草写真(以下”草”) :今回の「大道なかよし公園」でもって、里町地内の
公園は一巡りです。
宿酔い(以下”宿”) :「柿田公園」のすぐ隣なんだな。どうして最後に残したの?。
草 :いや…、それが多少、手違いの生じたところでして…。
宿 :手違い?。
草 :「北大道寺公園」って、覚えてます?。
宿 :ああ、第1回で行ったところだな。
草 :私ねえ、公園の名前に惑わされて、「大道なかよし公園」なんだから、
「北大道寺公園」の南側、まあ、すぐ近くにあるんだろうと思ってまして…。
宿 :思い込みだな。
草 :ええ、思い込みです。怖いですねえ。それで、そのうち見つかるだろうと思って、
住所も確認せず散歩を続けて、ああ、里町あとひとつだなあ、となって、
ようやく住所から場所を調べたんですよ。間抜けな話です。
宿 :この近くなんか、何度も通過してるのにな。
草 :そうなんですよね。意識してないから、見てても分からないんですよね。
さあ、着きました。
宿 :公園名板の上に、なんかいるな。
草 :リスですね。
宿 :リスは、なかよしの象徴か?。
草 :さあ?。オシドリとかじゃないんですか?。
宿 :それは夫婦仲だな。
草 :ああ、そうですか。
前回から、いやに公園の名前にこだわりますね。
宿 :いや、こだわってるわけじゃないが、地名だけでなく、
敢えて、”なかよし”の語句を入れてるのは何故かと気になるだけさ。
草 :うーん、隣の墓地と連携した施設でもありますから、ご先祖様とか家族と
なかよくありますようにという公園設計者の願いが…。いやまあ、
とりあえず入ってみましょうか。
草 :この遊歩道は凝ってますねえ、レンガの中にタイル絵が配されています。
宿 :珍しいな。
草 :”なかよし”は、この公園と周辺住民とのフレンドリーな関係ということじゃ
ないんですか?。
宿 :そういう意味もあるかもしれんが、タイル絵でそこまで言えるものだろうか?。
草 :うーん、そうですねえ。遊具の方にいってみましょう。
あ、これは!。見てください、これ!!。
草 :簡易なベンチでしょうか?、石柱の上面に、なんていうんでしょう?。
草 :”手遊び”、”わらべ遊び”、といったら良いんでしょうか?。
草 :「おちゃらか」、「げんこつやまのたぬきさん」、「かごめ」の三種類が、
彫りこまれています!。宿酔いさん、”なかよし”って、これのことじゃあ?!。
宿 :なるほど確かに!、こいつぁぁ、”なかよし”だ!。
実際に今の子どもたちがこういう遊びをするのかは分からんが、
いつか消滅してしまうかもしれんからなあ、このての形ない伝承的なものは。
草 :正直、”なかよし”なんて、”みんな仲良く遊びましょう”程度の、
キャッチフレーズに過ぎないと思ってたんですけど、
いやあ、意表を衝かれましたねえ!。
宿 :お前も結構、意地が悪いなあ(笑)。しかし、同感だぜ。
”なかよし”という、抽象概念が、こうまで見事に具現化されている
とは思わなかった!。全く、一本とられたよ!。
草 :街区公園、侮るべからずですねえ。
公園巡りData:NO.9
名 称:大道なかよし公園(だいどうなかよしこうえん)
分 類:街区公園
所在地:愛知県 安城市 里町 北山畑3番1
面 積:0.31ヘクタール
設備等:トイレ・水道・複合遊具・砂場・鉄棒・スフ゜リンク゛遊具(3基)
小遊具(3基)駐車場無し。
供用開始:平成13年4月2日
(引用元:安城市 都市整備部 公園緑地課資料)