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「フック」心に引っ掛かった言葉

ラジオとかテレビで心に引っ掛かった言葉の覚え書きです。

舞台こぼれ話その①

2007年08月31日 03時28分13秒 | 青いサカナ団「アゲハの恋」の稽古日記
舞台こぼれ話です。

今回合唱に中国からの留学生Mさんが参加してくださいました。
彼女は日本の大学で声楽を学んでいますが…。

学生とはいえすごく上手い。

で、彼女を紹介してくれたSさん談話。

「Sさん。殿中って何?」とMさん。
そうか殿中って分からないか。と喫茶店で詳しく説明してあげたとか。
ちなみに「シーザー」と「クレオパトラ」は通じるそうです。

で、私もふと思ったのですが。
「殿中でござる」の‘でんちゅう’って「殿中」でいいんだよねぇ。
これ一応ネットで引いたんだけど、よく分からず。

でも「殿中だからやめな」って止められたって話だよね。
ってすると「殿中でござる」って言ったのは誰?

止めた人って梶川さんだよねー。って事は梶川さんが「殿中でござる」って言ったの?
(梶川さんって…友達か!あんたは)

あれ…もしかして私、すごいモノ知らない人になってます?
あーぁ、私の母だったら「忠臣蔵」の大ファンだったのになー。
なにせ東京に遊びに来た時、泉岳寺に是非行きたいって言って、連れてったら。

あそこ、47士に一人一人、お線香をあげられるようになってるの。
で、母はその47人全員に解説つけて「この人は一番若くてね」とか言っちゃって、お線香をあげて周ったんだけど。

47人もいるから時間はかかるし、もう誰が誰やら分かんないっての。

そうか、これは「刃傷松の廊下」BY 真山一郎 のあれだね。

「御放しくだされ、梶川どの。せめて一太刀…」って。
「浅野の家も これまでかー♪」

あの曲の話よね。
あっ、ご存知ない?
それなら、まっ。こんな曲があるって事で。

この曲…どうも「平手みき」←字がわかんなけどヒラテミキっていう武士。女の子の名前
ではありません。
その平手みきの「おちぶれはてても平手は武士じゃ。男の死に際だけは知っております」っていうあの曲。
あれとダブっちゃって。
まぁ、平手みきは下級武士だけど。

話飛びましたけど。
浅野さんもそんなに悪い人だったのかっていう話もあるし。
よってたかって殺さなくてもね。
などと思ってしまい、この武士の精神がもう、全く通じなくなってる現代の日本人ですが。
Mさんには通じたのでしょうか?

このMさん、日本に来てそんな何年も経っていないのに、もう知らない人は絶対日本人
かと思うくらいの日本語力。

すごいですよね、中国とかから来てる人って。

朝、会社の近くのコンビニに寄ると。もう100%アジア系外国人。
名札がさ。
もう「カン」さんとか「オウ」さんとか「リン」さとかだもん。
でも今朝なんか、ドリンクとパン買ったら「横にして入れてよろしいでしょうか?」なんて言うんだもん。

いゃー出来る?外国に働きにでかけ、その国の言葉でさー。
いくら自国で働くより稼げるって言ったってさ。

出来ないよね。あたしなんか、仕事もなくてもう、切羽詰まって売春なんかしちゃって警察に捕まって強制送還が関の山だぁね。

話飛びましたが。
このMさん。中国からご家族がいらしてるとかで、打ち上げに出席せずに帰られましたが。
またお逢いできる縁があるのでしょうか。

ここにも一期一会が。

舞台の感想などが来てくれた人から届いています。
「歌詞が聞きとれなかった」(一部の歌い手さんに限ってですが)という声が多い。

で、ここ数日「日本語が聞き取れる、聞き取れない」について考えていました。

この話はまた改めて書きます。

では。おやすみなさい。私はまだ寝ないけど。
追伸 忠臣蔵の話で、私がまちがってるとこあったら、教えてくださいませ。



一応ね。

2007年08月29日 03時15分40秒 | 青いサカナ団「アゲハの恋」の稽古日記
リンクしていいのか分かんないけど。
ここを読んでくださってるサカナ関係、出演者の皆様へ。

舞台、お疲れさまでした。
みなさま、ネットで検索してみました?

