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DIARIOくろちーに

子連れ・犬連れ、フランス初心者生活。

Noche buena.

2005-12-24 | スペインの生活 Spain
ついにやってきたクリスマス・イヴ。

こちらではさすがに人口のほとんどがカトリック信者だけあって、クリスマスはとっても大事な行事です。24日の夜食と25日の昼食時に家族で盛大にお祝いするのが習慣のようです。

ムーロスの家にも今日は家族の1人を抜かして全員が集まり、夕食を共にしました。今まで会った事のなかった夫の一番上の姉家族にもついに対面することができました。この義姉家族はスペインの南の海岸沿いに住んでいます。ムーロスとはまさに対極の場所、九州から東北に行くような感じ。でも、今日のために9時間ぶっ通し運転してやってきました。

こちらのクリスマスの定番メニュー、詳しくは分かりませんが、車海老のボイルにマヨネーズのようなソースを付けたもの(シュリンプカクテルと言うんでしょうか?)を良く食べるようです。
メインディッシュは各家庭によってさまざまなよう。でも七面鳥を食べる習慣はそれほどないようです。私たちはミートパイを食べました。とってもおいしかった!!!
そして、クリスマスの定番お菓子といえば、トゥロン!! 日本ではあまり見ることがありませんが、アーモンドを使ったマザパンなどの様々なお菓子を食べます。

この日のために姑は前日の夜から料理の仕込みに大忙し。なにせ29人分の料理ですから半端ないですよね。つくづくスペインのお母さんは偉大だ!!!

この盛大な夕食が終わると、家族でクリスマスソングを歌います。皆即興で歌いたい歌を勝手に歌います。とっても素朴で、昔ながらのクリスマスの楽しみ方のようです。

そして夜中の12時には近所の教会のクリスマス・ミサに行きました。お腹パンパン状態でのミサはなんだか不謹慎な感じですが、普段のミサとは違った趣がありました。

徐々に。

2005-12-23 | スペインの生活 Spain
さて、今日は23日。ということで、このムーロスにも徐々に人が集まってきました。
今日のお昼には夫の甥っ子が4人到着。
夕食前には義妹夫婦、義姉家族など5人が到着。
そして夜中に他の義妹家族、5人が到着。
すでにムーロスにいた舅夫婦、私たち夫婦の4人と足して、合計18人です。

そして明日になれば、残りの兄弟3人とその家族、11人がやってきて、合計29人!
どうやら24日は皆泊まるらしいのですが、私には皆がどこで眠るのか、皆目見当も付きません。
いやはや、いやはや。
でも、こういう機会も年に1度だけど。これは楽しまなければもったいない。
と、気持ちをポジティブにして、この数日を乗り越えていくぞー!!!

旧友。

2005-12-21 | スペインの生活 Spain
今日は夫の学生時代のお友達が奥さんを連れてムーロスに遊びに来ました。
私は初対面です。

何でもそのお友達とは22歳くらいの頃同じ学校に通っていたそうです。卒業後、そのお友達はアメリカで働き始め、年に何度も会えない状態でしたが、常にいい関係を保っているそうです。
このクリスマスにそのお友達夫婦はスペインに里帰りをしていて、車を飛ばしてわざわざムーロスに来てくれました。

普段は私以外の人とほとんど話さないような閉じられた生活をしていた夫ですが、今日は大いに語り、大いに動き、とても楽しそうでした。私もアメリカの様子を聞いたり、フランス人の奥さんにパリの様子を聞いたりと、とても楽しく過ごしました。

このお友達はアメリカでアディダスのデザイン関係の仕事をしているそうですが、アメリカの労働環境の良さには、聞いていてとても驚いてしまいました。もちろん仕事によってさまざまでしょうが、彼の場合、オフィスの横にスポーツジムがあり、午後5時には仕事を終えて仕事仲間とバスケットをしているそうです。そういう話に弱いうちの夫。なんだか急にアメリカに興味を持った様子でした。

私はと言うと、久しぶりにたくさん話したためか夜になってもなんとなく興奮状態で、その夜は全然眠れませんでした。はー、お子ちゃまだわ。


テレビのミサ。

2005-12-18 | スペインの生活 Spain
さて、今日は日曜日。
日曜日と言えば、ここのところはパドリーノス(代父母)の家で過ごしていましたが、またまた状況に変化が。

