの間には文字通り“超えられない壁”があるのでせう。なぜならアチラはある意味宗教のようなものですから。そう「九条教」という宗教です。
ただ、それがどういう宗教なのかは、今般のチベット問題で彼らがほとんど行動を起こそうとしないことからも判ります。おそらく、彼らの意識は「争いごとには徹底的に背を向け、それに巻き込まれないためには手段を選ばない」「争いに巻き込まれたら何もかも放り出して逃げる」「自分が逃げたあとでそこ（＝日本国）がどうなろうと知ったことではない」ということに尽きるのではないでせうか。戦争をなくすには、なくすための行動をしなければならないはずなのに、彼らは知らん顔で背を向け、逃げるだけなのです。「戦争はんたーい！」の念仏では戦争が避けられないということは、そのチベットの惨状を見れば判るというのに。
「戦争」という“行為”の対義語は「話し合い」（もしくは「和解」）であり、「平和」という“状態”の対義語は「混沌」（もしくは「無秩序」）なんですが、九条教の方々にはこれが理解できないようで、『「戦争」の対義語は「平和」である』という欺瞞を垂れ流しています。せめてこれだけはやめていただきたいのですがねぇ。
「思い遣り予算なんてケシカラン」て言う人は、あれだけの出費でちうごくと対峙できている現実を・・・見る気もないんでしょうorz
（普通アレだけの予算で空母まで持てませんて。）