いくつか、今回の舞台を見にきてくれた方が、感想を書いてるのを見つけました。
私はほとんと、gooでしか検索しないのですが、ヤフーでも検索してみました。

あるブログ → ここをクリック!

そしてあるブログ → ここをクリック!

いろんな意見があるのです。

参考までに。

リンクしちゃだめ、だったらごめんなさい。
だめだったらコメントくださいませね。

では。

本番日記その②

2007年08月28日 00時30分43秒 | 青いサカナ団「アゲハの恋」の稽古日記
もう昨日になってしまいましたが。

日曜日は二日目公演。

記念に「新国立」のレストランを撮ってみました。
友達と早めに集まって、ここで食べてみました。

でも営業時間も限られてるし、メニューもあんまりない。
上野の文化会館の楽屋カフェの方が「おおっ」って感じでした。

私は「豚の生姜焼き」にしました。
ほぼ、もやしですが。





今回楽屋が狭いので、開演前なんかの時間は通路とか階段でストレッチとか発声なんかしながら過ごしたり。所在なげにすごす。
写真は男性陣控え所。

男性陣は楽屋がナシ!
上手側にスペースを作って、着替えとかしてました。
なんか、すいませんね、って感じですが、狭いので仕方ないですね。

子供達も楽屋がなくて、スタッフさんの詰め所みたいな所で、絵を描いたりしていました。
子供達はみんな可愛いなー。
抱きしめたいですよ。

舞台の出来は、やっぱ今日の方がいいなー。
全体のパワーも、ソリストさん達も。
こんなこと言うと、昨日見た人はすいませんって感じなんですが。

昨日は昨日で初日の緊張があって、良かったのですが。
今日は「もうこれで最後」って思いがあるから。

もう、このメンツでこの曲を歌う事は二度とない。
創作オペラだから、よっぽどのことがない限り、再演されないし。

そんな思いで、つい力が入ってしまうのですね。

最後の合唱も心を込めて歌いました。
出番の無い時間。
上手のモニターで、真っ暗い中マエストロの棒ふりを見ていました。

こうやって、何度モニターの神田氏の棒ふりを見てきたのかなー。
いつもながら、分かりやすい、気持ちのこもったふりで。
お客さんからは見えないけど。
氏はほとんどのオペラで、指揮しながら歌ってるんですよ。声は出してないかもしれないけど。

これ「バタフライ」とか「ボエーム」やった時もそうでした。

自分で企画して脚本かいて、曲書いてオケ書いて、メンバー集めて合唱集めて、稽古して。
オケピットから舞台に向かって指揮する時の気持ちとは、どんなものだろう。

その指揮&歌を、モニターで見るのが好きです。

とにかく。
事故、怪我なく、本番が終って良かったのだ。

動いてるせりの上で歌うのは初めてだったので、気をつけないと怪我につながるので。

見にきてくださった皆様。
本当にありがとうございました。

私達出演者は残らず、「神田マジック」に罹ってしまい。
自分の歌でもないのに、楽屋なんかで歌う歌う。沢山のメロディーが頭から離れません。
今回初めて神田作品に出てくださった方々も。

神田作品&サカナ団のことを、好きになったいただけたのではないかと思います。

また皆様とそしてサカナ団に「縁」がありますように。
舞台の神様と音楽の神様に、愛されるように努力したいです。

とりあえず、発声と身体を鍛えておこう。

では。
おやすみ。
PS.打ち上げ、えらいことになってましたけど。私はめずらしく普通に帰りました。

本番日記その①

2007年08月26日 00時23分11秒 | 青いサカナ団「アゲハの恋」の稽古日記
本日、公演初日でした。

小ホールとはいえ、沢山の方に来ていただき、ありがとうございました。

最近「集合写真」撮らなくなったね。ま、いいんだけど。

12時半に集合してダメ出し。
私ね。稽古であーでもない、こーでもないってやってる時間も大好きなんですけど。
このダメ出しやってる時間も好きなんです。

こんな事言っちゃ、見も蓋もないっすけど。
本番は「おまけ」「ご褒美」的感覚なんです。

今日の私的ダメ出し。
通行人の「気持ち」の演技がなんて難しいのでしょうか。
普通、いわゆる「芝居」でセリフのある時の演技とか「オペラ」でも歌ってる時の演技なら、作り易いのです。
気持ちを作る素材があるから。

