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海辺のモラトリアム

フランス(ニース、グラース)留学に伴う諸々の準備や現地での生活について、知人に向けての近況報告

2010年の冬

2010-12-23 19:19:37 | フランス留学後始末&思い出
ついに日本に帰ってきた。

といっても先週の話。


来年の2月にはまた、フランスに戻ることを決めた。
12月14日に学校の卒業式があり、クラスメイト達はそれぞれの故郷へと戻っていった。
私はグラースに残り、まずは研修先の企業を見つけようと思う。
今年残るのはどうやら私一人のようだ。

これまでルームシェアしていたので住んでいたアパートは帰国と同時に引き払い、
来年住む新しいアパートも確保しておいた。
研修先以外に心配しなければいけないところと言ったら住居だ。

そしてもう一つ。
滞在許可証(滞在許可)の延長手続きも済ませておかなくてはいけなかった。
これは帰国3日前に無事に済み、めでたく来年3月までのレセピセ(仮の滞在許可延長)を手にしている。

この取得方法については次回、書きたいと思う。



約1か月の休暇。
自宅でのんびり新鮮な野菜と魚と、そしてさまざまな日本食を堪能中。






帰国後の行政手続き

2009-04-13 14:13:11 | フランス留学後始末&思い出
ニースのある夕方。



斜面に並ぶ家々の白い壁に反射する夕日が、結構好きだった。



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●行政手続き覚書


先週の木曜日、①税務署に確定申告と、②市役所に転入届&年金再加入の手続きをしてきた。

①会社でやってもらう年末調整を待たずに秋に退職したため、自分で確定申告をする必要があった。
指定された期間は2月半ば~3月半ばだが、私の場合は年度途中で退職し、
払い過ぎた税金が返ってくるケースだったので、帰国後に「所得税の還付申告」
として悠々と申請できた。
必要書類を近場の税務署に持っていくだけで、手続きは職員の方が代行してくれる。
とても楽だった。
 <必要書類>
 ・退職後に会社からもらう所得税の源泉徴収票
 ・印鑑
 ・退職後に個人で支払った所得控除に関わる国民年金などの支払い証明書
  (コンビニでもらった領収書など。所得控除の額が大きいほど、返金額が多くなる)


②フランス出国前に、「転出届」(住んでいる地域→フランス)によって住民票を抜き、
国民年金から脱退していたので、それを戻す作業
(国民健康保険に入っている場合、この再加入手続きもともに行う)
 <転入届 必要書類>
 ・帰国日を証明できるパスポート
 ・印鑑
 ・戸籍謄本・附票
 (海外転出届を提出したのと同じ都道府県に戻る場合は、
  あったほうがいいが義務ではない)
 ※帰国後14日以内に手続きする

 <国民年金 必要書類>
 ・国民年金手帳
 ※転入届提出後
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Colissimo(コリッシモ)

2009-04-08 00:42:45 | フランス留学後始末&思い出
Colissimo emballage international(外国向けコリッシモ・箱付き)


昨日、コリッシモが私の後を追うようにして日本に届いた。

やったー速達並みだと思って自分の荷物を褒めてあげたい心境だったが、よく考えると一週間近くかかっている。

普通だ。

私は4/3にフランスを発ち、4/4の正午過ぎに自宅に帰りついたから、
帰国2日前に送ったこの小包は、だいたい6日でやって来たということになる。



フランスの郵便物はよく紛失する、日本人観光客の送ったものは盗難の憂き目にあうなど、
いろいろな話が飛び交っていたので、送る前には二度と会えない覚悟はできていた。
ちなみに自分が使った飛行機がKLM(オランダ航空)で、搭載重量にすごく厳しいところだったため
(最近どこも厳しいらしいが)、トランクの重さを抑えるために本やジャム瓶などを
小包にして吐き出すしか方法がなかったのだ。

ちなみにちなみに、KLMでの搭乗受付時にトランクの重さを測ったら22キロ超えをしていたが、
受付の女性は何も言わず見逃してくれた。
行きの超過料金二万円とは大違いだ。
今後KLMは絶対乗らない、ブリティッシュを選ぶと誓っていたが、
ちょっと迷ってしまう。



2009年3月30日現在のコリッシモ国際便、サイズXL(7キロまで)、
日本までの料金は41ユーロ。
大きさ的には、ひっそりとワインを2,3本忍ばせることも可能だ。
(基本、ワインなど割れものには対応していないし、ワインは課税対象)。
伝票は剥がれることもあるらしいので、箱にも住所氏名を書いておくほうがいい。


↓詳しい伝票の記載方法などは、これらのサイトが役に立つ。
ttp://yaplog.jp/otajo_vt/archive/45
http://france-tourisme.net/f-delivery/f-delivery1.htm
http://ameblo.jp/angel-rose-garden/entry-10102569627.html


私のコリは、10キロを超えていたにも関わらず、
そして重量をきっちりとおじさんの目の前で測らされたにも関わらず、
何も言われなかった。
ちょっとフランス語わかりませんって雰囲気を出していたからかもしれない。
アウトだった場合に片道バスで30分の道のりを再びリベンジするのは嫌なので、
中身を交換できるように短期旅行用リュックに軽い衣類やチョコなどを大量に詰めまくって、
ドキドキしながら成り行きを見守っていた自分は、ほんとに胸を撫でおろした。
無事スルーしてもらえたからといって、私の行為が無駄だったわけではない。
失敗を恐れる控え目な態度が、幸運を呼び込んだのだ、たぶん。


帰りの機内で渡される「税関申告書」は、別送品(bagages non accompagnes)ありのため、
同じものを2枚作成する必要がある。
別送品というのは免税手続きの一種で、課税対象の品がなければ
特に必要ないと思われる。
(税関側は、別送品がある場合は全て申告するようにというスタンスだと思う)


何も知らなかった私は、税関の人に言われるままに申告した。
コリッシモを送った日付は帰国日の2日前だったが、それでも「別送品」の範疇に
入るのだそうだ。
自分の身柄が日本に着いたのに、まだ日本に届いていない小包がある場合は
この税関での申告義務が適用されるのだと思う。
自分がまだまだフランスに滞在している間に小包を送れば、
税関での申告の機会なんてない(別送品扱いしたくてもできない)ことを考えれば、
たとえ別送品があっても申告しなくてもバレないんだろうけど。


ちなみに別送品ありと申告してお得になるのは、飛行機に搭乗する際の携帯品と合わせた場合に
免税範囲を超えていない場合だろう。
記憶によると旅行者の免税範囲は、ワインなら3本まで、香水(オーデ・コロン、オード・トワレは別)
なら2オンス(1オンス約28ML)と書いてあった。結構厳しい。
酒類や香水など課税対象の品物を、別送品でなく普通に送った場合、
関税・消費税が課税されるのだそうだ。携帯品が免税範囲をすでに超えている場合も同様だ。

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ネット情報によると、フランスの郵便局では、chronoposteという日本のEMS便
(確か日本へは72時間以内に到着)、prioritaireという航空便(5日から1週間)、
economiqueというSAL便(2週間程度)が存在するということだ。
私のは「prioritaire」という記載があった。
プリオリテ便は優先権を持つ小包便。エコノミー便は、プリオリテ便の小包を
乗せてから空きがある場合に乗せられるので、 到着の早さは航空便の空き次第。
郵便事情が重なって、稀に1ヶ月以上かかることもあり、不安定らしい。
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ようやく地域の桜が、昨日満開になった。