草写真（以下”草”） ：公園巡りの第25回目は、住吉町の「住吉緑地」に来ています。
宿酔い（以下”宿”） ：おや？、いきなりだな。道ゆきの写真はいいのか？。
なんかそんなこと、前に言ってたような気がするが…。
草 ：ええ、確かに、第16回で、いきなり公園は味気ないと言いました…。
しかしですね、今回は、前回の「住吉公園」からあまりにも近いもので…。
宿 ：ああ、確かに、”目と鼻の先”っていうより、”目とまぶた”くらいの
距離だもんな。
草 ：１００ｍくらいですかね。
宿 ：もう少しはあるかもしれんが…。
ところで、ここ、公園じゃなくて、”緑地”なんだな。
草 ：そうなんですよ。安城市の公園緑地課さんの資料だと、「～～公園」
とは別に、「～～緑地」というのが三箇所、記載されています。
どう違うのかは分かりませんが、行政の中では異なる扱いみたいですね。
担当も、公園”緑地”課、ですし…。まあ、せっかく資料に載っているので、
緑地も訪ねてみるつもりです。中に入りましょう。
草 ：緑地には調整池とグラウンドがあって、敷地の広さの割には、
大きな樹が植栽されています。
草 ：なんだか、面白い形をした、立派なマツがありますよ。
宿 ：これは…、根元から分かれてるんだな…。
株立ち樹形とかいうんだよな、こういうの。
草 ：へえ、詳しいですね。
宿 ：まあ…、聞きかじりだ。
草 ：季節は早春から新緑のに移って、今日みたいに晴れた日は
特に爽やかですねえ。
宿 ：うむ、しかし、八千代病院の脇に、こんなところがあったんだな。
あの時は全く気が付かなかったが…。まあ、夜だったしな。
草 ：なんですか？、あの時って。
宿 ：一年と少しくらい前かなあ、今はまあ、辞めちゃった、前の俺の職場で…。
そうだな、俺がある作業の、まあ、五～六人の班長だったと思いねえ。
草 ：はいはい。
宿 ：で、まあ、当時は景気が良かったから、毎日残業があってな。
夜の七時少ぅし過ぎてたかなあ、班の一人が、”気分が悪いので早退したい”
って、報告に来た。
草 ：ええ。
宿 ：まあ、”無理しちゃいけねえ、帰ったらいいや”と、俺は言ったんだが、
いちおうな、形だけでも症状を聞いとこうと思ったんだ。
草 ：はい。
宿 ：するとそいつの言うことには、二日前の日曜日に、家で一杯やって
風呂入ってるときに、滑って転んで、水道の所に頭をぶつけて、
気ぃ失って、救急車に運ばれたんだそうだ。うん、この、八千代病院にな。
草 ：あらら。
宿 ：まあ、そんときは、MRIっつうの？、精密検査してもらって、
とりあえず異常なしってことで、切った傷をホチキスみたいなので止めて
もらって、帰ったんだと。
工場の中じゃ、帽子被ってるから、そんな傷、気が付かなんだ。
草 ：しかし、そのあと数日経って、気分が悪いというのは…。
宿 ：そう、俺もそう思った。場所が場所、頭で、しかも気ぃ失うような衝撃を
受けた後だ、一人で帰らせて、なんかあってもいけねえと思って、
俺が付き添って、この、八千代病院に来たんだよ。
草 ：へえ、そんなことがあったんですか。まあ、そいういう状況じゃあ、
隣に公園があったか何があったかなんて、目に入ってないでしょうねえ。
宿 ：まあな。しかしだ、草写真、この話は、大事なのはここからだ。
草 ：はい？。そうなんですか。
宿 ：ああ。
普通の診察時間は過ぎてたから、ちょうど、この緑地から見えるほうの、
夜間緊急受付の方で受付をして、まあ、当直の先生に診てもらったんだよ。
草 ：はい。
宿 ：その先生は、そうさなあ、年齢は二十代半ばから後半の、若い先生でな。
草 ：医師免許って、ストレートに取っても２４歳くらいですよね。そうすると、
先生になりたてって感じですね。
宿 ：そうなのよ。で、専門は皮膚のほうだっていうんだ。まあ、
”畑違いの患者で勘弁してください、先生、どうですかね？、
この、同じ八千代病院で二日前に検査を受けてるんだ。