でも、セリフもない、歌もないって…。
(♪絵もない 花もない 歌もない BY五木ひろし 的なね)

セリフも歌もない時の演技って、苦手なんですよ。

特に今回みたいに「抽象的な気持ち」を手のひらに表す、なんていうとさ。
あの青空は私の青空  ♪エノケンか?みたいなね。

この最後のシーンでの「手のひら」の気持ちが。
ピタっ!と決まんないと見てる人も気持ちが「ググッ」と来ないじゃないですか。

あー、あの青空は。どんな青空なの?

希望?夢?未来?時間?永遠?情熱?

んで。
この芝居の。あっ、オペラか。
その縦軸になってる?「ジャンゴ」

気になってCD買っちゃいましたー。
おとといアマゾンでクリック一発!
今日着たのね。
写真は、そのCD「スウィンギン・ウィズ・ジャンゴ」ヴェリー・ベスト・オブ・ラインハルト

ギターから音楽に入った私としてはツボですねー。
って今日まで聴いたことなかったったってのも、かなりの大ボケですけど。

まぁ、いつも思うけど「音楽との出会い」は出会える時まで仕方ない。
「インドってのはさー、行きたくてもね。インドが呼んでくれないと行けないんだってさ」
って話と似てると思うの。

やっと呼んでもらえたのね、ジャンゴ。

思うに私の音楽視聴歴って。
ロックとフォークとジャズの一部とオペラの一部なんだなー。って思った次第で。
ロックの中にブルースも含めるとしてさ。
あっ、ソウルとかR&Bも聴くかな。

世の中にはそれ以外の音楽が、気が遠くなるほどあって。
その中に、聴いたら絶対「いい。これは素晴らしい!」と畳の上のた打ち回る音楽が沢山あるんだ。

そんな沢山の音楽を聴かずに漫然と人生をやり過ごすのは…。
これはとても、惜しい。
とても悔しい。
この焦燥感は何だ?

なんて事を「ジャンゴ・ラインハルト」聴きながら思っておりました。

明日も、もう一回公演があります。

気をもう一回、作って板にのりたいと思います。

では。
つづく。



一期一会

2007年08月25日 01時45分43秒 | 青いサカナ団「アゲハの恋」の稽古日記
稽古の帰り…。

酒と肴を買おうと一つ手前の駅で降りたら。

がぁ~~~~ん。
すんげー雨!

ついに日本も東南アジアになったかー。
スコールだ!アジアだ!夏だ!元気だ!すべてを洗い流すぞ、とばかりに平然と濡れてスーパーまで歩いたのですが。

よく考えたら、今日朝、会社に行く時も雨だったのだ。
そーだ、傘を会社に置いてきちゃったのだ。

で、プールから出てきたみたいに思いっきり濡れてやっと家にたどり着き。

「今年はプールにも海にも行けなかったから、丁度いいか」
って。
どんなプラス思考なんだ。

で、今日は「ゲネプロ」
衣装とかメイクとか、ぜーんぶ本番と同じように、一回やってみる。っていうことです。
途中、何か問題があっても通常は止めません。

今日は自分の出番でないところは、なるべく客席で見せていただきました。
出演者って案外自分達の舞台を見られないものなんです。

なので、このゲネプロの日は自分達の舞台を客席から見るチャンス!

