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う~ん満足マンゾク!

2016-09-21 12:36:00 | インポート

先週の金曜日(16日)は帰宅してすぐにいつもは観ないテレビの前に陣取った。

勘の良い人はお判りかも知れないね。

 
WBC世界バンタム級タイトルマッチの放映があったからである。
 
ちょいとばかり知ってる青年だった山中慎介が王者になって以来いつも応援しているのだ。
 
 
spo1509220028-p2.jpg 
 
 
プロになってからは通算2826勝無敗(2引き分け)の素晴らしい成績で、
 

特にタイトルを獲得する前後のKO率は抜群で「神の左」なんてキャッチコピーまで付けられて

今やボクシングファンならずとも全国区の知名度である。


 

王者になった年齢も若くは無かったせいもあり(現在33歳)、


今回が11度目の防衛戦になるがその相手も先を行き急ぐように

ランキング上位の選手とばかり対戦することも

防衛記録だけ優先するようなマッチメイクするのでないのも人気の一つだろう。


 

実は彼の夢はアメリカ(ラスベガス)でのビッグマッチなのである。
 

だがここ2試合ばかり神の左も不発がちな判定勝ち

口の悪い者からは限界説まで出る始末さ。

 
この日の相手は同級ランキング1位、前々回に微妙な判定で辛勝したモレノ。

 

こいつは正真正銘に強い選手だ。


 

長年WBAのバンタム級やWBCのスーパーバンタム級のタイトルを保持していた。
 

WBAと言えばあの亀田興毅も同じバンタム級王者であったのを覚えている者もいるだろう。

亀田はWBAから統一王者戦の指名を受けてすぐに階級を変更し

タイトルを返上した相手がこのモレノだったのである。


 

戦績も41試合36勝(12KO4敗、1引き分けで
 
4敗の内の1つは前の山中戦だが特筆すべきはKO負けは0


相手が打ち込もうとした時にはもうそこにはいないという喩えであるが、

付けられたあだ名が「幽霊」。それくらいディファンスに長けた選手といえる。

 

試合会場はエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)で、

地元(滋賀県湖南市)応援団も大勢駆けつけている。

うち会社の連中もも何人かは現地で観戦しているはずだ。

 

ところが試合が始まると先の判定負けの教訓からか

今回は珍しくモレノが1回から鋭い攻めを見せた。


ほぼ109でモレノに有利な採点がつくだろうと思われた1ラウンドもほぼ終盤、

いきなり山中の左フックが当たりダウンを奪う。

応援するこちらは山中のKOを期待しつつも相手も歴戦の実力者、

見るからに実力伯仲で簡単に山中も攻め込むことが出来ない。

 

そうこうしている間にラウンドは4回、今度はモレノの右フックが炸裂、

堪らず山中がダウンを喫するはめに。

効いているのは間違いなくかなり足にもきている様子で危ない状態。


次の5回も右をもらいぐらついたものの何とか踏ん張ってダウンはせずに済む。

この時点での採点なら五分五分か1ポイント程度はモレノだっただろう。

 

ところが6回、ついに山中の神の左ストレートが爆発。

パンチが当たって吹っ飛ぶくらいにまともに強烈なのを食らっては勝負有った。

 

ダメージの残る7回に2回目のダウンをした際にレフリーによるTKO勝ち。

モレノ自身にとって初のノックアウト負けである。

 

こりゃあ痛快だったね。

やっている選手には申し訳ない、山中を応援する立場ではあるけれど、

紙一重の真剣勝負のやるかやられるかが格闘技の醍醐味だと改めて思う。


山中がKO勝ちして何の文句もないのだがディフェンスの固いモレノが

何故最初から攻撃的に打ち合ったのか非常に不思議だった。

 

ヒントは試合後のモレノのコメントに現れているのではないかと思う。

「お互いパンチの応酬でいい試合だったと思う。

私は明確に勝つためにリスクを負って戦った。

山中はグレート名チャンピオンで素晴らしい左を持っている。

それが私にコネクトした。」と述べている。


山中が意図したのでは決してないだろうが、

相手が打ち合いたいと思えるくらいに両者の実力が拮抗していたのではないだろうか。

柔道や空手、剣道などの格闘技でも実際に技を掛ける以前、

つまり対峙しただけで互いの力量が解るという話を聞いたことがある。

ましてや彼らは一度対戦しているのだから。

 


 

この紙一重に勝てる力があるうちに早く山中の夢が叶えばいいなあ。

そうそう、地元で試合があるうちに今度は一度生で観戦しに行こうかね?

