アリオンの2リッターA20(ZRT261)のG-plus packageは
同車種の最高グレードで装備類は充実している。
新オヤジ1号は後期高齢者向けにと更にオプションも加えていたので
自分に必要だったかどうかは別としてなかなか豪華な仕様になった。
シートは本革、ヘッドランプはLED、16インチアルミはスーパークローム
メタリックに塗装された物になっており(※注1)、
エアバッグも前席サイドに加えてカーテンシールドまで装着されているのだ。
※注1 ホイールのTOM`Sと夏タイヤADVANのV105でセット購入の為、
純正ホイールは冬のスタッドレス用として別途保管中。
お披露目出来るのはGAZOO閉鎖後の今冬登場の予定。
人間の欲望には際限がないもので一度満足してしまうとそれに飽き足らず、
もっともっとと新たな欲求が出てくるものなのである。
実際自分の愛車となると少々物足りない気がするのも判ってもらえるだろうか。
客観的な必需品より主観的な嗜好、人の好みは十人十色だろ。
ということで80代後半に設定していたオーナーから還暦オヤジへの仕様に
若干手直しをしていこうかと思ったのである。
判りやすく言えばタイトル通り「ジジイからオヤジへ」という話だな。
納車1週間前の今になって純正で変更(または追加)出来るものは
ディーラーオプションだけとなれば目を皿のようにしてカタログや
ネットで調べなければならなかった。
たいした話ではなく殆どが小物類になる訳だが。
まずはレインクリアリングブルーミラー。
前オヤジ号でも装着していたもので薄いブルーの見た目と
表面に親水処理が施されており太陽光で親水性の回復が持続するらしい。
初代1号ではsettaiさんから紹介された汎用品を選択したが、
最近のクルマはLDA(レーンディパーチャーアラート)という
車線のはみ出し防止補正がミラー内に表示されるようになっており、
純正品を装着する方がその機能を活かすことが出来るのだ。
因みに70カムリでは何故かオプションカタログには載っていないが、
全く同型のミラーのアクアにはあった為、事前にそれに付け替えさせていた。
新車購入の際には見栄や金銭的にゆとりのある者を除けば
ほとんど誰もが値引き交渉するだろう。
相手のセールス担当者の地位によっては権限も若干違うようで、
金額面で目一杯だとなった時に用品追加でサービスとか
割引を引き出せることも度々あったし、経験上市販の物でもある程度可能だ。
上手に粘れば最後の最後に店長クラスが登場して
「本当にお客さんだけですから他にはご内密に」みたいな話になるのは
ディーラーだけでなく別の業種でもありうる事だろう。
この限度の見極めこそが肝心であり
相手によって一定でないのが非常に難しい部分ではあるのだが、
それについては今回の記事本来の趣旨とは外れてしまうし、
紙面の文量の具合からもこのくらいでご勘弁。
ドアハンドルの内側の傷つき防止プロテクターもその一つ。
純正品は透明シール状の物しかなく以前TRDの物を装着していたので
それを取り寄せてもらった。
これも当初は担当セールスからアリオンへの適合品がありませんと返答があり、
直接TRDに問い合わせると単純に取付した実績がない、
要はTRDでは適合の是非が不明だというだけの話で、
重要保安部品でもない物だし一度チャレンジしてみても良いと思う。
https://www.trdparts.jp/exterior/doorhandleprotector.html
この商品は大と小と2種類ありどちらを選ぶかは実際の愛車のサイズを
測定してからの方が当たり外れは少ないだろう。
オヤジ号の場合は下取りに出すカムリの物(小)を事前に剥がして
現物で確認済みなので取付出来ないリスクは少なくはあった。
これをご覧のTRD関係者がいればHP製品適合欄に加えていただきたい。
ヘッドライトとテールライトはLEDでも純正のフォグはハロゲンのままで
同時点灯するとフォグだけ中途半端に黄ばんで格好悪い。
実際の霧中での方向はイエロー色が見やすいらしいが純正の光量では
デイライトにも使えないような物なのだ。
こいつはLEDに交換しよう。
明るくて実用的なものをと考えた結果LEDAの物を購入して持ち込んだ。
http://autosite.jp/i/05-leda-fog-/
純正カタログでもフォグ用LED球もあったのだが定価は37,000円で、
その割には性能には疑問があり最初から眼中には無かった。
時間とやる気させあればひょっとして私にでも交換できるかも知れないが、
ディーラーに依頼するのは特にライト系は車検に合格出来る仕様の物なのは
当然としてその光軸の向きや高さ、幅など規定された通りに
照射されているかが一番肝心だからなのである。
やたらと目が眩むような青い光の対向車や後続車に遭うことがあるが、
自分だけが良ければみたいな阿呆にはなりたくないからね。
尚、ドアハンドルプロテクターとLEDフォグは既に前回記事でお披露目済である。