今、今日の録音を聞きながらかいていますが。

このサカナ団で「あさくさ天使」をやったのは2003年でしたっけ?
あの時「上野文化会館」大ホール上手側のコンクリートに…。

「一期一会」とマジックで落書きというかサインしましたよねー。
(ここは壁全体にみんながサインなんかを書き込んでいるので、けっして落書きではないんですよー)

舞台はいつも一期一会。
マエストロ、ソリスト、オケのみなさん、役者、合唱、演出、舞監、美術、衣装さん。
などなど。

それとお客さま。

全ての人が、今日この場に集うのは「偶然の奇跡」としか思えません。

もう二度と、このメンツでは。もう二度と舞台をやる事はないのです。

今回のオペラでは。
私がこの「青いサカナ団」にかれこれ15年という長い時間にわたって参加する事になったきっかけの、伝説の舞台「カルメン」でご一緒して以来、ずっと声楽友達としてお付き合いしていただいているMさん、Fさんとも、久々にご一緒できて本当に感激です。
(このお二人とは神田さんプロデュースの江原さんのCDのレコーディングも3人で参加させていただきましたが)

Fさんのオペラ仲間のHさん…。
今回「サカナ団初参加」ですが。
Hさんは「国立オペラカンパニー青いサカナ団」の旗揚げ公演(第1回、2回公演)の「壁」という作品を作曲した保坂氏のお母さまでもあります。

Hさんとはこの前の「赤い金魚の会」でもご一緒させていただきましたが。
本当に色々なご縁があって、一緒の舞台に立てているのだと…。

舞台の神様に感謝ですね。

なので個人的にも感慨深い舞台になっているのです。

思えば…。
サカナ団第4回公演「トゥーラン・ドット」を一人でふらっと見にきて以来のおつきあいです。
当時の私は合唱を始めてまだ1年くらいで。
本当にまじでまじで「ヘタ!」でした。

オペラの事もなーんにも知らなくて…。
「ドニゼッティ?誰やねん、それ!」くらいの勢いでしたっけ。

あれから15年くらい経ったのかなー?

沢山の、生涯にわたってお付き合いできるお友達と。

沢山の記憶(思い出とはあえて言いません)。

沢山の「音楽を愛する新鮮な心」

に「縁」をつなげてくれた神田氏には。
私は本当に感謝しているのですよ。

みんな口には出さないけど。
同じ気持ちだと思います。

だから。
音楽は…伝わるはずです。

もう伝わっているのです。

長くなりました。つい熱くなりました。
では本番でお逢いしましょう。






ゴンチチ?ピアソラ?

2007年08月24日 01時57分37秒 | 青いサカナ団「アゲハの恋」の稽古日記
やばいですねー。
酒がありません。
今日稽古の帰りに買ってくるの忘れました。あとワイン一口しかありません。

って…。

今日はオケ合わせでした。会社を早引きしたら上司の方が私が具合が悪いと思って心配してくれました。
いい人だ、ホントに。

で、今、今日録音した音源を聞きながら書いています。

男性のバンドマンとか、最初のシーンなんかが、合唱怪しい部分もあるけど。

総じて良く出来てるんじゃないでしょうか。

そりゃー何と言っても。この世に生まれたばかりの音楽です。
この世でまだ神田ちゃん、じゃない神田さんしか聴いた事がないのです。
神田氏も、実際の現実の音で聞くのは初めてなわけで。

彼の頭の中にしか存在しない音楽を、この世の出すという尊い仕事をしているのだという実感があります。

‘歌はどこで生まれた’

歌は一体、いつ、どこで生まれるんでしょう。
その歌を一体、いつ、どこで、誰が覚えるんでしょうか。

その覚えた歌を、だれが、だれに伝えるのでしょう。

そんなことを考えると、眩暈がします。
暑さのせいかもしれないけど。

歌が。
歌がこの世にあって(存在して)くれて、ありがとう。という気持ちです。

今、ビール、ワインと飲みきって。
禁断のウイスキーに手をだしました。

今日の私的ダメだし。
最初のシーンではけるとき、せりが上がってからと言われたのに、さっさとはけてしました。
で、後でみなさんに指摘していただき「あっ、そうか」みたいなね。

だめだめですねー、私。もう死んでしまえって感じです。

通行人用に持って行ったサンダルが、コツコツ音がするので、他のにします。
そんなところで気を使ってしまうと、いやだなって思うので。

バーの椅子をかたすところは、他の2人にくっついて行きますね。
あれ、暗くて怖いですけど、うーん、なんとかなるかな。


って所ですが。

今日、出演者の方で「このブログを読んでいる」という奇特な人がいらっしゃるという事実が発覚!

