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DIARIOくろちーに

子連れ・犬連れ、フランス初心者生活。

聖書お勉強会、二日め。

2006-03-07 | スペインの生活 Spain
今日も勉強会のため、午後からオビエドに行きました。
今日はそのままオビエドの舅夫婦の家に泊めてもらいます。

考えてみると、こうやって勉強会のためだけにオビエドまでひょいっと行けるなんて、贅沢だよなー。行きたくても仕事があって参加できない人もいるだろうに。

それにしても、スペインでカトリック教会に行くと、圧倒的に中・高年の女性の割合が多いのに驚かされます。皆さんとても綺麗に着飾ってやってきます。それは教会に入ることへの礼儀から来るんだろうと思いますが、ちょっと大げさかな?とも思います。
うちの夫は日本のカトリック教会に2年ほど通って、そこでアクティブに行われていた様々な活動を目の当たりにして随分驚いていました。確かに、スペインの教会の一般的なイメージ=「ハイソな奥様方の集まるところ」とは違うよな。どちらの方が信仰深いとかそんなことは考えたくもありませんが。

さて、今日の勉強会でとても印象に残ったのは、ヨハネの福音の一節にある「福音が書かれたのは、イエスが神の子であると信じるためであり、信じてイエスの名により命を受けるためである。(要約文)」のところです。
これって私にはまだまだ理解不足、というか分かりにくい点です。
私にとって聖書とは、なんだかんだいって人生を幸せに生きるためのハウツー本の域を出ていないんじゃないかな。

聖書お勉強会。

2006-03-06 | スペインの生活 Spain
今日から3日間、オビエドのあるカトリック教会で、聖書についての簡単な勉強会のようなものがあるというので、夫と二人、舅夫婦に連れられて行ってみることにしました。
初日の今日は、神様に祈ること、神様との関係を持つことの大切さなどについて伺いました。

私たち夫婦は、毎週金曜日にわざわざ家に来てくださるカトリックではない宗派のクリスチャンの方のお手伝いをいただいて聖書を読んでいます。
カトリック信者の夫にとっては、共にキリストを信じる者同士としても、ちょっとした解釈の仕方などに違いや疑問を感じ、毎週彼らといろいろ討論しています。かといってお互い非難しあうのではなく、分かり合うための話し合いです。

どの宗派にも属していないけれど、聖書を信じたいと思っている私にとっては、こうやって教えを受け毎週ちょっとづつ聖書を読み続けることができることは、とてもありがたいです。
私はカトリック教会と長年ご縁があり、とても惹かれますが、カトリックの教義というものについては詳しくありませんし、カトリック教会指導の聖書研究にも一度も参加したことがありません。だから、カトリックとその他のクリスチャン教会の教えの違いもなかなか気づくことが難しかったりします。

そのため、今回のカトリック教会でのお勉強会は私にとってとてもいい機会になると思います。かといって、そこでその他宗派との違いを理解し、多くの宗派からひとつを選ぶ、というのは今の私には出来ないような気がします。それに、なにかひとつを選ぶことの重要性、というのも見出せないでいます。
皆、神様・キリストを信じ、キリストをモデルとして生きているならそれでいいんじゃないのかな?排他主義であるよりは折衷主義でいたいな。
でも、これではダメなのでしょうか?なかなか答えの出ない個人的な問題です。

CALDO.

2006-03-05 | スペインの生活 Spain
最近日曜日の新しい習慣が一つ増えました。
今までは日曜日、パドリーノスのおうちでミサのテレビ中継を見て、ちょっとおしゃべりをしてそのまま家に帰っていたのですが、このところ、隣の町にあるレストラン・バールで一服してから帰宅するようになりました。

だからなんだ?って感じですが、とにかく普段何もしない私たちにとっては結構大切なイベントです。

そのバールで注文するのが、カルドと呼ばれる飲み物。これは魚介のスープなど、レストランで昼食用に出されるスープの具を全て取ったもので、マグカップで提供されます。要するに具なしスープ。なんだかそっけないですが、味は濃厚でとってもおいしく、さらに1ユーロとお安いのです。

このカルドをゆっくり飲みつつ、ちょっとサンドイッチをつまんだりなんかして、ボーっと日曜日の午前を過ごすのもなかなか悪くないものです。

臍帯血。

2006-03-03 | スペインの生活 Spain
さて、最近のスペインを騒がせているニュースのひとつ、それはスペイン王子夫妻の臍帯血冷凍保存についてです。

私はほとんど知識がなかったのですが、出産が終わった時にへその緒から取れる臍帯血というのは、骨髄移植などに利用することが出来るそうです。それでいて、骨髄バンクのように、登録や採取に手間がかかったりすることもなく、言うなれば体から出る排出物のリサイクル。献血よりもお気軽です。

