「建築」と 「ものづくり」

 倉布人 一級建築士事務所

■巫女の国の夢より■

2006年09月22日 | ものづくり・アート
今日は、浜松での打ち合せの後、袋井市在住のアーティスト 村松正之さんの個展へ。
「巫女の国の夢より」 と題されたインスタレーション。
前回の「クレーフェルト 日独現代アート展」の際も、鉄や建築資材を使っての壮大な空間を創りあげていました。
今回も、ラス網やケイカル板などが使われて。
フロントからのアプローチも、狭い通路を造ることで、会場の広がりをより感じさせ、またその過程で期待感を持たせる、という効果。

大社造りを思わせる舞台正面の作品。
そして、結界を感じさせるBOX。
鉄の様に塗装されたボイド管のの林は、神社に向う杉並木のようでもあります。
荘厳な感覚を想いおこさせる、そんな空間でした。

丁度、知人に出会い(ボケなのかつっこみなのか・・・笑、いつも飄々とした表情で、なかなか鋭い事をおっしゃる方で)

「倉田さんは、こーゆーのやらないの?」

「・・・そうねぇ・・・」

「あ、倉田さんは ダンボールだけか!」

「・・・・・(-_-;」 (あれは目的が違うちゅうねん!)

ま、いいですけど(苦笑)
身近にこういうアーティストが存在するというのは、とても刺激になります。
様々な感性に触れる事で、自分自身の世界も拡がっていくような気がします。