本日は長野県出張、にもかかわらず宿泊が川口市という怪・・・。
どうもkurogenkokuです。
昨日は川越市で飯能信用金庫主催の経営相談会に対応しました。初めてお目にかかる会社から4件の申込がありました。それぞれ与えられた時間は90分。90分の成果をどこに求めるか。kurogenkokuの答えはこれです。
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経営者から「早速やってみたいと思います」の一言を引き出せたかどうか。
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つまるところ90分で『自走化』に持っていけるかどうかです。
そのためには対話によって至った結論に対し、経営者に「腹落ち」していただくことが大切です。いきなり「かくあるべき論」を展開する専門家がいますが、押しつけがましい意見は経営者のやる気をそぐ可能性があります。
そうならないために、雑談を踏まえながら経営者との距離感を縮めることも大切です。心理の壁を取り去ることにより、経営者はだんだん本音で語り始めます。事前に「これを相談したい」というテーマがあったとしても、経営者のこれまでや、なぜいまのビジネスモデルの構築に至ったかなど、相談者を理解するための基本要素について丁寧に聞き取り、真の経営課題を本音の中からしか見つけていきます。
昨日の相談者の中に「良い補助金がないか知りたい」という方がいました。でも真の経営課題を見つけていくと、それは補助金活用ではなく、別のところに課題解決策がありました。その経営者は「なるほど、おっしゃるとおりですね」とうなづきました。
昨日は、相談会にいらした経営者すべてから「早速やってみたいと思います」の一言を引き出すことができました。うち1社からは「今度、うちの会社に来てください」と言われました。残りの企業の経営者からは御礼のメールをいただきました。
一社当たり90分と与えられた時間に限りはありますが、数多くの事業者の行動変容を促すような支援に持って行けたかどうか。そこを目標にしながら、今後も相談対応していきたいと思います。
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