副題が〜太宰治と3人の女たち
キャッチコピーが、
死ぬほどの恋 ヤバすぎる実話
世界的ベストセラー誕生の裏側をゴージャスに蜷川実花監督が描いた。
とのことですが、どうやら評判はイマイチかな?
集英社文庫の「人間失格」(最近、アニメが表紙のこの本を友達が貸してくれて、これが文字が大きくて改行も多くてとても読みやすい。学生時代には、ほぼちんぷんかんぷんの内容も歳をとったせいか、痛いほどによくわかってしまった)を読み終わったとこなので、アプリから探して携帯のちっちゃな画面鑑賞。
結果、それほど悪くない。というか、まあまあ面白かった。
ただ、太宰治が小栗旬では、ちょっと不幸せが足りない感じ。もうちょっとやさぐれた雰囲気、頬のかけ方からして安田顕なんか、どうだろ。安田顕は46歳。小栗旬37歳で太宰治が亡くなった頃の年齢だけど、今の人若いもんね。
このストーリーによると、3人の女性たちが太宰治に名作を書かせた感じになってて、へえ〜、そうだったのね。と感心。
ファーストシーンもラストシーンも心中だけど、どっちも可笑しみがあるのが道化らしい太宰治らしさなのかも。とくにラストシーンで相手の女を諭すのが良かった。元々、人間失格もドロドロだけど、どこか笑えるところあるもんね。