日本では匿名のボランティアドナーより提供された臍帯血を保存する臍帯血バンクが10箇所ほどあるそうです。詳しいことはこちらでどうぞ:

http://www.hokkaido.bc.jrc.or.jp/bank/bank600.htm


スペインではまだこういった治療目的の臍帯血バンクは存在せず、研究目的のためだけに採取されるようで、最近は公立の臍帯血バンクを作る動きが見られます。

さて、スペイン王子夫妻ですが、彼らはプリンセス誕生の際に採取された臍帯血を、アメリカのプライベートバンクにプリンセス用として預けました。もしプリンセスやその兄弟が成長していく中で病気に罹った際、その臍帯血を利用することが出来るわけです。しかし、残念なことにはいくら自分が生まれたときの臍帯血とはいえ、それが治療の際に上手くマッチングする確率はとても低いそうです。まあ、とても可能性の低い保険をかけるようなものでしょうか。その費用は登録費2000ユーロ+毎月100ユーロとのこと。

これに関し、スペインでは賛否両論です。
反対意見としては、世の中で臍帯血を必要としている人に無償で自分の臍帯血を提供するなら良いけれど、自分や家族のためにそれを保存する、というのはエゴイスティックなのではないか?しかもそれが出来るのは経済力のある人だけというのは不公平なんじゃないか?などなど。
賛成意見としては、先日カトリック教会が公に、臍帯血バンク個人登録は科学の力を利用した前向きな行動だと発表していました。

なかなか難しい問題だと思いますが、私としては、誰かのために使えるかも知れない臍帯血を、マッチしないかもしれない自分の子供のためにわざわざお金を払って保存するというのは、あんまり意味のないことなんじゃないかな、と思います。

プラモデル。

2006-02-26 | スペインの生活 Spain
ここのところ夫は暇つぶしに買ったプラモデル作りに夢中です。
私は「プラモデルなんて子供だまし!」と侮っていたのですが、様子を見てみると、ものすごく緻密に作られていてびっくり!これは大人でも難しいんじゃ?と思ってしまうほどです。

「暇つぶし」っていろいろありますが、「趣味」とはちょっと違ってよりお手軽&経済的な感じがします。「趣味」は娯楽性も一気に増え、その分お金もかかりそう。超貧乏性で合理主義な私は、どっちかというと「暇つぶし」をする方が多いかな。
どうも生産性がなかったり、心身共に悪影響だったり、お金がかかったり、そういった「趣味」や「暇つぶし」はできない性格です。

そんななか私が好きな健全な暇つぶしといえば;
散歩、編み物・裁縫、読書、料理、掃除
などでしょうか? なんだか家事全般みたいだな。
お手軽に時間がつぶせて、しかも集中でき、日常のわずらいを忘れられ、やり終わったときにはなにか結果がついてくるような、そんな一石何鳥にもなる暇つぶし。

プラモデルはちょっとお金がかかりますが、夫の熱中振りを見る限り、案外悪くないかも。写真はほとんど完成のバイクのプラモデルです。

暴風雨。

2006-02-19 | スペインの生活 Spain
今日はここのところの春めいたお天気から一転。

スペインの多くの地域で暴風・大雨警報がでました。
ムーロスも昨夜から雨風が止まりません。風のせいで電気がついたり消えたり。
朝起きると、屋根のレンガが1枚落ちていました。

日中も雨、雹、雷、風のオンパレード。とても外に出れる状態じゃありませんでした。
ということで私は1日中ボーッとしていました。私は普段から低血圧気味なのですが、お天気が悪くて気圧が低かったりすると、それに影響されて低血圧がひどくなるような気がします。真偽の程は分かりませんが。

ところで、今日は夫の3度目の小旅行が予定されていて、クロも私もオビエドに行くはずだったのですが、先方の都合で日にちが変わり、私達の予定も大幅に変更されました。でも、こんな暴風の日にフライトが重ならなくて良かったかも。

ねずみ退治!

2006-02-18 | スペインの生活 Spain
ついにこの時が来てしまった!
この日の夕食後、のーんびりとテレビを見ていた私達の近くで突如「バタンッ!」という音が。
私には何の音だか分からなかったのですが、敏感な夫はすぐに「かかったっ!」と感が働いたのです。

そう、それはネズミ捕りの罠がかかった音!!!キャーッ!

先日のねずみ目撃事件以来どうやって対応すべきか考えた夫は、とってもオーソドックスな手段、ネズミ捕り機(写真参照)を2つ居間の隅っこに仕掛けることに。ねずみをおびき寄せる餌は定番のチーズ!なんだかディズニー映画でも見てるようで、私には非現実。

反応はあるのかしらん?と半信半疑だったのですが、仕掛けた翌日からチーズのみがきれいに食べられていることを発見。やっぱりねずみはいるのです!それもかなり賢いのが。一方ではかかって欲しいと思いつつも、もし本当にかかったらどう対処すればいいのか分からない私達、かかって欲しくないとも思っていました。

それがついに今日、かかってしまったのです!!!

