黒屋堂

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きょうのがんだむ(だいにき・いつかめ)

2008年11月16日 03時32分57秒 | パトリック・コーラサワー
#5『故国燃ゆ』
ソレスタルビーイングの復活を口実とし、アロウズはその権限を拡大させていた。
リボンズらイノベーターは、ある男に新たな作戦を指示していた。「ある意味人間の枠を超えた」その男とは・・・

マリナ・沙慈の二人を連れカタロンの基地へと向かうスメラギとマイスターたち。
連邦政府樹立の後、連邦に参加しない国家はGN粒子散布装置によってその活動を大きく阻害されていた。弾圧の道具として使われるGN粒子だが、同時にそのジャミング効果によりカタロンは拠点を隠蔽することが可能であった。

カタロンのメンバーらは、かつてアザディスタンの内乱を鎮めた英雄の機体・ガンダムを目にして歓喜する。
刹那らは彼らにマリナを引き渡すとともに、沙慈の保護を依頼する。勝手な決定に反抗する沙慈だったが、そうするのが一番と説得される。
そのとき、彼らの部屋に子どもたちが入ってくる。刹那は子どもたちを見て自分の過去を思い返し、彼らをカタロン構成員として育てているのかと険しい表情で幹部に尋ねる。
子どもたちは連邦の圧制で親を失った孤児で、カタロンは彼らを保護し育てていた。
皇女マリナを見つけて喜ぶ子どもたち。マリナはシーリンの頼みで彼らの遊び相手をすることに。

カタロンの幹部クラウスは、CBに連邦と戦う為手を結ぶことを提案する。

一方ペルシア湾上航行するアロウズの空母。
グッドマンは先の作戦でのリントの失態を責め、マネキンに彼と共に隊の指揮を取るよう命令する。マネキンはミスター・ブシドーに対し、自分の指揮下に入るよう命令するが、ブシドーは独自行動の権限を与えられている事を理由にこれを拒否する。
ソーマはセルゲイとの通信で、彼が出撃している事を聞かされる。
息子アンドレイの様子を聞くセルゲイ。セルゲイは息子が自分を恨んでいることを彼女に話す。ソーマは少し考え込んだ後、セルゲイの養子になるという提案を承諾する。通信を終え、晴れやかな顔で空を見上げ幸せをかみ締めるソーマ。

子どもたちの相手をしているマリナ。一人寂しそうに遊んでいた子どもに手を差し伸べる彼女の姿を、刹那はそっと見つめていた。その脳裏には少年時代の凄惨な過去がよぎる。
そのとき、沙慈は刹那に詰め寄る―あの子どもたちは刹那らの変えた世界の犠牲者だ、と。それでも理由があるから戦い続けるのだと答える刹那に、沙慈は憤りの表情を見せる。

CBを取り込むのは無理そうだと考えるシーリンに対し、熾烈を極める戦いの中で、近い将来手を取り合う日が来るだろうと答えるクラウス。それを受けたジーン1・・・ロックオンは、それほど楽観視できないという表情を見せる。

刹那はマリナの頼みで、彼女をアザディスタンに送り届ける事を決める。ガンダムを発見されるわけにはいかないため、乗ってきたシャトルを使い彼女と二人で出発する事に。
ティエリアは刹那にそのまま帰ってこなくてもいいと言う。彼が冗談を言ったと思ったアレルヤに対し、本気で言ったと答えるティエリア。意外な返答に戸惑うアレルヤに、ティエリアは冗談だと返す。

沙慈は戦いを引き起こすCBやカタロンを嫌い、基地から出ようとする。見張りに見つかるが、街にいる仲間と連絡を取ると偽って車を貸してもらう。

シーリンはマリナがCBと共に行ったことを知り、不安げな表情で彼女を見送る。

ジープで砂漠を越えようとする沙慈。だがそのとき、連邦軍の部隊と出くわしてしまう。
連邦に拘束され尋問を受ける沙慈だったが、部隊長であるセルゲイの理解を得て全てを話す。
しかし、セルゲイの部下は独断で沙慈から得たカタロンの基地のことをアロウズに報告してしまう。
報告を受け、ガンダムもいると踏んだアロウズは、基地への襲撃を決行する。マネキンは対人用無人兵器オートマトンの使用命令に戸惑うが、リントは反政府勢力が相手であるからと悪どい表情で彼女を諭す。
ソーマはオートマトンという非人道的な兵器の投入を知り、セルゲイがアロウズへの入隊を反対した理由を悟るが、アンドレイは彼女に、父が作戦のために自分の妻を見殺しにしたことを告げる。