先日出て行ってしまったヘルパーさんの変わりに来た、これまたルーマニア出身の女性は日曜日も働いてくれることになり、そのため私たちのお手伝いも必要がなくなったのです。

それでも、暇な私たちは今日もまたパドリーノスの家に遊びに行きました。午前10半から始まるテレビ中継のミサをマドリーナ(代母)と一緒に見るためです。
このミサ中継は日本で言うところのNHK教育テレビに似た国営放送のチャンネルで毎週やっていて、事情があって教会にいけない人のために、毎週異なった教会からのミサを生中継しています。
スペインは国民の大半がカトリック信者ということで、このミサもカトリックのものです。

私はマドリーナと共に見たのが始めてなのですが、毎週違った教会で、違った聖歌隊の歌を聴きくのも面白いものだと結構気に入ってしまいました。
それに、スペインの教会は大体石造りで冬はとーっても寒いのですが、家のテレビでミサを聴けるとなると、とっても快適。ご老人にはとってもいいサービスだなあと思います。

ごめんなさい。

2005-12-17 | スペインの生活 Spain
最近、生活に刺激がなく、書くこともなく、ズルズルとブログをさぼってしまいました。どうもごめんなさい。

ながーい休暇は忙しいときには憧れの的ですが、実際取ってみるとかなりの手持ち無沙汰。ダンダン苦痛になってきます。
特に私たちのように近い将来に不安がある場合(次の仕事が見つかっていない)、正直心からゆっくり休めることなどなく、こうやって休暇を取り続けることはほとんど自虐行為に近いような気がします。

以前はこの休暇を心待ちに日本での仕事に耐えていた夫ですが、さすがに最近は堪えるようで、ボチボチと仕事探しを始めています。

人生なにごともバランスだよなー、とつくづく思います。過労死するほど働くのも良くないですが、頭のネジがゆーるゆるになってしまうまで休暇を取るのも、休暇の本来の目的である「ポジティブなリラックス」を妨げ、その後の社会復帰にも影響を与えることになりかねないですよね。

私たちも、この休暇を真に「休暇」として終わらせられるよう心がけていかなければ、と思います。休暇を取るにもそれなりのテクニックがいるものなのねー。

交通事故。

2005-12-14 | スペインの生活 Spain
先週は祭日が2日もあって、長い人では9日間の連休を取れたようです。
そういった連休のあとで騒がれるのが、連休中の交通事故死亡者の数。

今年は、9日間でなんと98人!(それも連休が終わる前の数字ですから、その後もっと増えたかもしれませんが)
これ、交通事故の負傷者の数ではありません。あくまでも死亡者の数です。

ちょっと尋常じゃない数ですよね。でも、例年連休の1日あたり約10人の人が交通事故で亡くなっているそうです。

原因としては、過度のスピード違反、不注意、飲酒、薬物使用、シートベルトの不着用などがあるそうです。

でも、初心者マークでほとんどペーパードライバーの私に言わせれば、スペインの道路環境もこういった事故の原因の一つだと思います。

前にも書きましたが、こちらでは1車線の普通道路でさえ皆8,90キロでビュンビュン飛ばします。こういった道路は街と街をつなぐもので、道路沿いは民家もなく、外灯も皆無のため夜には真っ暗。それでも皆スピードだけは緩めません。

というのも、こういった普通道路と高速道路の境がはっきりせず、高速を降りても皆スピードを緩めるということに気がつかないように思います。日本だったら、料金所があるせいで、ちゃんとはじめと終わりが分かるようになってますが。

また、日本だったら制限速度の書いていない普通道路は最高速度60キロですが、こちらではそのあたりの制限速度がないようです。私のような初心者には、そこらへんのあいまいさがとっても怖く感じます。

市街地に入れば、それはそれで、一方通行がやたらに多かったり、路上駐車が2重,3重になっていたり、歩行者の信号無視がものすごかったり、とってもストレスフルな運転環境です。

もう、本当に本当にこの国で運転してる人たちって、ある意味すごい!


13日の火曜日???

2005-12-13 | スペインの生活 Spain
今日はテレビで盛んに「13日の火曜日」について取りあげていました。
どうやら今日は不吉な日らしい???

