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モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

常に挑戦者であることでkurogenkokuは成長を続けるとともに、人の痛みのわかる診断士を目指します。

相談者に対して「止める」というアドバイスが難しい理由

2023-06-20 07:23:51 | 中小企業診断士


昨日、ヨメ様から届いたLINEの内容がうれしい誤算。休日のスケジュールの組み方が難しくなったけど、子供の頑張りを褒めてあげよう。


どうもkurogenkokuです。

 

kurogenkokuのもとにはたくさんの相談者がやってきますが、知人の紹介で来るケースが多くあります。

「〇〇をやりたいのなら、kurogenkokuさんのところに相談に行ったらいいよ」


紹介を受けた相談者は大きな「期待感」をもっています。意気揚々と夢を語ってきます。ところがその夢を現実にしようと思うと、多くの困難が待ち構えています。乗り切れる困難なら全然いいです。夢が相談者自身を潰してしまう可能性が高いケースもよくあるのです。

 

そんなときkurogenkokuははっきり言います。

「やりたいことは素晴らしいですが、残念ながら失敗する可能性が高いです。もし自分ならこの事業をやりません。銀行もお金を貸してくれないと思います。」


頭の中で試算しますが、事業を行っても売上・利益のボリュームが小さすぎて、借入の返済なんてとてもできない。計画を修正しようとしても様々な制約条件があってうまくいかない。


やりたいことを止められた相談者は不満の表情を浮かべて帰っていきます。


「kurogenkokuさんに相談すればできると思ったのに。あいつ全然ダメじゃん」

 

さて表題の件について、相談者に対して「止める」というアドバイスが難しい理由は、「止めたことによる効果を証明できないから」です。「失敗を回避できる」と言ったところで、本当に事業が失敗するかどうかなんて証明することはできません。
「あの時、計画を止めてくれてよかった」と言われるケースは、同じような事業を誰かがされて、当人がその失敗を目の当たりにした時だけです。


相談者のやりたいことをサポートし、成功したときには、お褒めの言葉をたくさんいただきます。一方、失敗のリスクを想定し、相談者のやりたいことを止めた場合には、不満の声が広がるだけです。

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本当にスケジュールの穴が見つからないのです。。。

2023-06-19 04:57:51 | 中小企業診断士


今日は埼玉県経営指導員向け研修「経営革新支援(後編)」、張り切っていきましょう。


どうもkurogenkokuです。


ここのところ、お問い合わせいただいた研修・講演をお断りせざるを得ない件数が増えてきました。kurogenkokuの組織はサイボウズでスケジュールを管理しているのですが、本当にスケジュールの穴が見つからないのです。


■埼玉県内の巡回企業支援
※県内の商工会議所の巡回予定日をあらかじめスケジュールに組み込んでいます

■県外や県内の研修依頼
※予約いただいた研修日をキープしています。県外の場合、移動時間も見ておく必要があります。

 

本日現在、「予定が入っていない残り日数」は・・・。


①6月・・・ ゼロ
②7月・・・ 2日
③8月・・・ 1日
④9月・・・ 4日
⑤10月・・・ 3日
⑥11月・・・ 6日
⑦12月・・・ 8日
⑧1月・・・ 2日
⑨2月・・・ 9日
⑩3月・・・ 10日


ピンポイントで空いている日に当たれば、お引き受けできないことはないのですが、県内商工会議所からの支援依頼が激増しているので、空いている日数の少ない月ですと、たぶんお断りすると思います。


お問い合わせいただいた方に「えっ、本当ですか?残念です」と言われるのはすごくつらいのですが、これが事実です。こんなエントリーが最近多かったですね。先にブログでお詫びしておきます。

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【1299冊目】死役所 23巻

2023-06-18 07:09:29 | 読書部


kurogenkokuです。
1299冊目は・・・。

 

 

【kindle版】

 

 

