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東京オリ・パラリンピックまであと6年!
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『スポーツ 体罰 東京オリンピック』玉木正之

2014年01月25日 | 映画・音楽・本
サッカーJリーグが発足して20年が過ぎた。

もし「Jリーグ」がなかったら・・・
「野球」と「大相撲」だけがプロ・スポーツだった日本。
スポーツを伝えるのはテレビ、ラジオ、新聞・・・
それを伝えるのは元・有名選手かその社員だった。
「スポーツライター」と名乗っていたのは、玉木正之さんか二宮清純さん、亡き山際淳司さんぐらいだっただろう。
「サッカー、Jリーグ」人気がなければ、今の多くのスポーツライターの存在はないだろう。

その玉木正之さんの著書。


昨年末に参加したセミナーも含め、玉木さんの講演は過去何度か参加した。
その最新刊本、お正月に一気読み。



「スポーツとは何か?」と本書では常に問いかけられる。

また、
・サッカーは、なぜボールを手で扱ってはいけないのか? なぜ足しか使えないのか?

・なぜ“サッカー”と呼ぶのか? また“フットボール”とはどう違うのか?

・ラグビーは、なぜボールを前へパスしてはいけないのか?

・サッカーの“ゴール”のことを、ラグビーではなぜ“トライ”というのか?

・バスケットボールでは、なぜボールを持って3歩以上歩んではいけないのか?

・テニスでは、時速200㎞を越す強烈な最初の一打を、なぜ“サービス”と呼ぶのか?

・そもそもテニスという球技は、なぜテニスと呼ばれるのか?

・陸上競技のトラックでは(野球のランナーも)なぜ左回り(反時計回り)に走るのか?

・競馬に右回りが多いのは、なぜか?

・野球の左投手は、なぜ“サウスポー”(南の手のひら)と呼ばれるのか?

これらの疑問の回答はクイズ番組のトリヴィアであり、実は人間が長い歴史の中でつくりあげ、整えあげた、人間ならではの文化の足跡が刻み込まれている。
そんな人間の文化としての「スポーツの歴史」を知らないまま、サッカーの日本代表がブラジルに負けた・・・とか、惜しくもイタリアに勝てなかった・・・などと騒ぐだけではつまらない!
いや、そうして騒ぐだけでも十分に面白いのは、スポーツの背景には人間の長い長い文化の歴史が存在しているからだろう。
(上記の問いに対する回答は、すべて本書で答えてあります。)


次に「体罰」の問題。
日本の体育教育では、スポーツの本質――「スポーツとは何か?」ということは、いっさい教わらない。
また個々のスポーツ競技の「本質」――たとえば“バスケットボール”や“柔道”という競技は、なぜ、いつ、どのようにして誕生し、発展してきたか、といったことを学ぶことはない。
ただ単に“バスケットボール”や“柔道”のルールを(体で?)覚えさせられ、試合での勝利を目指して戦術や技術を叩き込められる。
そして、体力に恵まれ、技術や戦術で“上位”に立った者が、選手を引退してから“指導者”となる、というのが圧倒的に多数派だろう。
その繰り返しのなかで「体罰」という名の暴力によって“鍛えられた者”は、自分が指導者になると、同じように自分が受けた暴力を繰り返す。
さらに外部からの圧力などから“勝利至上主義”のうえにその暴力はエスカレートしていく。


2度目の「東京オリンピック・パラリンピック」まであと6年!!
(正確には3度目。1回目の1940年昭和15年は戦争の為、開催を辞退している。冬季は除く)
前回(1964年)の東京オリンピックでは、富国強兵的で体育会系な日本選手の参加開催でした。
来る2020年の東京オリンピックでは、身障者スポーツをはじめ日本国民誰もがスポーツを楽しみ参画する大会になることでしょう!


スポーツを正しく理解して、心からスポーツを楽しみ、興奮し、充実感を味わいましょう!!


昨日(1月24日)、
JOC日本オリンピック委員会と東京都は、
一般財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会を設立。




昨年9月8日早朝、決定の瞬間!




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