今回みたいな試合だとリングサイド席も値打ちがあるというものである。

TV中継を見逃した方や再びあの興奮を味わいたい向けには以下をどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=BiApHiDSamw

 

実のところいつものようにこの流れから

ある気になる自動車会社の話題へ移るつもりだったが、

山中話が弾みすぎて思いのほか長くなってしまった。

このまま続けるのも間延び必至である。

その話はまたの機会に書くとするか。


 


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (一年生)
2016-09-21 13:13:18
こんにちは

この試合生では見ていませんでしたが

当日のVTRで長谷川選手の試合と共に見ました。

2つともいい試合でしたね~

やはりボクシングはKO勝ち(TKO)が面白いですね~

11度目の防衛は凄いけど

改めて具志堅の13度防衛って凄かったんだな~とその日思いました。

でも山中ならその記録を更新できるかも?

長谷川の試合もいい試合でした。
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Unknown (車好きオヤジ)
2016-09-21 17:39:40
一年生さん。
長谷川はよく頑張りましたね。
正直全盛時を知る者としては辛い気持ちが大きいですね。
でもひょっとすれば王者のままで引退するかも知れないですよ。
ボロボロに(負けて)なって引退するより個人的にはこのまま・・・が良い気がします。
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Unknown (北のはげおやじ)
2016-09-21 17:55:03
車好きオヤジさんの事を思いながら、
わたしも見ていました。

山中さんは、年齢から、力が落ちてきているのかな
なんて思っていましたが、TKOで鮮やか!

おめでとうございました。
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Unknown (ヴェル24)
2016-09-21 19:13:58
こんばんは。
格闘技はあまり好きではありません。でも山中選手の神の左は有名でウチの奥さんも覚えてます。試合は見ませんが、試合前のインタビューなど見てると、この人が負ける気がしません。いつも何かに挑んでいる。それでいて良いお父さんだからです。

長谷川選手も良い人ですネ。人柄の良さを感じます。両名ともいつまでも活躍して欲しいです。
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Unknown (はやてこまち)
2016-09-21 19:58:15
こんばんは。
私はスポーツニュースで結果だけを見てました。
1ラウンドから打ち合いとは、普段にも増して白熱した試合だった様ですね。
勝負の世界は実力が拮抗すると、ある程度リスクを負ってでも冒険しないとイイ結果が得られないのかも知れないと感じましたね。
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Unknown (settai)
2016-09-21 22:05:43
残念ながら、この試合は見ておりませんが
山中選手は強いですね。

このまま勝ち続けて
具志堅用高氏の13回防衛の記録を
破って欲しいと思います。

何時ぞや国営放送で具志堅の13回防衛の
ドキュメントを見ましたが、最後は追われる立場の
プレッシャーで夜も眠ることが出来なかったようですが
山中選手ならやってくれそうな気がします。
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Unknown (車好きオヤジ)
2016-09-21 23:10:02
はげおやじさん、こんばんは。
入院生活は順調でしょうか?
記事にも書いたように早く夢のアメリカで試合をして欲しいですが、
まだ国内で防衛戦をするでしょう。
せめて次くらいは生で観戦しようかと思ってますので機会が有れば
テレビ画面の奥隅を見ていてもらえばなんて思います。
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Unknown (車好きオヤジ)
2016-09-21 23:12:54
ヴェルさん、毎度です。
結果が判っての後だしじゃんけんみたいですが
本文にあるアドレスを一度クリックしていただいて観戦してやってください。
保険つきながら真剣勝負のギリギリの面白さは理解いただけると思いますよ。
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Unknown (車好きオヤジ)
2016-09-21 23:15:34
はやこまさん、こんばんは。
ヴェルさんへのコメントにも書きましたが一度今回の山中戦見てやってください。
で、面白ければ次回の防衛戦を是非とも生で観戦し応援してやってもらいたいです。
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Unknown (車好きオヤジ)
2016-09-21 23:18:55
settaiさん。
具志堅もそうでしたが負ける時は非情で辛い状態になります。
体調や相手にもよりますがまだ山中は王者としておれるのではと思います。
力のある間に是非アメリカでやって欲しいですね。
勝ち負けよりもそれが彼の夢なのです。
ファンとして叶えさせてやりたいですね。
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