皆さん、こんにちはー!
昌幸でーす!
さて、今日は「【衝撃】3Eに明確な基準なし?」というテーマでお話
していきます
皆さん靴のワイズってご存知ですか?
女性の方なら外反母趾とかでワイズを気にする方も多いですよね
私も売場でお客様から3Eくらいの幅広で楽な靴を探しています~
という声をいただくことがあります
今日は靴のワイズの基準が厳密には明確ではないというお話です
先に結論です
「足のワイズにはJIS規格の元明確な基準が設定されているものの、
①JIS規格の数値に若干幅があることと、
②木型ベースなのか、足入れベースなのかが明確ではない
為、厳密ではない」
■まずはこちらをご覧ください
2種類の靴がありますが、どちらが幅広そうに見えますか?
右の方がゆったり見えませんか?
実際浦返してみると、やっぱり右の方が幅広ですね
でもこの2つの靴は
どっちも3Eなんです
なんでこんなこと起きるわけ?
って思いません?
もしかしていい加減に作ってるってこと?!
と思っちゃいますよね?
私もいい加減なことしてるなーって最初思ってました。(笑)
■足のワイズはJIS規格で定められている
3Eだの2Eだのといったワイズはいい加減に決まるわけではありません。
JIS規格で明確に定められています。
こんな感じ。
これは女性用の表ですが、足の長さに対して足囲の数値がどこに位置しているかで
自分のワイズを知ることができます。
足囲とは親指と小指の付け根にそってぐるっと一周メジャーを当てた時の数値です
ここでとっても重要なこと!
JISはあくまで足のワイズを表にしたものです
靴のワイズの表ではないということを覚えておく必要があります
■では靴のワイズはどのように決まるのか?
実はこれに関してはメーカーごとに様々な解釈があるようです
解釈その①木型の測定値
メーカーは☝の木型というものをまず作成し、それに沿って靴を作ります
木型の足長と足囲を測定し、JIS表のどの位置に属しているかでワイズ表記
をします
またワイズ表を注意深く見てみると23.0cmの方で3Eに該当する方は足囲が
237mm~242mmとあります
つまり同じ3Eでも5mmの差が存在するのです
従って木型も同じワイズでも5mmの差が存在し得る、というわけです
解釈その②足入れベースでの測定値
木型の測定値でワイズが決めるというやり方に対して、
いやまてと一度冷静に考えてみてください
木型と足入れは完全一致ではありません
だってそうでしょ?
人の足はこんなに尖っていませんよね?
靴の先端まで足がきっちり埋まるわけではありません
つまり木型≠足入れであることを覚えておく必要があります
作り手:木型を測ってみたら3Eに属するので靴に3Eとつけた
☟
消費者:自分の足を測定して3Eだったので、3Eの靴を買った
これでは本当に靴と足がマッチしているのかはやや怪しいですね
なので、この靴はきっと3Eの人にフィットするだろう、
2Eの人にフィットするだろう、
と作り手側が消費者目線で解釈してワイズを表記する、という考え方が
存在するのです
■まとめ
靴のワイズは一定ではないのは
①JIS規格の数値に若干幅があること(同じワイズでも5mmの差がある)
②木型ベースなのか、足入れベースなのかが明確ではない
という要因があります
こうなってくると靴にJIS規格のワイズという概念を当てはめるのは
かえって消費者の混乱を招くのではないか?
という声もあるくらい、靴って消費者の方々が思う以上に煩雑としていて
明確にしづらい世界なのです
従って靴に表示された3Eといった表記だけでなくやはり実際に履いてみたり
ECサイトではスタッフレビューを参考にすることも重要かと思います
■補足
靴の足長もサイズ通りではないってご存知でした?
例えばこの靴だったらサイズ24.0cmなのに対してメジャーを当てたら
約26.0cmくらいあります
靴は長さは足入れベースであることを覚えておきましょう
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