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モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

常に挑戦者であることでkurogenkokuは成長を続けるとともに、人の痛みのわかる診断士を目指します。

FSP宣言

2005-06-19 05:56:35 | 独りFSP
おはようございます。
kurogenkoku@5時50分起床です。

FSP宣言します。

【本日の学習】
2005年版中小企業白書読み込み
ロジカルシンキングトレーニング

今日は通学のため少なめです。。。


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企業経営理論(意思決定システム part2)

2005-06-18 12:12:32 | Web研修
今回も「意思決定システム」について整理します。
具体的には「サイモンの意思決定」について取り上げます。


【サイモンの意思決定構造】
サイモンは意思決定の問題を構造的問題,半構造的問題,非構造的問題に区分しています。

(構造的問題)
問題を解決する論理が明確な問題です。
このような構造的問題に対しては、あらかじめ定められた手続きによる定型的意思決定がなされます。

(半構造的問題)
構造的問題と非構造的問題の中間です。
問題を仮定(もし~ならば)に置き換え、人間とコンピュータが協力して最適な解を求めたりします。

(非構造的問題)
解決する論理が存在しない問題を非構造的問題といいます。
この解決にはコンピュータは役に立たず、可能な限り半構造的な問題にすることが有効です。
ここでの意思決定は過去の経験に頼ることができないので、非定型的意思決定になります。

【計画のグレシャムの法則】
上述の定型的意思決定にトップマネジメントが忙殺され、非定型的意思決定がおろそかになり、計画が消滅してしまうことを「計画のグレシャムの法則」といいます。


【サイモンの意思決定プロセス】
サイモンは意思決定の手順を情報活動→設計活動→選択活動→検討活動のサイクルから構成されているとしました。

(情報活動)
経営目標と現実とのギャップを認識し、問題を識別する活動

(設計活動)
どのように問題解決すればよいかを代替案にまとめる活動。

(選択活動)
代替案を比較評価して、最適な案を選択する活動

(検討活動)
選択案の実行結果を分析、評価する活動


【満足化基準と極大化基準】
(満足化基準)
現実では完全に問題解決の代替案を実行することは期待できません。
人間は制約された合理性の下に行動しており、このような環境で意思決定する人の人間観を経営人モデルといいます。
経営人は「充分満足できる」という満足化基準に基づき、意思決定を行います。

(極大化基準)
すべての代替案が網羅され、その代替案が実行されたときの状況が完全に予測でき、合理的な方法で意思決定を行う人間の人間観を経済人モデルといいます。
この経済的合理性を追求することを最適化基準といいます。



次回は「意思決定システムとコンフリクト」のうち「コンフリクト」についてとりあげます。

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企業経営理論(意思決定システム part1)

2005-06-17 06:49:49 | Web研修
今回から「意思決定システムとコンフリクト」について取り上げます。
まずは「意思決定システム」について整理します。

【アンゾフの階層論】
アンゾフは、意思決定を戦略的意思決定、管理的意思決定、業務的意思決定の3つの階層に区分しました。
これについては「経営情報システム」で触れていますがもう少し掘り下げてみたいと思います。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/257.html

(戦略的意思決定)
主にトップマネジメントが行う意思決定です。
企業合併や新分野進出など企業全体に関わる重要な問題が対象になります。
特徴として集権的であること、非反復的であること、部分的無知であること(細かいレベルの知識を要しないこと)などがあげられます。

(管理的意思決定)
主にミドルマネジメントが行う意思決定です。
トップマネジメントが設定した戦略的意思決定を受けて、資源の調達や開発、コントロールなど経営活動の執行を行います。
特徴として戦略と業務活動との調整、個人の目的と組織の目的のすり合わせなどがあります。

(業務的意思決定)
主にロワーマネジメントが行う意思決定です。
与えられた目標や業務の仕方を前提として、資源を使用した業務遂行を行います。
特徴として日常的に繰り返されること、決定する方法も決まっている(定型的)ことがあげられます。


【バーナードの意思決定】
バーナードは、意思決定を「個人的意思決定」「組織的意思決定」に分けました。

(個人的意思決定)
個人的意思決定とは「個人が目的を達成するための合理的意思決定」であり、これについてバーナードは「委譲が不可能」としています。

(組織的意思決定)
組織的意思決定とは「組織が目的を達成するための合理的意思決定」であり、これについてバーナードは「委譲が可能」であるとしています。



次回も「意思決定システム」について整理します。

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FSP宣言

2005-06-17 05:55:46 | 独りFSP
おはようございます。
kurogenkoku@5時50分起床です。

コンフィデレーションズカップを見てしまったため寝坊です。
2-1で負けたけど、それ以上に力の差があったような気がします。
世界の壁は厚い・・・。


そんなことよりFSP宣言します。

【本日の学習】
企業経営理論更新

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企業経営理論(経営組織 part8)

2005-06-16 06:42:11 | Web研修
今回も経営組織について整理します。
ここでは主に【戦略と組織「チャンドラーの命題」】と【組織のコンティンジェンシー理論】について取り上げます。


【戦略と組織】
(チャンドラーの命題)
A.チャンドラーは、「組織は戦略に従う」と述べています。
「組織は戦略に従う」とは、戦略が変われば新しい課題が生まれ、その課題を解決するためには組織構造を適したものに変えなければならない、ということを意味しています。
企業の組織構造は経営戦略と強い結びつきを持っているので、企業戦略に適した組織構造であれば競争力は高まり、適していなければ競争力は低下することになります。


【組織のコンティンジェンシー理論】
組織のコンティンジェンシー理論とは、どの企業にも必ずあてはまる最適な組織はないとするものです。
つまりそのときの企業のおかれた状況、要因によって組織の構造が規定されてくるとするものです
コンティンジェンシー理論の代表的なものには、下記があります。

(バーンズ=ストーカー)
バーンズ=ストーカーは組織を機械的組織と有機的組織に分け考察を行いました。
機械的組織・・・安定した環境条件に向く
有機的組織・・・不安定な環境条件に向く

(ウッドワード)
ウッドワードは生産技術と組織構造の関係を研究しました。
有機的管理組織・・・個別受注生産に向く
機械的管理組織・・・大量生産に向く

(ローレンス=ローシュ)
ローレンス=ローシュは「分化と統合」の研究を行いました。
その結果、不確実性の高い環境に有効に適応している組織ほど分化と統合の程度が高いことを証明しました。

(マイルズ=スノー)
マイルズ=スノーは戦略選択アプローチを提唱しました。
これは戦略のタイプを「防衛型」「探索型」「分析型」「受身型」に分け、 「防衛型」「探索型」「分析型」については「市場と製品・サービスの決定」や「技術」「組織」の3つの整合性が取れている戦略とし、「受身型」については3つの整合性が取れていないと主張しました。



以上で経営組織に関する分野は終了です。
次回から「意思決定システムとコンフリクト」について取り上げます。

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