橋本商店の靴ブログ

靴の橋本商店は1922年創業。靴に関するお得な情報をお届けします!ブランド名はHSと33 1/3r.p.m.

【あなたは大丈夫?】靴選びの下手な人の特徴5選

2020-08-19 23:16:25 | 日記

皆さん、こんにちはー!

 

昌幸でーす!

 

私のように売場によく立っている人間ですと、

 

 

と感じることがあります

 

そんなときは相手のお買い物を楽しみたいという気持ちを損ねないように

 

お伝えしてみるのですが、やはりこれまで培った経験からそのように考えていらっしゃる

 

ので、中々こちらの思いが相手に伝わらないことも多いのが現状です

 

だから言います!

 

ここで声高に言います!(笑)

 

私が思う靴選びの間違ってるなと思う価値観5選

 

あなたも当てはまっているかも?チェックしてみてね

 

間違った靴選びの考え方5選

①スニーカーのサイズ感でパンプスのサイズを選んでしまう

これももう何度も説明していることですが、甲被りが深いスニーカーなんかは

 

簡単には脱げません。更に紐を縛れば更に脱げにくくできますよね

一方で、このような被りが浅い靴はサイズ選びをきちんとしないと簡単に脱げてしまいます

この違いをきちんと把握せずにサイズ選びしてしまうと悲劇が起きます

 

スニーカーだとかなりゆとりのあるサイズ選びをしている人がとっても多い

 

その感覚でパンプスを選ぶとパカパカしてしまいます

 

ネットで靴を購入する時のサイズ選びの失敗パターンはこれが一番多いのでは

 

ないでしょうか?

 

更に!

 

衝撃の事実をお伝えしますと…

 

パンプスとスニーカーでサイズ表記が違うってご存知でした??

 

スニーカーってアメリカ発祥の靴です

 

アメリカの靴は木型サイズのものが多いのです。

 

日本のサイズは足入れサイズです

 

意味がわからないって??

 

つまりこういうことです

この靴は普通のウォーキングシューズでしてサイズは

 

24.0cm表記ですが、実際は25.5cmあります。

 

これが24.0cmの人が履いた時に心地よく感じる足入れサイズ、というやつです

 

一方木型サイズというのは「24.0cm表記の靴はぴったり24.0cm」です

 

この手のパターンはスニーカーに多いです

 

えっ、靴ってそんなにいい加減なの?と思った方・・・

 

残念ながら靴のあらゆる表記は統一ルールがないからかなりいい加減なもんです

 

スニーカーが普段24.0cmだからパンプスも24.0cmを選ぼう、とかしていたら

 

絶対にサイズ選び間違えます

 

ご注意ください

 

②3Eを選べば安心と思っている

 

女性はどうしても年を重ねると筋力が衰え、開帳足が進行し足が幅広になりがちです

 

そうなると

と幅の広い3Eの靴の需要が増えてきます

 

ちょっと待ってください

 

実際あなたの足の幅は本当に3Eでしょうか?

 

こちらをご覧ください

これは私の靴勉強本の『その靴、痛くないですか?』(西村泰紀著)から引用した

グラフです

 

これを見ると3Eの方なんて全体のほんのわずかです

 

更に自分の足よりも幅広な靴を履いていると、

 

【悲報】外反母趾に幅広靴がダメな理由

 

でも書いた通り、益々外反母趾が進行してしまいます

 

靴選びのコツは「つま先は1cm空ける。幅は痛くない程度にぴったりめ」

 

これは覚えておきましょうね

 

③靴擦れを恐れて少し大きめを購入する

街を歩いてみたらパンプスのかかとがパカパカな状態で歩いている

 

女性をお見掛けすることがあります

 

あれって靴擦れを恐れてのことなのだろうと思います

 

でもですね、大きめの靴を選ぶとかえって足が前に突っ込んで

 

つま先が靴擦れしてしまうんです

 

パンプスのような甲浅の靴を選ぶときは

 

つま先立ちをして脱げないサイズを選びましょう

 

④本革への盲目的信仰

試し履きしてサイズ感OK、履きやすさも実感、デザインも気に入ったお客様から

 

これは本革ですか?と聞かれ、合成皮革です、と答えると

 

じゃあやめときます、と断られることがあります

 

やはりそういうお客様って合成皮革の靴で痛い経験をされた方なのだと

 

思いますが、正直本革も最近はピンキリです

 

革を実際に触ってみてください

 

固い革や、柔らかい革色々あります

 

採取する部位、採取する対象となる牛などの年齢、鞣す工程の手間などによって

 

様々なグレードの革が存在します。実際に見て、触れて履いてみましょう

 

そして合成皮革も最近は安物ばかりではありません

 

履き心地にもとてもこだわったものが多くでていますよ(*'▽')

 

⑤サイズ調整用グッズ使用への抵抗感

 

23.0cmを履くと少しつま先が当たる気がする、

かといって23.5cmを履いて歩くとかかとが浮く感じがする

 

こういう時は23.5cmに半中敷を入れてサイズ調整することをおススメします

 

しかし、

と言われてしまうことがあります

 

正直既製品で100%フィットする靴と出会う可能性とかなり低いです

 

それこそオーダーメイドとかそういう選択をしていくのか、という話になります

 

つまり!