ネット社会ですねー。えらい世の中になったものだ。
あっ○○さん、これからもよろしくです。

みんなで心を一つにして、いい舞台にしたいですね。

それにしても。
誰かに何かを伝えるって。
ホントに尊くしんどい作業ですこと。

一体いつから私達人間は、誰かに何かを伝えるという行為に、言葉や音楽や文章や。
「何か特別な行為」を用いるようになったのでしょうか。

この「伝える」という、しんどい、そしてもしかした徒労に終るかもしれない作業に、こんなにも馬鹿正直に向き合っている私達。

この馬鹿正直を、見に来てください。

「歌が生まれる瞬間」を目撃しませんか。

というわけで。
チケットまだ、あります。
来てね。

※追伸ですが。
ギターが入る所がなんか「ゴンチチ」みたい!

って思ってしまいました。
「ゴンチチ」で思い出しましましたが。

神田さん、最初はバンドに「バンドネオン」使いたいとかって言ってたんだよなー。
で「バンドネオンなんか貸してくれるとこないですよー」とか言って。

うーむ。
このオペラ、バンドネオン入りで、見た~い。
あの「ギタリストの恋」みたいな雰囲気でさ。

ピアソラ大好きえっちゃんとしては、バンドネオン…いいですねー。

って事で。
いつもは飲み始める時間なのに、かなりやばいのでもう寝ます。
のえっちゃんでした。
まだ、寝ないけど。

おやすみなさい。




稽古日誌

2007年08月23日 00時20分51秒 | 青いサカナ団「アゲハの恋」の稽古日記
今回のオケピ。

今日合唱のMさんが「ジャンゴの歌のジャンゴって何なのよ?」

という発言が…。

オーマイゴッドですねー。

なので改めて「ジャンゴ」のリンク貼ってみます。ココ

で、本日から本番モード。
実際の舞台での稽古になり、オケピットもできていたので、写真を撮ってみました。

今日の稽古は「場当たり」と言って実際の舞台で動いてみるものです。

これが案外厄介です。

新国立の舞台はセリが4つ(5つ?)に分かれていて、それぞれが、がーっと動くので遊園地のようです。
が、とても危険です。

舞台で時々事故があるけど、ライトから一歩出るととても暗くて、足元が全然見えないので、事故も起こるってものです。

なのでこの「場当たり」でいつ誰が、どう動き、どうはけるのかを確認しておかなくてはなりません。

特に今回の舞台は、そでが真っ暗!
怖いよー。

新国立の小ホールは、渋谷の文化村の劇場と同じくらい。見た目も似ていると思いました。
大道具も出来てきていて「芝居ムード」満々です。



私はこの劇場の空気が本当に大好き。
稽古場での「あーでもない、こーでもない」っていう時間も、本当に愛しています。

劇場という空間に大道具が入り、誰もいない客席に向かって対自しているこの本番前の時間。
「これからここで何が起こるんだろう」
って本当にわくわくします。

芝居は見るのも、板に乗るのも、やめられません。

明日も明後日も稽古があるので、できたら写真をとって載せますね。

では。

追伸ですが。

チケットまだあります。
うちらのHPはここです
是非、おいでください。

昼はだめだ。

2007年08月20日 01時30分32秒 | 青いサカナ団「アゲハの恋」の稽古日記
稽古日誌⑩⑪でしたー。

で、今日は昼の1時集合。
あたしゃ、昼はホントにテンション上がんないんですよ。

普段だと土日の昼は「ブランチ」とか「ウチ来る?」とか見てウダウだして、眠くなったら寝るっていう時間帯なもので。

日曜のこのバカ暑い真昼間に、重い荷物持って出かけるだけでもグダグダです。

でも本番は3時からだったんだー。
やばい。がんばんないと。

今日は夕方まで部分的に稽古して。
その後食事休憩して、夕方から通しでやってみました。

あの…。
シーザー役の佐藤さんと、クレオパトラ役の岡戸さんが…。
もう最高!!!

