kushiiのHandmaidPCはもうないLog  ̄ー ̄).o(Macでいいやん

パソコンと自転車と日々の生活を徒然と

もちろん今後も進化するCPUの中のブツ

2006-06-14 01:47:47 | PCハード・ソフト
際限なくあがっていったCPUはクロック数はここ最近,限界だと言われて久しい今日この頃.それもこれも通称「漏れ電流」と言われるトランジスタ微細化の問題がありますね.ブンブンと水(電流)入りのバケツを激しく振り回せば(クロック数)激しいほどよく水が飛び散るイメージでしょうか(我ながら乱暴な表現だ…

過去の記録にこんな説明があります「90nmプロセスにおけるリークに関して(MYCOMジャーナル)」


細かいことはよくわかりませんが(をい
トランジスタという素子のゲート長というところを小さくして限られたスペースにたくさん積み込んでいた訳なのだがそのゲートをあまりに近くしすぎて(ゲート長は50nmとか)乗り越えやすくなったので勝手に電流が移動し始めたのが問題の発端

さてさて,そこで本日のIntel最新技術発表~キタ
Intel、リーク電流を1/50に削減するトライゲートトランジスタ
トライゲートトランジスタというゲート部分で漏れないように絶縁膜で囲い込んだ新構造.同社曰くリーク電流を1/50まで削減に成功して全体的な省電力に貢献さらなるクロックアップに挑めるようになったわけです.この技術を使えば今後10年にわたってあの「ムーアの法則」が適用できると言っております.10年ですよ2年(24ヶ月)で2倍にあがったと考えても「2の5乗倍」って…いったいどれくらい性能が上がるの想像もつきませんね….



しかしまた,このインテルさん2003年のプレス発表の時もいろいろ言っておりまして
インテル、電流の漏れを100分の1以下にする新技術を開発 - CNET Japan

既存の技術で2010年までムーア則が有効であるとか言ってすでに2006年で絶えそうになっていたりw 今回の絶縁薄膜で1/100まで漏れ電流を削減できるなど,ちょっと変わっているんですね当時と(´∀`;)今回は期待していいんですかねインテルさん?


「Pentium4とはいったい何だったのか」4Gamer.net
関連の情報探していたらこんなものを見つけた

どうやらクロック至上主義が作り出したPentium4はいかに不毛(?)だったのかをCPUを「メイドさんの宿舎」(ぉ)と例えて解説されておりますw たとえはファンシーだが身近だがちょっと難しいかも,ただこの調子だと無駄にあまったメイドさんは解雇か?!解雇なのか??そうですか(´・ω・`)



後藤弘茂のWeekly海外ニュース
方やヅアル(w)コアで好評なAMDさんはどうなっているかというと内部で開発パートナーがIBMに変わっていたり新工場(Fab36)を増設したり65nmプロセス時代には完全にインテル技術と平行してリリースできるだろうと準備万端.しかしながらAMDも漏れ電流問題は無視できない模様でこちらもインテル同様この問題を歪みシリコン技術で解決しようとしているようである.



従来のCPU高速化はすべてトランジスタのゲート長縮小によって動作周波数を増やすことで行われてきたがゲート長が迫りすぎてこれだけでは消費電力が増えるばかりで使い物にならないようになってきた,これからはコアの複数化(デュアルコアよろしく)と言われているがつっこんでみるとトランジスタ内部では「歪みシリコン技術」というものがコンピューター業界のトレンドになるのかも知れない

とか思ったある日こと