橋本商店の靴ブログ

靴の橋本商店は1922年創業。靴に関するお得な情報をお届けします!ブランド名はHSと33 1/3r.p.m.

これからのファッション業界が抱える課題

2021-04-24 17:59:33 | 日記

皆さん、こんにちはー!

橋本商店の昌幸でーす!

 

緊急事態宣言、出てしまいましたね…

もうね、在庫商売している会社からするとほんとに最悪…

該当地域のイベントはやはり中止ですからね~

業者及び、デパートはこれからきちんと生き残っていけるのか、、

非常に心配になりますね

 

さて、今日は『ファッション業界が抱えるこれからの課題』

というテーマでお話していきます

 

早速いってみよー!

1.ファッションロス(衣服ロス)

【課題】

日本では年間30億着の洋服がつくられ、その半分にあたる15億着が売れ残りとなり

廃棄されている

【原因】

とにかくファッション業界は

・売れ筋の在庫を持ったもの勝ち

・スケールメリットで原価率を抑制する

というのが商売の王道です

 

営利主義になればなるほど、在庫を積みたくなってしまうものです

また、当社の場合はブランドイメージが「いいものをお買い得に」、という感じで高級路線ではありません。

なので、最終価格は3000円均一にして商品を捌くので在庫を廃棄したことはありません

 

ただ、ハイブランドの場合はブランドイメージがあるので、安売りするぐらいなら廃棄処分

という悲しい発想に至ってしまうのです

【対処法】

・業界の利益構造の在り方を抜本的に見直さないと改善は難しい。

・国が基準を作って基準を満たしたブランドはSDGsマークをつけれるなど

 して、SDGsが付加価値になるよう国が積極的に介入する。

【余談】

是非衣服ロスは減らすべき!と思っている皆さん…

間違いなく価格に相当な転嫁があります

その覚悟はできているのかな~?

 

2.脱中国するのか?

【課題】

・国家間の政治摩擦やコロナ拡大で中国にカントリーリスクが発生している。

・新疆ウイグル自治区の人権問題で脱中国が叫ばれている。

 

【原因】

中国のいうところの「核心的利益」の追求が続く限り、これからも国際的な政治的対立は

深まり続けることが予想されます

また、新疆ウイグル自治区の人権問題で新疆綿を使用しているH&M、ユニクロ、ナイキなどが

やり玉にあげられました

 

【対処法】

これは正直かなり難しい問題です

中国は「世界の工場」とまで言われている国です

私たちの身の回りは中国製で溢れています

また、日本製のものであっても要注意

パーツは中国製だなんてことも十分あり得る話

 

【余談】

ちなみに新疆ウイグル自治区の綿は中国の綿の8割を占めているそうです。

これを聞くと本当遠い世界の出来事って感じではありませんね?

人権問題には我々はNO!と叫ばなければなりませんね

これからは中国依存状態一択状態だけではなく、東南アジアが来るでしょうね。

インドネシアあたりも今人口が急拡大してますからね

生産拠点が多岐にわたることはリスクヘッジの観点からも有意義だと思います

【橋本商店のこれから】

橋本商店も中国製の商品あります

しかし、コロナの影響で春節前に中国人が一斉に里帰りするなどの影響もあって

今年は中国製品は軒並み納期遅れにさらされました

そういった日本人には理解できない感性がある以上、同じ感性を持ち合わせている人と

なるべく商売がしたい。つまり日本製にこだわっていきたいなと考えています

もちろん日本製は、人件費などの問題で、価格が高くなります

価格が高くなってでも消費者の方に納得してもらえる商品づくりがSDGsであるし、地産地消という

考えにも繋がってくるのかな~と考えました

 

【まとめ】

安いものには理由があります。しかし高いものを売るには誠実さと丁寧な説明が必要です

高いものが高い理由を適切にお客様にご説明し、選択して頂き、世界のみんながSDGsな

消費行動をしていけるよう、当社もその歯車に乗っかっていきたいですね


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