死役所 23巻
あずみきし 著 新潮社


この本書いたのいつなのだろう。ジャニーズのあの問題を意識したストーリーなのかな。ふとそう思いました。
布団の中で23巻を読み切りましたが、「今回は惹きこまれるものがないなぁ」なんて最初は正直な感想でした。でも「疲れて帰ってきて読んだら、もったいない」と思い、通勤中に再読。よく読むと、前後の内容にいろいろなつながりが隠れていて、結構深かった・・・。

さてあまりまとまった読書時間の取れないkurogenkokuですが、ちょっと勉強したいことがあったので、10冊以上の本を大人買い。自分のフィールドを広げるためにも必要な勉強だと思ってやります。

 

【目次】
第108条 もしもあの時①
第109条 もしもあの時②
第110条 ザ・青春
第111条 ゴリラ①
第112条 ゴリラ②

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選ばれし者だけが味わうことのできる夜の観光スポット

2023-06-17 14:19:52 | ちちぶエフエム


「賽の目は出せるのかい?」
「はい、7なら。」
「7は一番簡単なんだい。出したいのは2だ。」

この会話を聞いてなんだかわかる人はすごい。そして目の前で「2」を出して見せました。先日から3連続で「2」を出しています。もう転職決定ですね(笑)


どうもkurogenkokuです。

 

昨日の「黒澤元国の飲みに行こうよ!」、緊急特番です。先日ご案内した通り、ゲストに岐阜県は土岐商工会議所の横家雅道さんをお招きしてお届けしました。
月曜日の夜、有楽町の酒の席で「金曜日に研修が終わるのですが、秩父を見てみたいと思い、秩父まで行ってみることにしたんです」と彼から打ち明けられました。

ちょうどそのタイミングでkurogenkokuが秩父にいることから、「それなら夜の観光案内するよ」と約束。
帰りの電車でどこに連れて行こうか考えていたところあることを思いつきました。


*********************************
そうだ。ちちぶエフエムに行こう☆彡
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彼は「岐阜のクロゲンファン」のラジオネームで、毎回、この番組にメッセージを送ってくれます。金曜日の夜は一家全員でラジオ番組を聞いている。そんなにこの番組が好きなら、いざスタジオでゲストとして出演してもらおう。粋な計らいだと思いませんか(笑)?
ちちぶエフエムもこの企画を受け入れてくれて、緊急特番が成立。選ばれし者だけが味わうことのできる夜の観光スポットをご案内させていただきました。


さてもうひとつのサプライズが。
このブログのマニア読者である川口商工会議所の小林貴洋さんが、わざわざ秩父まで駆けつけてくれたのです。横家さんと小林さんは経営指導員支援事例発表会のファイナリスト。小林さんは横家さんに「ある記念品を渡すためだけに」、秩父に来たのです。それがこれ。

 

小林さんの支援先が作った「木のおもちゃ」です。しかも彫刻入り(笑)

 


そんな小林さんに「ここまで来たら、小林さんもラジオに出ちゃえよ」ということで半ば強引にスタジオ入りしてもらいました。おかげさまで番組は大盛り上がりです。


ラジオメッセージもたくさんいただきました。横家さん、自分あてにメッセージをもらうのって気持ちがいいでしょう(笑)
最後のメッセージは、横家さんの奥さんからでした。ナビゲーターを務めたちちぶエフエムの山中さんが、機転を利かせて番組の最後に読んでくれたんです。


心温まるメッセージ、そして最後に「今日はお父ちゃんが大好きな娘たちと、ちょっと夜更かししてラジオを聞きたいと思います」とあったときには、kurogenkokuも一瞬、ウルっときましたよ。まだ4歳と1歳の娘さんなのだとか。まだパパの言っていることはわからないかもしれないですけど、パパにとっては一生の思い出になったと思います。パパはちちぶエフエムのスタッフからもたくさんの記念品をもらいましたよ。

 


ところで粋な計らいと言えば、「各務原商工会議所の所さん」「鎌倉商工会議所の斎藤さん」「中小企業診断士の茂井さん」から番組に花を贈っていただきました。

 