とりあえず本当にねずみは捕らえられているのか、それとも逃げた後か、その確認は私がしました。ああ!やっぱりそこになにか物体がある!!!
もうそれから先は私にはお手上げ。やっぱり普段見慣れていないものを扱うのって辛い、直視も近づくのも絶対無理ー!ということで、全部夫にお願いしました。
夫はねずみ大嫌いですが、小さい頃から身近にねずみがいるという習慣のせいか、なんだかんだ言いつつ近づくことができ、最終的に処理することができました。

いやはや、いやはや。冷や汗かきまくりの数十分でしたが、なんとか始末できて良かった。最後の手段としては翌日近所の人にお願いしようとまで思っていたくらいでした。

その後は新しいねずみとの遭遇もなく、どうやらその1匹だけがこの家には住んでいた様子。数が増える前に退治できてよかったです。


ビルバオ。

2006-02-17 | スペインの生活 Spain
ビルバオ二日めは、ホテルの朝食を取ってすぐにムーロスへの帰路につきました。というのも、今回はクロちゃんがムーロスに一匹でお留守番。なるべく早く帰りたかったのです。
無事1時半頃ムーロスに到着。クロちゃんは拗ねることもなく暖かく私達を迎えてくれました。本当にこんないい子っていない!(完全な親ばか)

さて、私達の訪れたビルバオは、フランスとの国境沿い、スペイン東北部のバスク地方の州都です。バスク地方と言えば、日本でもときどきバスク地方独立運動集団ETAによるテロ行為がニュースになります。
私は外国人なのであまり気がつかないのですが、スペイン人に言わせると、やっぱりバスク地方に行くときにはちょっとした用心が必要だそうです。うっかり当地でETAの批判などすると大変なことになったり。もちろんETAのテロ行為に反対のバスク人もたくさんいますが、かといってバスクに残る伝統は守りたかったり、複雑な心理があるようです。

ビルバオもそんなインディペンデントな精神が充満した街です。ここ数年は新しい街開発が盛んで、本当にユニークでオープンな雰囲気の街が出来てきました。
一方では伝統を守りつつ、こうやって自分達で新しいものを作ろうとする意欲は、もしかしたら彼らの独立精神に拠るものなのかな、なんて思うところがあります。
他のスペインの街、特にオビエドのような保守・閉鎖的な街に比べ、ビルバオは一外国人にはとっても居心地のいい場所でもあります。



ビルバオ小旅行。

2006-02-16 | スペインの生活 Spain
行ってきました、ビルバオへ!
この日はお天気もよく、絶好のドライブ日和。
車からの景色もただの田舎とはあなどれないとってもきれいなもので、目の良い保養になりました。

2時ころビルバオのホテルに到着し、そのままお昼ご飯を食べに旧市街へ。その後夫はテストを受けに行きました。
私はというと、ちょっと一休みしてから旧市街を散策しました。

2時間程の夫のテストが終わってから、お友達のシスターを訪ねました。
いつ行っても変わらずお元気で、とっても楽しくお話して過ごしました。
私はこのシスターのお住まいの修道院には3度ほど泊まらせてもらったこともあり、そのときに知り合った他のシスター方にもお会いできて本当に嬉しかったです。こうやって年も環境も全然違うお友達を持てることを、とっても幸運なことに思います。

夕食は旧市街にあるバールを何件か巡ってピンチョをつまみました。ピンチョとは写真にある、ビルバオのあるバスク地方独特のおつまみのことで、バールのカウンターに様々な種類のものが並べられています。どのおつまみもとっても凝っていて味もよし!久しぶりに夜のスペインの雰囲気も味わえました。

突然の小旅行!

2006-02-15 | スペインの生活 Spain
こちらでは全然騒がれないので気づかなかったのですが、冬季オリンピックってもう始まっているんですね!日本の選手勢はがんばっているのでしょうか?
スペインでは4年に1度のオリンピックよりも国内サッカーのほうが大切なようで、今も、ここのところ決勝が近づいている国王杯のニュースでにぎわっています。はー、スペインからトリノに行ってる選手達が可愛そうになってしまうわ。


ところで、とっても急な展開ですが、夫が英語のテストを受けるために16日にビルバオに行くことになりました。
そこで私も同行することに!!今回も一泊二日のスピード旅行です。

ビルバオは車で4時間ほどのところにあるバスク地方の都市で、とっても素敵なところです。私達はもう何度も訪れたことがありますが、こうやって久しぶりに旅行をできてとっても嬉しい私!
ここのところ旅行続きのうえ、テストまで受けなくちゃいけない夫には気の毒ですが。

しかも、この街には大学時代からとってもお世話になっているシスターが暮らしているので、この機会に会いに行くことになりました。わーい、わーい!