ZZR1400で山種美術館へ

　
青葉もゆる新緑の季節

バイクには、ホントさわやかな気候ですね～。
ひとたび走り出すと、湿度も少なく、なんとも心地よい風に包まれます。

土曜はカミさんと山種美術館に行ってきました。
今の展示は日曜までなので、最後のチャンス。
場所は、武道館の裏手。
平たく言えば皇居の隣。



今年、開館４０周年の記念展です。
カミさんと同い年の美術館ってことで、縁みたいなものを感じますね～。



山手線の内側のエリアって、ビジネス街が多いので
土日って結構空いてて走りやすい。
山種美術館の周りも、普段と違って、ちょっと静かな空気が流れてる。



山種コレクションの内容は、明治以降の日本画を幅広く集めたものです。
と言っても、重要文化財や、重要美術品に指定された逸品も数多く
見ごたえがありましたね～。

中でも気に入った作品が
竹内栖鳳 作「班猫」大正１３年(重要文化財)


う～ん、猫好きにはたまらん(笑)

これほど猫が描けている日本画は、見たことが無い。
大抵の作品の猫は、化け猫っぽかったりするんですよね。
この作品は、猫に対しての愛情まで感じます。

宝石のように綺麗な緑の瞳…
本当に細い猫の毛を、ふわっと愛くるしく表現…
そして、なんといっても、この時間の切り取り方…
毛づくろいの最中、視線を感じ
「ナニみてるにゃ」と、一瞬だけこちらを見た猫の仕草。
猫の心の声までが、はっきり伝わってくる…

素晴らしい:*:・(*´ー｀*人)。


今回の展示で、一番心打たれたのが
東山魁夷 作「年暮る」昭和４３年


さすが、大家　東山魁夷です。

消え行く京都を残さねばと描かれた作品ですが、
もう、言葉も出ません…
圧倒的な画力…、雪の降る音まで聞こえてきます。
音と言う音は、積もった雪に皆吸い込まれているはずなのに
たしかにそこからは、京の町に住む人の息遣いがしっかりと伝わってきます。
なんという作品なんでしょう…
感動とは違う、なんか心に沁み込む作品ですね～

おかげで帰路は、心穏やかな運転ができました(笑)




最近、新しくZZR1400のオーナーになられた方もいらっしゃると思います。
または、これから…という人も…
ここで一つ、注意点を…

ZZR1400に標準装備されている、ヘルメットホルダー。
これを使用する際は、気をつけて下さい。
普通に使うと、ヘルメットが溶けます。
ZZR1400のマフラーは、キャタライザーが付いているので
異常なほどの熱を発します。
ヘルメットがマフラーに触れて、溶けるんですね～。

写真のように、タンデムステップを出して、
ホルダーを使用することをお勧めします。

タンデムステップに擦れて、メットに傷を付けたくない方は
メットかステップに、緩衝材を取り付けておくと良いかもしれません。

俺の場合は、メットに分厚いNinjaステッカーを貼っていま～す。