少々不満はあるもののアリオンの最大の魅力は5ナンバーで取り回しが良く、
且つ2リッターの場合はそれなりに俊敏であるという点だろう。
惜しむらくはこの2リッター3ZR-FAEの152馬力エンジンは
決してスポーティとは言えない点でVOXYやノアにも採用されているのでも
その性格が判ると思う。
そうなればこれも有用なアイテムだろうと思う。
持ち込みでの装着品だがスロットルコントローラー。
初代オヤジ号でもトムスの物を装着していたのを覚えている方もいるだろう。
https://www.tomsracing.co.jp/sv/products/parts/details.php?mprID=402
今回選んだのはブリッツの製品
https://www.blitz.co.jp/products/throcon/throcon.html
筐体自体は全く同じなので実質的には同じところでOEM製造されてるのだろう。
やはり仕様も価格も似たようなもので単に納期が早かったブリッツを選択。
タイヤと同様にまだワインディングには行っていないので、
堪能するところまでは体感できていないが、
ちょっとした時のレスポンスが違うだけで別のエンジンをマウントしたように
なるのも改めて今どきの電子制御のクルマなんだなとニンマリしてしまうね。
加えて同時にアフターパーツの定番でもあるホーンの交換も行っておいた。
全てとは言わないが上級グレードならパッと見えない
こういう部分に差をつけてもらいたいもの。
ユーザーが気にしていないと思うのはメーカーの担当者だけではないのかね。
しょぼい音から重厚なレクサスLS600hの純正品と取り換えさ。
トヨタ車同士ならコネクター差し替えと取付ボルトの脱着だけ、
私でも10分で出来るDIY作業だわ、してないけど。
ネットでも購入できるがディーラーなら安価で安心、
朝頼んで昼前には入荷していた。(参考価格1個2000円強x2)
頻繁に使う物ではないが何といっても自己満足最優先ですからね。
これで気分はレクサスLSへ。
とはなりまへんけどあくまで気の問題ね・・・。
最後に前オヤジ号からは時間的な制約と70専用品は無理だったのもあって
A&R labのケーブルのみ移植。
オーディオも深みに嵌ると底なし沼の蟻地獄だろうし、
これ以上力を入れる気もないがヴォーカル音は確かにクリアとなった。
プラシーボ効果も否定はしない。
さてと山の神の目もあることだし今回はこれくらいで手を打つか。
牽制を掻い潜って少しずつでも手を入れていきたいとは思っている。
一応これにて一連のアンチエイジングシリーズは一旦終了の巻とする。
(了)
後期高齢者仕様から着々とオヤジ仕様に変化してますね。
エンジンは152psあるのに、それほどスポーティではないのですか?数値だけ見ると速そうなんですが。。。
LEDAのLED、サイトをのぞいてみましたが良さそうですね。
カムリのハイビームと社用車のロービーム、どちらもハロゲンなので交換したいと思ってますが、使用頻度からするとフィールダーかな。
大人しい羊さんモードからアクティブなシマウマ?モードへ変身してますネ。
カムリと同様細部まで投資されお気に入りモードへチェンジ!ですネ。ワインディングでもキビキビ反応してくれそうです。その感想もお願いします。
いえ当然1500より1800、1800よりは2000の方が馬力もトルクもありますが、
スポーツタイプでないクルマだけに例えば86とかスープラみたいなエンジンじゃないです。
LEDは傍目は明るい(眩しい)ですが車内からは数値よりは落ちるかもです。
いずれにしても光量より光軸やカットラインを重視する方が実用的かと思います。
一昔前のスカイラインは「羊の皮を被った狼」みたいなキャッチコピーでしたが、
こちらは「羊の皮を被った羊」で単にそのままですからね。
狼は難しいですがせめて鹿程度になれば良いですけどねえ・・・?
ドアミラーの写真を見ると、エアロスタビライジングフィンも
しっかりついているのに、152馬力エンジンはいまいち後期高齢者仕様。
スロットルコントロールが効果大と言うのは意外でしたが、
考えてみればTOYOTAはこういうところでクルマの性格を
微調整をしてるのですね。
例えばオヤジ1号につけた時は元々俊足な上に標準でノーマル、スポーツとモード
切替がついていたのでその後は不要となっていました。
だけど新オヤジ1号はそんな設定がないので再びこいつのお世話になろうと思った次第です。
昔のワイヤーでスロットル開度を変えていた時代と比べて今は電子スロットル。
ある意味便利な時代になったものだと思わざるを得ません。
勿論これを常時使うのでなくいざという時に切り替えるのが面白いですね。
やはり全くと言って良いほど違いますよ。
取付してもらったディーラーの整備士が試走の際に
あまりのピーキーさ、挙動の違いに「やばいっす。」って言ってました。