プレーヤーとリハビリの狭間で

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『魔術はささやく』『ダイイング・アイ』

2011年04月24日 00時02分15秒 | 読書日記
 こんばんは!
 今日は酷いでしたね。というよりはという感じでした。昼前から社会人チームのオープン戦をレフリーする予定だったのですがお流れになってしまいました
 予定を変更して午前中はトレーニングにあてました。高校のころは笛を吹かないことの方が多いとはいえグランドに立ったりいろいろ試合をしていると体力もつくしカロリーも消費するのですね。引退してから実感しています。
 でもこう考えると社会人でレフリーされている方々って本当に凄いですよね僕は大学生ですから自分の時間は比較的取りやすいのでトレーニングや試合の準備等出来ますが、社会に出るとそうはいきませんでしょうし。。。イレギュラーに飲み会とかで帰りが遅くなって、それが試合前日で…みたいなこともあるでしょう。でも結果は出さなければならないし、レフリーとしてのランクが上がっていけばいくほど責任も重くなります。う~ん。



 今日は本を2冊ご紹介します
 僕の中でイケイケな推理小説作家2トップ!!!でいらっしゃいます、
 宮部みゆきさんと東野圭吾さん。映画化ドラマ化も数多くされていますから、日常的に推理小説を読まない層の方々にも知名度は高いはずです

 まずはこれ!

 魔術はささやく (新潮文庫)(by 宮部みゆき)

 宮部みゆきさんの本読んだのは久しぶりですね~。『魔術はささやく』。
 東京で起こる自殺、事故。社会面の隅っこで報じられる、小さな事件。
 でもそんな死亡事故、自殺が、関連性をもってきます。無関係ではなかった3人の死。
 そしてそれが、4人目の事件へとつながっていく。。。

 みたいな感じです。ちょっとネタバレな感じもしますが。ご容赦ください。

 宮部さんの本にはこの手のものが多いですね。『誰か -somebody-』も、社会的なテーマを扱っています。この本も、最終的に題材としているのは社会問題というか、社会構造への問題提起のようなたぐい。
 そんな重い、考えさせられるテーマを、さらっと読みやすい、推理小説という形にして世に送り出せるというのは凄いですね。

 逆に考えれば、小説作家って、容易に情報発信できる立場にいますよね。ベストセラー作家ならビジネス書を出しても売れるとか、すぐに出せるとかそういうこともありますが、それ以上に、自分の考えてることをいかに分かりやすく伝えるかということに関しては、高いスキルをもっているということになります。新聞の社説なども、その筆者の意見をいかに分かりやすく伝えようかと、一生懸命論理武装して文章になっています。分かろうとしないと分からない。でも宮部さん(や東野さん)のように、手っ取り早く推理小説にして世に出すことができれば、簡単に、「これってどうなの?」と世の中に問いかけることができるのではないでしょうか。

 ただこの本はちょっと、、、前提がキツかったですね。『魔術はささやく』というタイトルにも関係してきますし、ネタバレになりますからあんまり言えませんけど、キモの部分が非科学的です。無理があります。
 まぁ。。。そういうところを無視して楽しめるかどうかですよね。



 続きまして、、、

 ダイイング・アイ (光文社文庫)(by 東野圭吾)

 東野圭吾さんの文庫です!!!
 これは比較的新しい本なのではないでしょうか。確か2冊同時文庫化だったかな?とにかく新しい本です。書店でもPOP付きで平積みされておりました。

 東野さんも、日本の刑事制度における被害者遺族の理不尽さを扱った『さまよう刃』など、社会的な作品を数多く書かれています。『さまよう刃』はちょっと重すぎるのですが、もっと軽く面白い推理小説という形で、社会的な問題を投げかけている作品が多いです。先ほどの宮部みゆきさんのような。

 今回の『ダイイング・アイ』も社会問題を投げかけています。テーマは『交通事故』。最初のシーンは、とある女性の交通事故死が(かなりグロテスクに)描かれるところから始まります。その交通事故に関った2台のクルマ。その運転者、同乗者、家族、同僚。あまりにも入り組んだ設定に、集中して読まないと若干分かりづらいところもあります。

 この本も『魔術はささやく』と同じでちょっと、、、設定にムリがありますねもうちょっと練ってあった方が現実味が増していたのかわかりませんが。。。
 そこをガマンして、あるいは気にしないで読めるか。ぼくは気にしてしまいますね。ですから「そーれーはーないだろぉ~おい」みたいに思ってしまう。



 作家ってタイトルつけるの上手いですよね。ネーミングセンスです。『魔術はささやく』も、『ダイイング・アイ』も、読後改めて書名をみてみると凄いしっくりきます。妙ですね~ほんとに。僕のブログではどうでしょうか。タイトルの“プレーヤーとリハビリの狭間で”は完全に内輪ネタです各々の記事のタイトルは独創性に欠けますよね。本紹介など書名そのものですし、そうじゃないときはそれはそれで冴えないし。まぁ。。。分かりやすい方がいいかなっと思ってつけているのですけどね

 ではGWまで頑張っていきましょう!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Ref-U)
2011-04-26 17:12:24
ロー生の自分もトレーニングゼロです。
理工なので (kuwahuru)
2011-04-26 17:16:08
お勉強お疲れ様です!
僕もこれから忙しくなっていきます…

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