 

手を加えて自分に合う靴にカスタマイズする作業は全く持って

 

抵抗感を持つ必要などないのです

 

かくいう私も靴に中敷きを敷いている口です

 

サイズ調整にもなるし、靴の中で足が遊ぶのを防いでくれてとっても便利です

 

まとめ

いかがでしたか?簡単にまとめると、

①スニーカーのサイズ感でパンプスのサイズを選ぶ

→スニーカーの普段のサイズでパンプスのサイズを選ぶと間違いなく大きめ

 を選んでしまうことになる

 

②3Eを選べば安心と思っている

→3Eの女性は統計的にもそんなに多くない。自分の足幅よりも広い靴を履くと

 外反母趾を進行させてしまう

 

③靴擦れを恐れて少し大きめを購入する

→足が前に突っ込んで指先を痛める。つま先立ちしてかかとが脱げない靴を

 選ぶべし

 

④本革への盲目的信仰

→革もいい革もあれば安物の革もある

 また合皮もいいものも悪いものもある

 実際に見て触れて履いてみるべし

 

⑤サイズ調整用グッズ使用への抵抗感

→自分に足にぴったりフィットする靴はそんなにたくさんはない

 したがって靴を自分の足に合うようにカスタマイズすることは

 とても良いことである

 

皆さんの靴選びの参考になればとてもうれしいです(*'▽')

 


履きやすい靴に出会っても、そのブランドが全部履きやすいとは限らない話

2020-08-15 00:03:57 | 日記

皆さんこんにちはー!

 

昌幸でーす!

 

さて、今日は「履きやすい靴に出会っても、そのブランドが

 

全部履きやすいとは限らない話」、というテーマでお話していきます

 

売場に立っているとお客様から、

とお話をいただくことがあります。

 

あなたは自分の足にピッタリ合う靴に出会ったことはありますか?

 

もしあればあなたは相当ラッキーです

 

履いた瞬間から全く違和感のない靴に出会うのは奇跡に近い体験だと

 

言えます

 

でもその奇跡体験をしてしまったお客様はしばしば、

 

 

と考えてしまいがちです

 

でも残念ながらそれは思い込みの可能性があります

 

結論ですが、

 

「同じブランドでも木型が違えば履き心地は異なる」です

 

靴の履き心地を大きく左右する要素

1つのブランドの靴でも実は履き心地は千差万別といってよいです

なぜそう言えるのか。

 

靴の履き心地を決める要素がたくさん存在するからです

 

その中でも重要なものをあくまで私見でピックアップすると、

こんな感じです。

 

①被りの深さ

②アッパーの素材

③中敷きのクッション性

④ソールの屈曲性

そして、今回のテーマ

⑤木型の種類

です。(細かく言えばもっとありますが、ここでは省略)

 

ざざっと説明します

 

①被りの深さ

この商品と、

この商品ならどちらが脱げにくそうですか?

当然上側ですよね?

 

甲を覆う面積が多いほど脱げにくいわけです

 

②アッパーの素材

本革か、

合成皮革か、の違いですね。あとはエナメルとかでも履き心地はかなり違います

③中敷きのクッション性

ふわふわクッションエナメルパンプスは当社の取り扱い商品の中でもかなりクッション性

 

に優れています

 

安い靴では絶対に体験できない履き心地だと思いますよ(*^^)v

 

④ソールの屈曲性

 

このようにつま先をぐっと押したときにしっかりと屈曲してくれる靴の方が歩行の動き

 

に靴がついてきてくれるので、脱げにくく歩きやすいです

 

⑤木型の種類

 

さて、今日の本題の木型ですけれども、いきなりですが、この2足の靴って同じ木型なんです

 

 

木型というのは以前から何度かお話していますが、こういう靴を形作るいわば

原型となるものです

木型は非常に重要です

 

なぜならこれで靴の

・長さ

・幅

・ヒール高さ

が決まってしまうからです

 

①~⑤とたくさん履き心地を決める要素をご紹介してきましたが、

 

私は木型が一番重要だと思っています

 

そして履きやすい木型はこれ!というものではなく、お客様との相性が

 

一番大きいのです

 

最初に戻りますが…

 

ここまで読んでいただいたら、冒頭でお話ししたあの考え、

は木型が違えばありえない話であるとご理解頂けましたか??