「13日の金曜日」ならちょっとは耳にしたことがありますが、火曜日っていうのはどういうことなんでしょうかね?
多分宗教がらみの迷信だとは思うのですが、夫もいまいち良く分かっていないんです。だれか知っている人がいたら教えて欲しいなー。

スペインはわりと多くの迷信が残っている国だと思います。私は詳しくは知りませんが、例えば黒猫が目の前を横切ると不吉とか、お店や家のなかで傘を広げると不吉とか、いろいろあるそうです。

「13」という数字を嫌う人も多くいます。
有名どころでは、今は引退してしまった世界チャンピオンのバイクレーサー, Angel Nieto(アンヘル・ニエト)という人が、レースのときに13番という数字をつけなければならなくなった時に、「13」の代わりに「12+1」と付けたり。

迷信の由来が分かっていない私には、面白いこだわりのように見えますが、きっと本人にとってはとっても大切なことなんでしょうねえ。

静けさ、再び。

2005-12-12 | スペインの生活 Spain
昨日私たちがいなかった間に、ムーロスの人口は一気に減りました。
今までお休みだった2姉妹の家族がそれぞれの家に帰り、舅夫婦と私たちだけに。

今日の朝には舅夫婦もオビエドに戻り、またしても夫と私の二人っきりになりました(+クロちゃん)。

いやー、静かだ。
今までは朝子供たちが起きると、彼らの朝食のお世話から始まってもうテンヤワンヤだったのですが、こうやって彼らがいなくなると、逆に何をしていいのか、手持ち無沙汰なかんじです。

あと2週間もすれば、また戻ってくる喧騒(今度はもっとパワーアップしてるはず)の前に、この静かな時間を有効利用しなければ、と夫婦共々思っています。


急展開。

2005-12-11 | スペインの生活 Spain
今日は日曜日、ということで、またしてもパドリーノス(代父母)のおうちへ。

パドリーノスの家庭では最近大変な変化が起きています。
このお宅では、旦那さんのお世話と家事のお手伝いのために、ルーマニア人のお手伝いさんが住み込みで働いています。ご夫婦も大満足の働き者です。
しかし、3週間前に彼女の旦那さんがルーマニアから出稼ぎにやってきたことで、彼女は今までは働いていた日曜日にお休みをもらうことに。そのため私たちが日曜日だけお手伝いに行くことになりました。

それが今週の金曜日になって、急にこのお手伝いさんが辞めると言い出したのです。旦那さんが近くの街に住むことになったので、その街でお手伝いの仕事を見つけ、もっと頻繁に旦那さんに会えるようにしたいから、というのが理由です。

頼りの命綱といっても過言ではないこのお手伝いさんを急に失って、パドリーノスはもう大ショック。とにかく早く変わりの人を見つけなければ、と家族総出で探し回っていました。
どうやら新しくブルガリアの女性が見つかったようですが、今までのお手伝いさんのようにしっかり介護の出来る人なのか、まだまだ先行き不安な様子。今までのお手伝いさんは、本当に看護婦顔負けの介護を嫌な顔ひとつせずに出来る人だったんです。

このような、言ってしまえば違法労働のお手伝いさんたちは、住み込みで安値で働いてくれますが、その分辞めたい時にはあっという間に辞めてしまいます。

傍目でこの騒動を見ていると、正直色々な感情が浮かんでしまいます。違法のお手伝いさんを短期で雇って、そのつど代わりの人を見つける苦労をするよりも、もっと根本的な解決策はないのかしらん??? 特にこの家庭の場合、お手伝いの何倍も大変な仕事を要求させられるのですから。

日本食!

2005-12-10 | スペインの生活 Spain
本日は、今まで1週間ムーロスで休暇を取っていた叔母さんが帰宅する、ということで、叔母さんの旦那さん、2人の子供たちにその恋人までが迎えに来て、一緒にお昼ご飯を食べました。

せっかく皆集まったんだから、ということでメニューは和風。お味噌汁と海苔巻きを作りました(といっても海苔巻きは私はできないので、以前日本に住んでいた義姉の担当です)。

ご飯の炊き具合がちょっと微妙でしたが、サーモンやアボガドなどを巻き込んで、とってもおいしい海苔巻きでした。いやー、久しぶりの日本食、やっぱり美味いぜ!!!

そして、1週間ぶりに再会した叔母さんとその旦那さんのアツアツぶりといったら、見ているこちらも羨ましいくらいでした。こうやって子供の前でも堂々とイチャイチャできる夫婦っていいなあ、と思いました。