このブログを見る方で、英語を力をつけようと思う人は少数かもしれません。
しかしそんな方の役に立ってこそ、情けは人のためならず一般交換、自分に返ってくるはずなので、トレーニングというカテゴリーを設けました。
英語の力をつける(あるいは、鍛え直す)近道は、できるだけ最初からやり直すことでしょう。同じ道を繰り返すのですから、以前のような時間はかかりません。そして現在地点を通過する頃には、学習速度は何倍にも上がっています。急がば回れ。「やり直し」の時間などすぐに取り返せるでしょう。
具体的に言えば、平均的日本人の場合だと、中学1年生の段階から「やり直す」ということになります。
もっと具体的には
1 アルファベットから(そしてフォニックス - Phonics - 英語の読み方(発音)から)やりなおす。
2 中学文法からやりなおす。
3 中学英語のリーダーからやりなおす。
ということですが、大学受験生にもこれから海外赴任だという方にも強力にお薦めします。
理由はそれぞれ、
1 発音ができないままの英語学習はすごぶる効率が悪いです。英語をインプットするのに、見るしかないからです。そして人間の脳は、アウトプットした情報を「アウトプットに足る利用度の高い情報」として優先順位を上げます。ぶっちゃけていえば、アウトプットしたものだけが人の頭に残ります。発音できないままだと、英語のアウトプットには書くしかありませんが、これは非常に時間がかかります。特に英語に不慣れで、英語を扱うチャンク(情報処理の単位)が小さいままだと、ものすごく時間がかかります。
ある英文を訳せても、音読できない人は、驚くほど多いです。
逆に初見の英文をすらすら音読できることは、英語学習の効率から言って、大きなアドバンテージです。それには発音の基礎工事がしっかりとできている必要があります。
子ども向けのPhonics本が多い中で、『フォニックス“発音”トレーニングBook』が大人にもお勧めできます。
2 多くの人が、わからない単語が皆無になるまで辞書を引きまくって、並んだ日本語の単語を意味が通るようにつなぎ合わせることで、英語を日本語に訳した、と考えています英語の予習とは、だからわからない単語を調べておくことです。一方で、反射神経を問うような文法問題は練習しても、目にした英文の構造を分解したり、英文に込められたニュアンスを浮かび上がらせるのに英文法を使う人は多くありません。そのため、たとえばマーク・ピーターセンがある自然科学雑誌に連載した『日本人の英語』が(その内容は、最も売れている高校生向き文法書『総合英語Forest』のレベル以下なのに)驚きと賞賛を持って迎えられるという訳です。受験生が中学レベルの文法の説明ができないのは与件として、お薦めの教材としては『くもんの中学基礎がため100%英語(文法編)』(中1/中2/中3まであります)があります。
3 中学リーダーの単語/表現を自由に引き出すことができれば、日常会話に事欠きません。知的な議論をするには、やや語彙が不足するかもしれませんが、それは相手に説明させるソクラテス法で対応できます。「自由に引き出すこと(ランダム・アクセスができること)」と言いましたが、逆に言えば中学英語のリーダーはすべて暗唱できる(シーケンシャルに呼び出せる)ことは、英語の基礎としてミニマムです。一定量の英文を暗唱できる能力/暗唱したという体験知が、インプットにせよアウトプットにせよ、あらゆる英語運用能力の基礎になります。これを鍛えるには、実際の中学英語の教科書(あるいは教科書ガイド)がありますが、どういうわけか音声教材が割高なので、元ネタを中学英語教科書から得ている『英会話・ぜったい・音読シリーズ』がCD付属で、割安かもしれません。
しかしそんな方の役に立ってこそ、情けは人のためならず一般交換、自分に返ってくるはずなので、トレーニングというカテゴリーを設けました。
英語の力をつける(あるいは、鍛え直す)近道は、できるだけ最初からやり直すことでしょう。同じ道を繰り返すのですから、以前のような時間はかかりません。そして現在地点を通過する頃には、学習速度は何倍にも上がっています。急がば回れ。「やり直し」の時間などすぐに取り返せるでしょう。
具体的に言えば、平均的日本人の場合だと、中学1年生の段階から「やり直す」ということになります。
もっと具体的には
1 アルファベットから(そしてフォニックス - Phonics - 英語の読み方(発音)から)やりなおす。
2 中学文法からやりなおす。
3 中学英語のリーダーからやりなおす。
ということですが、大学受験生にもこれから海外赴任だという方にも強力にお薦めします。
理由はそれぞれ、
1 発音ができないままの英語学習はすごぶる効率が悪いです。英語をインプットするのに、見るしかないからです。そして人間の脳は、アウトプットした情報を「アウトプットに足る利用度の高い情報」として優先順位を上げます。ぶっちゃけていえば、アウトプットしたものだけが人の頭に残ります。発音できないままだと、英語のアウトプットには書くしかありませんが、これは非常に時間がかかります。特に英語に不慣れで、英語を扱うチャンク(情報処理の単位)が小さいままだと、ものすごく時間がかかります。
ある英文を訳せても、音読できない人は、驚くほど多いです。
逆に初見の英文をすらすら音読できることは、英語学習の効率から言って、大きなアドバンテージです。それには発音の基礎工事がしっかりとできている必要があります。
子ども向けのPhonics本が多い中で、『フォニックス“発音”トレーニングBook』が大人にもお勧めできます。
2 多くの人が、わからない単語が皆無になるまで辞書を引きまくって、並んだ日本語の単語を意味が通るようにつなぎ合わせることで、英語を日本語に訳した、と考えています英語の予習とは、だからわからない単語を調べておくことです。一方で、反射神経を問うような文法問題は練習しても、目にした英文の構造を分解したり、英文に込められたニュアンスを浮かび上がらせるのに英文法を使う人は多くありません。そのため、たとえばマーク・ピーターセンがある自然科学雑誌に連載した『日本人の英語』が(その内容は、最も売れている高校生向き文法書『総合英語Forest』のレベル以下なのに)驚きと賞賛を持って迎えられるという訳です。受験生が中学レベルの文法の説明ができないのは与件として、お薦めの教材としては『くもんの中学基礎がため100%英語(文法編)』(中1/中2/中3まであります)があります。
3 中学リーダーの単語/表現を自由に引き出すことができれば、日常会話に事欠きません。知的な議論をするには、やや語彙が不足するかもしれませんが、それは相手に説明させるソクラテス法で対応できます。「自由に引き出すこと(ランダム・アクセスができること)」と言いましたが、逆に言えば中学英語のリーダーはすべて暗唱できる(シーケンシャルに呼び出せる)ことは、英語の基礎としてミニマムです。一定量の英文を暗唱できる能力/暗唱したという体験知が、インプットにせよアウトプットにせよ、あらゆる英語運用能力の基礎になります。これを鍛えるには、実際の中学英語の教科書(あるいは教科書ガイド)がありますが、どういうわけか音声教材が割高なので、元ネタを中学英語教科書から得ている『英会話・ぜったい・音読シリーズ』がCD付属で、割安かもしれません。