以前もこのブログで書きましたが、記念すべき日に花を贈ることができる人ってほんと素晴らしいなぁと思います。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。

 

その後、横家さんと小林さんは、秩父でホルモン焼きを食べた後、「KSK祭り」に参加されたことをご報告します。お付き合いいただいた秩父市役所のラジオネーム「9年目のKさん」もありがとうございました。写真は「KSK祭り」終了後の秩父市の様子です(笑)

 

コメント (2)
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【続編】社長の目から涙が止まらない ~ある金融機関担当者の話

2023-06-16 00:06:57 | 中小企業診断士


今晩は最終金曜日ではないのですが、特別に放送します。

【予告】6月16日(金)放送「黒澤元国の飲みに行こうよ!(特別編)」
https://onl.tw/Y7gnAEt

ゲストは「岐阜のクロゲンファン」こと、土岐商工会議所の横家雅道(よこや まさみち)さんです。なんだか岐阜県方面が賑やかな気がする(笑)

 


どうもkurogenkokuです。


いまから4か月ほど前にこんなエントリーを書きました。


■社長の目から涙が止まらない ~ある金融機関担当者の話
https://onl.tw/agTFhLP


***********************************
昨日は川口商工会議所で終日、コロナ借換保証の相談に対応しておりました。この支援には商工会議所の職員ほか、メインバンクたる金融機関の職員も帯同しています。
いま某金融機関の職員(仮にKさんとします)とある会社の支援に入っています。非常に厳しい財務状態にある会社です。ほとんどの会社は1回面談で終了しますが、この会社だけは今月2回目の面談。その財務状況から、これ以上金融支援が得られない可能性が高いので、自力再建に向けて何ができるか模索しています。
***********************************


その後、Kさんを交えて、同社の支援を何度となく繰り返していました。精緻な資金繰り表を作成し、資金が枯渇しないよう、徹底した管理を行う。そのうえで再建に向けた計画を着実に進めていく。再建までの道のりは長く、1円でもよいから止血する必要あり。


この状況ではコロナの借換保証の活用もそう簡単な話ではない。もう一度、原理原則に立ち返って、資金繰り表を作成。このままで行ったら倒産すること間違いなし。経営者とあらめたて危機感を共有し、できうる対策を真剣に考えました。そして、わずかですが事業化に向けた光が差し込んできたのです。
しかしながら、事業が軌道に乗るまでの手元資金の確保が必要でした。追加融資が得られないと、事業化の前に経営が破綻してしまいます。メインの金融機関もできるだけの融資をしてきました。でもこれ以上はもう無理です。そこで精緻な事業計画をつくったうえで、kurogenkokuは2つの案を提示させていただきました。


①事業計画書をきっちり説明し、政府系金融機関に追加融資をお願いする。
②保証協会にはいま出している融資を一本化するとともに、3年の据置期間を設ける。

 


先日の朝、Kさんから一本の電話がありました。

「あの後、支店長にこの話をして、一緒に政府系金融機関と保証協会を回ってもらったんです。事業計画をもとにきちんと説明したら、2つの提案をすべて受け入れてくださいました。」

 

Kさんの興奮した様子が電話の向こうから伝わってきました。


「kurogenkokuさんも私も御社を応援しています。社長の人柄が素晴らしいから応援したくなるんです。だから頑張りましょう。」


あの一言は嘘ではなかったんですよね。kurogenkokuも久しぶりに感動しました。

 

同社の経営者、実は女性です。そして事業を継ぎたいと専門学校に通っているご子息がいたのです。一生懸命に勉強を重ねているご子息の前で、会社が潰れてしまったら、どうなってしまうのだろう。母親もご子息も・・・。


そう考えてKさんと一緒に同社を応援していたのですが、Kさんの頑張りで一時的な時間稼ぎはできました。あとは手元資金があるうちに、会社を立て直せるかです。


経営者もKさんも私もここでのんびりしているわけにはいきません。ここからが本当の勝負です。

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