
タイトルにも「武侠」の文字があるカンフーアクションの映画ですが。
設定は1917年の中国です。
のどかな山村に強盗が押し入り、
犯人二人が居合わせた男に殺害されるという奇妙な事件が起こった。
殺された二人は指名手配中の凶悪犯。
彼らを殺したのは、製紙工場の職人、ジンシー(ドニーイェン)だった。
正当防衛であった上、犯人を殺したという事で、ジンシーは一躍村の英雄に。
しかし、担当捜査官のシュウ(金城武)は、訓練も受けていないジンシーが
犯人を殺した事に疑問を持ち、計画的に仕込まれた殺人事件ではないかと調査を始める。
謎解きが面白い

だから、死体の鑑識も「謎の死」の解明も出来ちゃう。
そしてとうとう、ジンシーの本性に気付く。
ただジンシーは村では評判の善人。
でもシュウは過去のある経験から、人間には善人は居ない。法がすべて。と考えている。
そのシュウがジンシーに脅され村を離れたのに、
町に戻ってジンシーの逮捕状を作ってしまう。
そこから村全体を危機に巻き込む大惨事となる。
美しい山の自然の中で暮らす人々。
線香が常にあり、
目覚まし時計の役割をするものも

構造は渦巻き状の線香。これに数時間後の燃える場所に糸が当ててあり、
その糸には重石が付いていて落ちると金属のお皿が鳴る仕組み。
ジンシーの妻役はトニーレオンと共演して、
濃厚なラブシーンで物議をかもしたタン・ウェイでした。
残虐なシーンも結果としては出て来ますが、美しい景色に癒されます。