NINAの物語 Ⅱ

思いついたままに物語を書いています

季節の花も載せていきたいと思っています。

初めての鎌ヶ岳

2013-06-08 14:34:57 | 日記
鎌ヶ岳


険しそうな威容の鎌ヶ岳(1161m)を見て、自分が登れるとは思っていなかったけれど、梅雨の晴れ間に友だちに誘われて登ってきました。
鈴鹿スカイラインの武平帝トンネルを越えたところの駐車場に車を停める。
駐車場から見る空は真っ青に晴れわたる。

ここから林の中へ入っていく。
このコースが鎌ヶ岳への最短コースらしい。

三ツ口尾根に向かう。
案内板の下にこんなことが書かれたプレートが
【この先 打越陰尾根(三ツ口尾根)は未整備で危険な尾根です。遭難事故(2011/10/07)発生していますので安易に踏み込まないようお願いいたします。】
無視して進む。

この尾根はかなりの急勾配、木や岩に掴まりながらよじ登る。
登り切った先に御在所岳や遠くに雨乞岳が見える。

登山道脇にサラサドウダンの真紅の花が木いっぱいに咲いている。
シロヤシオ林の中の平坦な道は話も弾む。
シロヤシオの花は咲き終わり、落ちた白い花の上を歩く。
汚れた残り花をぶら下げている木も1~2本。

その先はまた眺望の良いところ、右に御在所岳、左に雨乞岳。
雨乞岳の上の空は刷毛で刷いたように青空に白い雲が美しい。
涼しい風が熱くなった体に心地よい。

小さなイワカガミとハルリンドウが散在して咲く。
いよいよ鎌ヶ岳頂上への急坂に向かう。
ゴロゴロした岩と滑りやすい土、ロープや鎖を伝うところも。

頂上でお弁当を食べ、眺望を楽しんでいたが、あんなに晴れていた空がガスってきて雲が早く流れている。
正面の御在所岳も見えない。

下りは岩場は避けて迂回路を取る。
空が晴れてきた。後ろを振り返ると、険しい山の鎌ヶ岳がそびえる。
自分が登ったことが信じられない。

あとは砂地のよく滑る谷道。
何時の間にか武平峠まで下りてきた。駐車場まではもう少し。
タニウツギの花が美しい。

鏡山から城山へ

2013-06-06 16:36:31 | 日記
鏡山の下に車を停めて歩きだすと、足元にたくさんのイシモチソウの小さな白い花が風に揺れている。

竜王社の参道に入ると、まだところどころにタツナミソウが薄紫の花を覗かせている。

急な階段を時々立ち止まって汗を拭きながら登る。

狭い平坦な道にくるとコアジサイが甘い香りを放って咲いていて気持ちを和ませてくれる。

40分ほど歩いて着いた頂上には、【竜王山頂上 384.8m】と立札に表示されていて、三角点がある。

その奥50mほど入ると【鏡山三角点山頂 384.6m】と表示された札が立っている。

この山は国道8号線から東へ長く続くが、私が知っているのは竜王インター近くのアウトレットまで。

鏡山三角点があるところの少し奥に、「涼み岩」と呼ばれる三上山方面が展望できる大きな岩があり、その手前に【城山←】の立札がある。

先日、一人でそこを入って行ったら、綺麗な尾根が続いていた。

けれど誰も歩いてなく気持ち悪くて引き返した。

昨日は友人と2人でこの尾根道を城山まで歩くことに。

二人ともほんの1時間ほど歩けば城山に簡単に着けるだろうと軽く考えていた。

ところがアップダウンを何度も繰り返しながら、ズルズルよく滑る道を歩いても歩いても城山には着かない。

林の中の尾根は風が通さなくて蒸し暑い。

立石山、古城山を越え、ロープを伝って岩を登りきると、やっと城山に着くことが出来た。

少し広くなっていて、そこからは三上山や阿星山、鏡山方面の眺望が良い。

私にしては早いペースで歩いたつもりだが、結局、鏡山の山頂から1時間半かかった。

20分ほど眺望を楽しんで休憩を取り、また鏡山へと同じルートを引き返す。

帰りは登りが多いけれど所要時間は短く、1時間10分で鏡山の山頂に戻ってくることが出来た。

鏡山からの下りは、右膝に違和感を覚えてゆっくりと降りる。

30分で駐車したところに着いた。