草写真(以下”草”) :住吉町から篠目町を結ぶ遊歩道もそろそろ終点です!。
公園巡りの第23回目です。
宿酔い(以下”宿”) :うむ、これでも2kmくらい歩いたんだな。
ついさっき、歩き始めたように思うが…。
草 :歩くのに集中してると、3キロや5キロなんて、あっという間ですよ!。
宿 :いや、お前みたいな歩きニストはそうかもしれんが、
俺は愛知県人の常で、日常的に歩かないからな、近く行くにも
車を使ったりして…。まあ、たまには歩くのも良いもんだとは、
最近思うけどな。
草 :そうでしょう?!。楽しいですよね、歩くのって。
おや?、あれは、鳥が飛んでますね!。
宿 :まあ、鳥は飛ぶものさ。
草 :いや、しかし、大きいですよ、カラスよりだいぶ大きい。
1メートルくらいあるかな…。ちょっと、追いかけてみましょう!。
宿 :おいおい、遊歩道はどうするんだよ?!。
草 :また、もどってきますよ。遊歩道は逃げません!。
宿 :まったく、今度は走るのか…。
草 :あ、あんなところに、池がありますね、鳥が降りていきます!。
宿 :やれやれ、走るなんざ、何年振りだか…。
ん?、何か、鳥が増えてるな。
草 :あの、頭の毛は…、アオサギですね!。
草 :日本最大のサギ類だそうですよ!。
宿 :ほう!、そうなのか。
ん、あそこにも、似たようなのがいるぞ。
草 :白いですね。
宿 :じゃ、シロサギか。
草 :シラサギ、ですね。うーん、でも、シラサギにも種類があるみたいで、
それ以上の同定が私には難しいです。
宿 :そうか。
草 :面目ない。
宿 :そんなことはない。
…しかし、住宅地の中に、いきなりこんな池があるんだな。
草 :大雨対策の調整池なんでしょうが、こうやって水鳥が来たり、
施設に装飾が施されたりしているところをみると、
親水公園的な役割も兼ねていますよね!。
宿 :安城市というのは、公園に貪欲だな。
草 :それは…、そうかもしれませんねえ。
遊歩道に戻りましょうか。
草 :「篠目公園」に到着しました。
宿 :おお、久しぶりに、大きな公園だな。
草 :そうですね、分類としては、”近隣公園”となっています。
宿 :キリン公園?。
草 :引っ張りますね(笑)。
宿 :まあな(笑)。
草 :近隣公園は、街区公園より大きく、地区公園よりは小さな公園ですね。
宿 :松竹梅でいうと、竹ってことだな。
草 :そうですね、でも、どっちが松で、どっちが梅かというのは、
分かれるところだとは思いますが…。
宿 :街区公園は、狭いながら、一芸に秀でる公園も多いからな。
草 :広くて設備が充実している公園と、印象に残る公園とは、
イコールではないんですよね。
宿 :特にここ最近は、そう感じさせてくれる公園が多かったからな。
草 :同感です。さて、中に入ってみましょう。
公園の中は、遊歩道のゾーン、
宿 :おお、サクラが満開だな。
草 :調整池を利用した、親水ゾーン、
草 :そして、広場と遊具が配置された、遊園ゾーンに、大きく
分かれています。
草 :公園の広さを活用していて、プレイバリューが高いですよね。
宿 :うむ。実際、人が多いしな。
草 :そうなんですよね、散歩を楽しむご年配の方、遊具で遊ぶ
親子連れや、広場でイヌを運動させたりと、皆さん楽しんでる様子です。
宿 :近くに街区公園が複数箇所あるんだがな、そっちにはほとんど人が
いないというのは、どういうことなんだろうな。
草 :うーん、どうなんでしょうねえ…。
駐車場の有無っていうのも、関係があるかと思いますが…。