セルゲイは、自分の権限ではアロウズから沙慈を庇いきれないと判断し彼を脱出させる。

留美から連絡を受けたスメラギらは、カタロン救援のためにトレミーを発進させる。仲間たちの危機に、ロックオンは焦りを見せる。
アロウズの出現に動揺するカタロン。クラウスは守りを固めCBの救援に期待する。
MSで応戦するカタロンだったが、旧式の機体ではアロウズの最新鋭機に敵うはずもなく、次々と撃破されていく。そしてアロウズは基地に向けオートマトンを射出、人員の虐殺を開始してしまう。
一歩遅く現場へ到着するティエリア、アレルヤ、ロックオンの3人。ロックオンはMSの相手を二人に任せ、オートマトンの排除へと向かう。
迎撃を開始するカタロンだったが、ブシドーはオートマトンの使用という非道に憤慨し、独自権限を与えられている事を理由に撤退する。
ケルヴィムの迎撃に向かったソーマだったが、オートマトンによってカタロンの構成員が蹂躙されていく凄惨な光景を目の当たりにする。ロックオンは怒りを露わにし、ビームピストルの砲火をオートマトンに浴びせかける。
アレルヤもまた、自らの手で引き金を引く事すら拒否した彼らに激怒する。

3機のガンダムは奮戦するもアロウズを止めることは敵わず、虐殺を許してしまう。ロックオンは怒り狂い、撤退するソーマのアヘッドに銃を乱射する。
死体の山と化したカタロン基地を目にし、CBの面々は自分たちの敵がいかなるものであるかを改めて思い知る。

ソーマは自分たちの行為のあまりの凄惨さに罪悪感を覚え、それが戦う為の存在たる超兵である自分が人並みの幸せを得ようとしたことに対する罰なのかと苦悶する。

基地へと引き返した沙慈は、全てが終わった後の基地の惨状を目にし、自分が虐殺を引き起こしてしまったという事実に絶望する。
その首から提げられていたのは、かつて恋人に渡すはずだった・・・そして、彼女に起きた悲劇のため渡す事が出来なかった指輪。

アザディスタンへと到着した刹那とマリナ。だが国は火の海と化していた。
驚愕する二人の前に、仇敵アリー・アル・サーシェスの駆るガンダムが姿を現す。

・地獄のクモ型ゾイドオートマトン再び。今回はかなりエグいなあ・・・

・イノベーターの名前はリボンズ・リジェネ・リバイブetc...
一度破壊された世界に出てきて再生を行う存在?
自分達を人間ではない存在だと自覚している事からも、ガンダムと対になる「天使」って事だろうか。
でもって、キャッチコピーの「その再生を破壊する」も、ここに掛かってるわけか。

・これまで戦いを引き起こすものとしてCBを嫌ってきた沙慈が、ここにきて自ら殺戮の引き金になってしまうと言う皮肉。
ルイスに起きた悲劇と同じものを沙慈自身が生み出してしまった、これまで一方的に責め立てていた「戦争を引き起こす存在」を、今度は自分の問題として受け入れなければならなくなった・・・と。

・ヒロシ再登場。
そろそろクリスマス商戦を意識する頃だし、新型スローネ(「アルケーガンダム」らしい。アルケーとはギリシア語で「原初・根源」の意。)対ダブルオー+オーライザーの対決となるのだろうか。


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2 コメント

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Unknown (黒屋ぶるー)
2008-11-16 03:36:30
しかしこうして文字に起こすと、SEEDとは比較にならんほどの情報量があることがよく分かりますわな。

やっぱりガンダムはこのくらい本気で作ってくれんと。
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Unknown (黒屋ぶるー)
2008-11-16 03:42:39
セラヴィーのバズーカ・バーストモードには「絶望玉」の名を与えてしんぜよう(´・ω・`)


絶望した!TVでは一部しかお見せできないほどの惨状に絶望した!!
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