全編、大真面目に演じた歴史コメディ、あるいはパロディではなかろうか?毎回のことか。
橋田寿賀子脚本のごとく嫁姑問題に苦悩する佐藤次郎(角野卓造か?)から始まって、小栗旬が父役の坂東彌十郎とかわすセリフの数々はコントみたい。喋らなければコワモテで大物感満載なのに、すぐ、心が折れた、頼朝についてたら死ぬ、などと弱音を吐いて、その見た目とのギャップが凄い。(ほんまキャスティングの威力。)坂東彌十郎が先に安全地帯にたどり着いていて、後からやってきた頼朝に良かった!待ってました!と大歓迎する様を見て小栗旬がよく言うわ、という呆れ顔。ココ笑うとこです、みたいな演出が。
そして、聞き流せなかったのが、國村隼演じる親分が家来にお前、戦ってみるか?とリクエストしたら、家来は「よろこんで!」。なんですと?よろこんでって、あの居酒屋で注文した時に店員さんが言うやつ?それを、この大河ドラマで使いましたか?いやいや、この戦国時代で使われる方が正しい気がする。常々、どっか大袈裟やなと思っていた。戦国時代で武将に応える時こそ、「よろこんで」でしょ。いや、ふつうは「はっ!」かな。あと、さっきの「心が折れた」というセリフも戦国時代こそ、使われて正しい気がする。でも、ひょっしたら、今も別な次元でのゆる〜い戦国時代なのか。
あと、新垣結衣vs小池栄子も今日も笑えた。
あと、歯抜け爺の康すおんは最初に名前出てくるのに、一向にアップにならないどころか、その他大勢と一緒にボヤけて映ってる。
先週も名前は出てくるけど、まったくどこにいるかわからなかったので、今日は、後から見直して、ああ、おるおると、確認できた程度でした。