患者が帰っても大丈夫か？入院した方が良いのか？ってところ、
ひとつ教えて下さいよ”ってな、まあ、聞いてみたんだ。
草 ：まあ、そうですよねえ。
宿 ：先生が言うには、
”うーん、精密検査では異常ないですから、これでまた検査しても同じことだし、
でも、大丈夫かって言われると、言い切れないですねえ”って、
ずいぶん煮え切らねえんだ。そんなくらいなら、俺でも言える。
草 ：はは（笑）。まあ、でも、そう言うしかないんでしょうねえ、無駄に検査や入院も
させられないし。かといって、後で何かあったらと思うと、絶対大丈夫とも、
言えないし。
宿 ：ああ、俺もそう思った。まあ、精密検査の結果を信じるしか無いだろうと。
そう、先生には伝えて、ありがとうございましたって、帰ってきたよ。
若くたって、ドクター様だからな。彼がする以上の判断が、俺に出来る訳も無し。
幸い、その、頭打った野郎は、その後なにも異常無しで、今は
あいつが班長なのかなあ…。
草 ：そうですか、なによりでしたね。
宿 ：しかしな、思ったよ、夜に怪我したり病気したりしちゃいけないってな。
夜の病院の能力は、質も量も、昼間より数段低下してる。
昼間なら助かるものも、夜だと助からねえ。
お前も、昼間こうやって、ふらふら写真撮るのはいいが、夜に出歩く時は、
気を付けなきゃいけねえぞ？！。
草 ：そうですねえ、今のところ、夜景を撮るつもりは無いんですが、
夜景撮影は写真の一大分野ですからねえ、撮るときは、十分気を付けますよ。
宿 ：うむ、俺なんかあれ以来、飲むのは昼酒と決めちゃったからな。
夜は寝るだけだ。
草 ：（それじゃ仕事は見つからないんじゃ？……。）
公園巡りData：NO.25
名 称：住吉緑地（すみよしりょくち）
分 類：緑地
所在地：愛知県 安城市 住吉町2丁目249番11
面 積：0.48ヘクタール
設備等：駐車場無し。
供用開始：平成18年3月31日
（引用元：安城市 都市整備部 公園緑地課資料）
宿酔い（以下”宿”） ：おや？、いきなりだな。道ゆきの写真はいいのか？。
なんかそんなこと、前に言ってたような気がするが…。
草 ：ええ、確かに、第16回で、いきなり公園は味気ないと言いました…。
しかしですね、今回は、前回の「住吉公園」からあまりにも近いもので…。
宿 ：ああ、確かに、”目と鼻の先”っていうより、”目とまぶた”くらいの
距離だもんな。
草 ：１００ｍくらいですかね。
宿 ：もう少しはあるかもしれんが…。
ところで、ここ、公園じゃなくて、”緑地”なんだな。
草 ：そうなんですよ。安城市の公園緑地課さんの資料だと、「～～公園」
とは別に、「～～緑地」というのが三箇所、記載されています。
どう違うのかは分かりませんが、行政の中では異なる扱いみたいですね。
担当も、公園”緑地”課、ですし…。まあ、せっかく資料に載っているので、
緑地も訪ねてみるつもりです。中に入りましょう。
草 ：緑地には調整池とグラウンドがあって、敷地の広さの割には、
大きな樹が植栽されています。
草 ：なんだか、面白い形をした、立派なマツがありますよ。
宿 ：これは…、根元から分かれてるんだな…。
株立ち樹形とかいうんだよな、こういうの。
草 ：へえ、詳しいですね。
宿 ：まあ…、聞きかじりだ。
草 ：季節は早春から新緑のに移って、今日みたいに晴れた日は
特に爽やかですねえ。
宿 ：うむ、しかし、八千代病院の脇に、こんなところがあったんだな。
あの時は全く気が付かなかったが…。まあ、夜だったしな。
草 ：なんですか？、あの時って。
宿 ：一年と少しくらい前かなあ、今はまあ、辞めちゃった、前の俺の職場で…。
そうだな、俺がある作業の、まあ、五～六人の班長だったと思いねえ。
草 ：はいはい。
宿 ：で、まあ、当時は景気が良かったから、毎日残業があってな。
夜の七時少ぅし過ぎてたかなあ、班の一人が、”気分が悪いので早退したい”
