バーの休日 2011年11月28日 22時14分51秒 | 日記 シゲティ若かリし日の演奏。 ブロッホのヴァイオリンコンチェルト。 結構ドラマチックに進行しながら、どことなく陰鬱なのは、時代背景のせいか。 1939年の録音なんです。 艶やかな、発刺としたシゲティのヴァイオリンが、色彩と陰影を描き出して行く。 淡々とした内に、情念と確信を積み重ね、むしろ心地良ささえ感じる高みに誘ってくれる。 オレだって頑張ってるんだ、って言いたいのを見透かされているんだろうか。 慈悲深く、全てを包み込んでくれる。 際限のない愛をたたえながら…