最初は、スカーレットのジェットコースターのような恋愛ストーリーが描かれる。失恋からの腹いせ結婚、即、未亡人になってまた、恋愛。読んでて楽しい。
けど、2巻目ぐらいから、戦争が激しく味方の南部同盟の負けが見えてくるところから、本当に辛い描写が続く。
だいたい、スカーレットがアシュレを口説き落とせるのか?それともバトラーがスカーレットをその気にさせられるのか?その進展だけが知りたいのに、つうか結末知ってるけどね!あと、メラニーは本当にスカーレットが自分の夫を狙ってることに気づいてないのか?そこが一番知りたいだけなのに、なんでこうも悲惨な戦争シーンが2巻、3巻と何百ページも続くのか?!
読むのがほんと辛くて、しんどかった…
しかし、読んでて気がつくのは、自由の国アメリカが南北戦争時代の女性たちは、日本の女性たちと同じか、それ以上に男を持ち上げて、バカなふりして生きていかんならんかった、という男尊女卑の描写が多いこと。日本なら3歩下がって、だけど、アメリカだと10歩は下がってる感じがした。
スカーレット自身はそんな男尊女卑の空気も上部だけまねて、どんどん社会進出していくから、叩かれまくるけど、まったく平気。もう絶対飢えたくない!と心に誓ってるし。言いたいなら言えって感じ。そのかわり、友達いない。けど、家には使用人も家族もたくさんいる。寂しさなんか感じてる暇ない。寂しさより、飢えの恐怖がまさってる。スカーレットに、(そして読んでる私にも)平穏な日々はいつくるのか?と思いながら読み進めた。
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