って皆さん素晴らしいのですが。
このお二人の絡みの演技が、最高におもしろいんです。
笑えます。こんなの既成のオペラでは見れません。

私たちは笑いを堪えるのに必死。

でも全体を通してみた事で、話の流れが分かって。
自分の演じる立場も鮮明になったのでは。

神田氏の創作オペラにもう、5本かな?出していただいていますが。

こんなに分かりやすいオペラは初めてですし。
演じる私たちが、稽古の時点でこんなに理解できるというにも、初めてだと思います。

今までの作品だと。
私たち合唱は…。
本番前の通し稽古まで行かないと。
「これは一体どんなオペラなんだ?」って分からないまま稽古してたりしましたから。

脚本読んでも分からないんだもん。
劇中劇とか、場面の転換が多くて。
「ロミオとジュリエット」とか「東京アラビアンナイト」もそんなんでした。

私自身の力量が無かったせいも多分にあるかと思いますが。

少しは成長しているもかも。

などと思いつつ。

夕方になって「自分の時間」になって俄然元気になったえっちゃん…。
あ===。もうどうして夕方になると、頭冴えてくるんだろうな。

でもなんとか通しで出来て。

細かいところはこれから、直しです。

私たちは、水曜から後、毎日稽古。

あと少し…。
がんばります。


オペラ「アゲハの恋」稽古日誌ナンバーいくつかわからん。

2007年08月18日 22時28分55秒 | 青いサカナ団「アゲハの恋」の稽古日記
今日からいよいよ。

じゃ~ん。
初台の「新国立劇場」での稽古。

国立だ!国の税金だ!税金つまりこの施設は私の税金で出来てるんだ。
なんてくだらない事も考えつつ。

都営新宿線で初台へ…。
あの。
オペラシティには何度も来てるけど、新国立はもしかして初めてかも。

で、楽屋口へ。
そこでこれ。ジャーン。
キターーーーーー。

「バックステージパス」です。
これがないと楽屋に入れないというIDカードです。

きゃ====。すげっ。

などと盛り上がる私たち。

本番とほぼ同じ大きさの舞台セットを組んでの稽古です。
いつもの事ながら…。

音楽と動きの、というか芝居が頭に入っていません。
子供達の方がよっぽど上手いですよー。
合唱って沢山いるんで「誰かについていけば、なんとかなる」って感じになってしまいがちで。
自分で、音楽で、相手のセリフで、芝居で。考えて動かないと。

だーめだ。全然だめだ。

もぉーーーーーー。
こんな時の気持ちを静岡弁で「やっきりしちゃう」って言うんだけど。

普通の「芝居」の方がよっぽど演じ易いのかも。
さっきテレビで「ラストサムライ」をやってて、少し見たけど。
渡辺謙の「息子が死んでしまう時」の演技は本当にすごいね。

あんな演技が出来たら、それこそ死んでもいいのだ。
命懸けて、っていうか命懸けても出来ないやつは出来ないんだろうね。

私は「歌」で悩む事はあんまり無いけど、「演技」はいつも自己嫌悪の連続です。

そうそう。もう30年も前。芝居やってたんだっけ。
それで「自分には向いてないな」って思って辞めたんだっけ。

でもそれがこれ。かなりのM子なもので…。
辛い事、しんどい事に果敢にアタックしたい25なわけで。
(ベルトクイズQ&Aってあったよね、話変わりますが)