 

逆に!

 

逆にですよ。

先ほど紹介したこの2足のように木型が同じものであれば違う商品でもあなたの

 

足に合う可能性はぐっと上がります

 

■まとめ

いかがでしたか?

 

靴の履き心地はブランドで決まるのではなく、木型で決まる、ということを

 

ご理解頂けたでしょうか?

 

それぐらい木型は重要なので、木型という言葉は覚えておいて損はないですよ♪

 

ちなみにもしあなたが素晴らしい履き心地の靴と出会ってその素晴らしい体験を

 

また得たいと考えるならそのブランドの方にこのように尋ねましょう

 

「この靴と同じ木型の靴はありますか?」

 

これだけでもあなたの靴選びが少しでも楽になると思います

 


【悲報】外反母趾に幅広靴がダメな理由

2020-08-02 14:29:44 | 日記

みなさんこんにちはー!

 

昌幸でーす!

 

ようやく鬼門の関東出張から帰省して参りました…

 

さて、今日のテーマは「【悲報】外反母趾に幅広靴がダメな理由」です

 

よくお客様から言われること

 

だとか、

といったお話を聞きます

 

外反母趾は足が痛くなるし、多くの女性の悩みですよね

 

でもだからといって自分の足幅よりも広い靴を履いていると逆効果に

 

なるというお話

 

結論:「自分の足幅に合わない靴を履くと幅広靴でも外反母趾が進行することがある」

 

外反母趾の原因

写真のように親指が内側に向いていき親指の付け根の骨が出張ってくる外反母趾ですが…

 

主な原因は下記の通り

・自分の足幅よりも狭い靴を履いて圧迫される

・遺伝

・歩き方

 

外反母趾も心配なトラブルですが、他にも足幅が広がるトラブルがあります。

このトラブルこそが外反母趾への入り口である、という事もできます

 

開帳足と外反母趾の関係性

 

この写真は足のアーチと呼ばれるものを図にした絵です

 

写真の通り、足裏ってまっ平ではありませんよね

 

土踏まずを始めとしてカーブを描いている箇所があります

 

専門的には

横のアーチが1つ

縦のアーチが2つ

あるのです

 

横のアーチがなくなってしまうとのぺっとした足になり開帳足になります

 

開帳足になると足幅が広がるため、これまで履いていた靴が幅が合わなくなり、

 

外反母趾を進行させる要因となるのです

 

開帳足の原因は足裏の筋肉の低下によるものです

・加齢

・運動不足

・足に合っていない靴を履くこと

 

これらが足裏の筋肉を低下させ→横のアーチが低下→

 

開帳足になってしまいます

 

開帳足になると足幅が広がるので今まで履いていた靴が窮屈になり

 

外反母趾を進行させてしまうのです

 

幅広靴も外反母趾を進めてしまう

当社にも靴幅が4Eあるゆったりとした靴があります、が足幅が4Eもないお客様には

 

おすすめしません

 

なぜなら2Eや3E程度のお客様が4Eの靴を履いてしまうとますます筋力が低下し、

 

横のアーチの低下につながり開帳足が進行してしまうからです

 

つまり靴はあくまで自分の足幅に合うものを選んだ方がよいのです

(狭すぎても広すぎてもダメ!)

 

まとめ

いかがでしたか?幅広靴は確かに楽ですが、自分の足幅と合うものを選ぶことが

 

重要なのです

 

靴選びにおいて、外反母趾を対策として主に挙げられるのが、

・ヒールは3~5cm程度の靴

・自分の足幅に合った靴

・レザーやストレッチ素材など足馴染みのよい靴

・オープントゥでつま先が圧迫されない靴

・ライニング(内側の足が当たる部分)がウレタン張り

・横のアーチを支える中足骨クッション

 

といったところでしょうか

うちの靴も履きやすいものばかり厳選していますが~、

 

特に履きやすいと評判の商品いくつかご紹介でした

 

ちなみにどうしても今履いている靴が外反母趾に当たって痛い!という場合は

 

こんなものもあります

これを使えば痛い箇所をピンポイントで広げることができとっても便利です

 

ただし合成皮革の靴に使うと破損してしまう可能性があるので、合皮に使う場合は注意しましょう

 

外反母趾と上手に付き合って快適に過ごしましょうね