kuratakepara

paragliding in Amakusa

米の山は良かった

2015-03-03 00:58:01 | 遠征

3月2日米の山で過ごしました。予報通り風が良くて、8キロの宝満山までのO+Rを含む、5時間半のフライト。写真は宝満山頂上の岩場と神社。


フライトの軌跡です。内に帰ってから地形を良く研究してXCの反省を書きました。飛んだ時、地形の細かいことを全く分からず、適当な作戦で飛びました。朝から逆転層が予報より低かった(予報:1500m、米の山の朝の最高高度:1220m)。長いXCに足りない高度でしたが、「宝満山まで行って、天井が上がるのを待とう」との作戦で米の山(実は若杉山)を12:20時に高度1220mのままで南東へ出した。低かったが、目の前の山はより大きいし、西北西の風と山の南西斜面に今日の一番強い1時の陽射が当たるのでどうやらキープできると推測した。付いたのは先ず砥石山、高度820m前後(距離2.4キロ、L/D6.0、フォローでも途中シンク)。こちらは西風がかなり強く、サーマルがを散らかしていた。アップダウン(時々リッジのした)しながら、風に濱ってしばらく粘った。結局1100mをゲットで頭巾山へ続こうと判断。到着高度900m(頂上レベル、途中シンクとサーマルのミックス)。風が正面より右サイド、陽射と風向の角度は90度、簡単ではなかったが、荒れた空気で1200mまで上げ直した。宝満山のこちらから見えない南斜面に陽射が綺麗に当たると思い、行っちゃったが地形は斜面よりリッジ、風が非常に斜め、リフトなし。頂上は人大勢、良く応援してくれたのに間もなくかなりリッジの下へ沈んだ。Uターンして散らかったサーマルを粘りながら結局山脈のベストスポットの頭巾山に戻り、1時間以上コンディションが変わるのを待っていたが、一回唯一の形の良いサーマルで1350mまで上がったのに、風下を見ると次のの山が遠くて低く、靄の固まりや雲のトレールもなし、さらに遠く見ると良かったが10kmほどのブルーホールがあったので高度が足りないと判断しそのまま停滞していた。(ところで、靄が見えるための偏光サングラスがとても役に立った。頭を太陽の角度と合わせると普通に全く見えないものがはっきり見えてくる。)とにかく、コンディションはずっと荒れていて、待つのは余り楽しくなかった。特に逆転層のレベル(1200m)で荒れが激しく、弾かれてバンクは突然90度までになったり、フロンとコラプスなったりした。風下に降るより若杉に戻るのが面白そうの判断。帰り途中、砥石山の南西に位置する649mのコブでいいサーマルが発生しそのラインを走って役に立った。それなのに、厳しいアゲンストで戻ると若杉の西斜面の高圧電線の真上からローセーブ(汗・頭巾-若杉の距離4km、L/D5.6、着いた高度400m)。でもこの地点は風と陽射の角度が綺麗に合って、リフトも強く、すぐ米の山の上に頑張ったガッグルよりずっと高く1250mまで。その時宝満の方面を見るとやっと耳納へのラインが出来た。簡単に行けたけど、もう時間が遅かった(15:30時)、行っても多分田主丸までしか届かなかったです。狙ったのはもっと長いクロカンでしたので、時間の残りを米の山周辺をうろうろしながら過ごしました。非常に楽しいフライトでした!


宝満山より南東へについての研究です。やはり、次の高い山の古処山までおよそ16キロのギャップがあります(水色ライン)。古処山に着くと次は山脈が並んでいるので簡単そう(3日は綺麗なクラウドストリートがあったも)だが・・・そこまでは確かに難しい横断でしょう。ともかく、宝満から次の山の大根地山(652m、およそ米の山の高さ)までは、宝満より4.3キロ(黄色のライン)なので、頂上付近に着くため宝満でやはり1700mが要ります(L/D6での計算)。しかも大根地山よりも難しそう・・・次の時のチャレンジです!


宝満山上空から見た帰り道。南から北へ望む頭巾山、三郡山(レーダードーム)、砥石山、若杉山(米の山が若杉と重なって見えない)。帰はりアゲンストでしたので、ちょっと難しかった。

リアンも4時間フライト。他は20機ほど飛んでいました。


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1 コメント

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非常に参考になった。 (サトヒロ)
2015-03-04 12:19:01
詳しい解説をして戴き大変勉強になりました。機会があればいつも追従したいと思っているが、置いていかれる自分が情けない。今度こそI follow you.
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