だから苦手な事を敢えてやりたいの。あなたの奴隷になりたいの。BYチヨ…みたいなね。

ってなわけで
今度の土日になりますが。

オペラやりまーす。
2007年8月25、26日

初台「新国立劇場小ホール」
国立オペラカンパニー青いサカナ団」公演

「アゲハの恋」
S席8000円です。

伝説のギタリスト「ジャンゴ・ラインハルトン」を縦軸に‘天才ミュージシャン’ケンジ。
彼の音楽を心から愛する「アゲハ」

ケンジの音楽を誰よりも愛する「アゲハ」
しかし自分の存在が彼の音楽をだめにしてしまう…との思いから、自ら。

ケンジの音楽を、輝かせるために。
自ら身を引く「アゲハ」

アゲハもケンジの音楽を愛するが故に。
ケンジの音楽が、世界中の人の心の届きますように。
「ジャンゴ・ラインハルトン」のギターが、今だに人々の心を打つように。

自己犠牲の所が、オペラ「トゥーラン・ドット」のリューみたいですが。

って事で。
ジャンゴではありませんが。
今日は「エルモア・ジェイムス」「ジョン・リー・フッカー」「ライトニン・ホプキンス」「B・B・キング」

をBGMにして。
焼酎がんがんがんがん、呑んで。
漢字変換もおぼつかない私「えっちゃん」でした。

ではでは。
おやすみなさい。





今度のオペラはやばいです。

2007年08月13日 01時50分13秒 | 青いサカナ団「アゲハの恋」の稽古日記
今年1月に和光市で上演されたオペラ「トゥーラン・ドット」が佐川吉男音楽賞奨励賞を受賞したそうです。

「トゥーラン・ドット」が佐川吉男音楽賞奨励賞

私どもの「国立オペラカンパニー青いサカナ団」の神田氏が指揮、オーケストラ、を担当したものです。
(私は出ていませんが)

私たち「青いサカナ団」は「僕は夢を見た…こんな満開の桜の樹の下で」の2003年の初演で、第1回佐川吉男音楽賞を受賞しています。

以上、宣伝&プチ自慢でした。

昨日今日と合唱稽古。
昨日は新高円寺、今日は上板と、お稽古場を求めて流浪の民です。

主に動きと芝居の稽古。
なので歌はほとんど歌いません。
音楽の拍に合わせて、登場したり、歩いたり、ゆび指したり、はけたり。

これが案外難しい。
自分がどこから出るのか、どこではけるのか、ピアノの音だけで覚えないとだめで。

「青いサカナ団」の舞台に10回以上乗っているのに…。
もう15年来の付き合いだというのに…。

未だに演技が苦手な私。全然上手くなんない。
演技だけ勉強したいですよ。

で、今日書こうと思ったのは。
「今度のオペラはやばいです」って事だ。
今日なんか稽古で2回も泣いちゃいました。
えっ?稽古で泣くな…ですよねー。

今回のオペラは伝説のギタリスト「ジャンゴ」を縦軸に、天才ミュージシャン「ケンジ」と彼の音楽を心から愛する「アゲハ」との切ない恋のお話。
彼の音楽の為に、自ら身を引く「アゲハ」はトゥーラン・ドットの「リュー」に被ります。

ケンジのアリアで。
「ジャンゴの歌は未だに沢山の人の心を打っているのに、僕の音楽は誰の心にも届かない」
というくだりが、もうダメ。切ない。グッときて泣いちゃう。
ここがとても心に刺さります。

アゲハのアリアで。
「ちゃんと食事はしてね、どんなにうつらくても飲みすぎないで。あなたの歌を沢山の人に届けてね」
というくだりが…。

もうだめなの。
泣いちゃう。涙なくして聞けない。
ケンジの気持ちも、アゲハの気持ちも、良~く分かる。
分かるのだ。

だから泣いちゃう。
多分、稽古場で泣いてるの、私だけだと思う。
けど、めちゃめちゃ、刺さってしまうのです。

にしても。
土日稽古というのは、ぐったり疲れました。
しかし夏休みなど無い私。
これはひとつ「マカ」でも飲んでみようか、あるいは「キヨーレオピン」か?
みたいなね。

あの…。
キヨーレオピンとキュピーコーワは、いわゆる芝居やってる連中にとって、強い味方なんですね。

とりあえず、今飲んでますけど。
ガンガンがんがん、飲みますよ~。
やってらんないっすよ、この暑さでは。って一日中エアコンだけど、うちは。
ぱふがいるからね。

って事で、深夜J-WAVE聞きながらのえっちゃんでしたー。
チケット売れてるのかな?が心配だ。

では、失礼します。
もう、のた打ち回るくらい、音楽だ好きだー。
の、えっちゃんでした。