宿 :この調子じゃ、街区公園は、怪しげな公園マニアをよろこばせる
だけの空間になっちまうなあ。
草 ;誰が公園マニアですか!?。休日の昼間しか訪れないから、
利用者に偏りがあるように見えるんですよ!。
平日の午後とか夕方とかには、街区公園を利用する子ども達も
多いと思いますよ?!。
宿 :そうかなあ…。
草 :そうですよ。
と、ところで、”星マーク”が意匠された遊具が多いですね。
宿 :と、唐突だな(笑)。
ああ、確かに。そういえば、入り口の看板も、五芒星がついてたな。
なんだろうな?。
草 :これは…、風力計ですかね…?。
宿 :もう、ストレートに、星。だな。
草 :うーん、篠目、星、ささ……。
ああっ!。
宿 :どうしたよ?。
草 :七夕ですよ!。
宿 :たなばた?。
草 :ほら、安城市の七夕祭りですよ、日本三大七夕のひとつという…。
宿 :うむ、毎年8月最初の週末にやってるな。確かに天の星と人の願いとを
結びつける行事だが…、で?、それとこの公園と、何の関係があるんだ?。
草 :そうです、七夕祭りです、安城市では、マンホールのフタの意匠に
用いられるぐらい、関心の高い行事ですからね!。
宿 :なにも汚水のマンホールじゃなくても…。まあ、それはいい。
七夕祭りは安城市を挙げての行事だ、何もこの公園に限った話でも
あるまい?。星が付けたいんなら、全部の公園に付けたって
通る話だぜ?。
草 :でも、この公園に特化して付いてる訳ですよ、星マークが。
宿 :そうだな、何故だ?。
草 :ささ、ですよね?。
宿 :は?。
草 :さ・さ。
宿 :ささは、分かった。それが、どうした?。
草 ;ですから、「篠目公園」の”ささ”と、七夕で短冊を飾る、”笹”とをかけて、
七夕をイメージさせる星マークを、この公園につけてるんですよ!。
宿 :それはつまり、語呂合わせってことか?。
草 :そうです。
宿 :きっぱり言うねえ…。苦しくないか?。
草 :しかしですね、他に安城市で”ささ”とつく町名が他に無い以上、それなりに
いたしかたあいならんかと…。
宿 :アップアップだな(笑)。
草 :いやー、実際のところは、
施設を設計した人に聞かないと分かりませんけどね。
でもほら、篠目の”篠”の字を、手元の漢和辞典で調べると…。
【篠】ショウ、セウ 1)しの。しのだけ、ささ。すす。細くて矢を作るのに用いる。
2)あじか、土を運ぶに用いる竹製の器具。
と、あります。篠目の”篠”の字は、ストレートに、笹の意味みたいですね!。
宿 :うーむ、実際の七夕祭りで使ってる、立派な”竹”のイメージとは異なるが…。
草 :そうですね、せいぜい、腰くらいの高さに茂る、細い笹のイメージですね。
宿 :しかしまあ、これなら、七夕への連想はそれほど無理でもないか。
草 :遊歩道終点の公園で、なんだかきれいなまとめがつきましたね。
今年の七夕祭りは、頑張って写真を撮ってみましょうか!。
宿 :混むんじゃないのか?。
草 :そりゃ、混むでしょうねえ。
宿 :嫌だよ、そんな人ごみは。
草 :でも、時間とか天候の工夫をすれば、なんとかなると思いますよ!?。
宿 :星に願いを、か…。
公園巡りData:NO.23
名 称:篠目公園(ささめこうえん)
分 類:近隣公園
所在地:愛知県 安城市 篠目町1丁目9番
面 積:2.4ヘクタール
設備等:トイレ・水道・複合遊具・ブランコ・ウンテイ・バスケゴール
パネル遊具(5基)・星型遊具複合遊具・ブランコ・ターザンロープ。
駐車場有り。
供用開始:平成10年4月10日
(引用元:安城市 都市整備部 公園緑地課資料)