って、報告に来た。
草 ：ええ。
宿 ：まあ、”無理しちゃいけねえ、帰ったらいいや”と、俺は言ったんだが、
いちおうな、形だけでも症状を聞いとこうと思ったんだ。
草 ：はい。
宿 ：するとそいつの言うことには、二日前の日曜日に、家で一杯やって
風呂入ってるときに、滑って転んで、水道の所に頭をぶつけて、
気ぃ失って、救急車に運ばれたんだそうだ。うん、この、八千代病院にな。
草 ：あらら。
宿 ：まあ、そんときは、MRIっつうの？、精密検査してもらって、
とりあえず異常なしってことで、切った傷をホチキスみたいなので止めて
もらって、帰ったんだと。
工場の中じゃ、帽子被ってるから、そんな傷、気が付かなんだ。
草 ：しかし、そのあと数日経って、気分が悪いというのは…。
宿 ：そう、俺もそう思った。場所が場所、頭で、しかも気ぃ失うような衝撃を
受けた後だ、一人で帰らせて、なんかあってもいけねえと思って、
俺が付き添って、この、八千代病院に来たんだよ。
草 ：へえ、そんなことがあったんですか。まあ、そいういう状況じゃあ、
隣に公園があったか何があったかなんて、目に入ってないでしょうねえ。
宿 ：まあな。しかしだ、草写真、この話は、大事なのはここからだ。
草 ：はい？。そうなんですか。
宿 ：ああ。
普通の診察時間は過ぎてたから、ちょうど、この緑地から見えるほうの、
夜間緊急受付の方で受付をして、まあ、当直の先生に診てもらったんだよ。
草 ：はい。
宿 ：その先生は、そうさなあ、年齢は二十代半ばから後半の、若い先生でな。
草 ：医師免許って、ストレートに取っても２４歳くらいですよね。そうすると、
先生になりたてって感じですね。
宿 ：そうなのよ。で、専門は皮膚のほうだっていうんだ。まあ、
”畑違いの患者で勘弁してください、先生、どうですかね？、
この、同じ八千代病院で二日前に検査を受けてるんだ。
患者が帰っても大丈夫か？入院した方が良いのか？ってところ、
ひとつ教えて下さいよ”ってな、まあ、聞いてみたんだ。
草 ：まあ、そうですよねえ。
宿 ：先生が言うには、
”うーん、精密検査では異常ないですから、これでまた検査しても同じことだし、
でも、大丈夫かって言われると、言い切れないですねえ”って、
ずいぶん煮え切らねえんだ。そんなくらいなら、俺でも言える。
草 ：はは（笑）。まあ、でも、そう言うしかないんでしょうねえ、無駄に検査や入院も
させられないし。かといって、後で何かあったらと思うと、絶対大丈夫とも、
言えないし。
宿 ：ああ、俺もそう思った。まあ、精密検査の結果を信じるしか無いだろうと。
そう、先生には伝えて、ありがとうございましたって、帰ってきたよ。
若くたって、ドクター様だからな。彼がする以上の判断が、俺に出来る訳も無し。
幸い、その、頭打った野郎は、その後なにも異常無しで、今は
あいつが班長なのかなあ…。
草 ：そうですか、なによりでしたね。
宿 ：しかしな、思ったよ、夜に怪我したり病気したりしちゃいけないってな。
夜の病院の能力は、質も量も、昼間より数段低下してる。
昼間なら助かるものも、夜だと助からねえ。
お前も、昼間こうやって、ふらふら写真撮るのはいいが、夜に出歩く時は、
気を付けなきゃいけねえぞ？！。
草 ：そうですねえ、今のところ、夜景を撮るつもりは無いんですが、
夜景撮影は写真の一大分野ですからねえ、撮るときは、十分気を付けますよ。
宿 ：うむ、俺なんかあれ以来、飲むのは昼酒と決めちゃったからな。
夜は寝るだけだ。
草 ：（それじゃ仕事は見つからないんじゃ？……。）
公園巡りData：NO.25
名 称：住吉緑地（すみよしりょくち）
分 類：緑地
所在地：愛知県 安城市 住吉町2丁目249番11
面 積：0.48ヘクタール
設備等：駐車場無し。
供用開始：平成18年3月31日
（引用元：安城市 都市整備部 公園緑地課資料）
