五行詩「薫風」詩人・田中薫の「鄙びた日記」

五行詩詩人・田中薫のいろは雑感を綴ります。「ひなびた・にっき」を綴ります。

五行詩は人間形成の要となれ。

2009年05月20日 19時43分24秒 | 雑感
思いを十二分に伝えることが出来ない、
言語というものは、実に制限のある、
不自由なものです。
また、言葉は薬にもなれば、毒にもなる。
電子ピアノソリストの稲田志保子さんのおっしゃる通りです。

されど、言葉なくして、
私たちは生活が出来ません。
こうしてブログが書けるのも、
私の今の思いを綴れるのも、
言語があるからです。

また、言語はその生まれた環境によって、
実に大きく言葉を変えています。
日本でいうならば、
日本語ほど、言葉が、語彙が少ない言語はありません。
それゆえに、他国の言葉を取り入れたり、
新語・造語で語彙を増やしました。

あまりにも、増やし過ぎたり、
戦後の国語改革などで、
日本語の本来の持つ美しさが失われつつあるのも、
事実です。

国語が実に乱雑になり、粗暴になりました。
言葉が悪くなり、人の心が荒んできました。

本当に言葉は厄介です。
優しい言葉、明るい言葉、美しい言葉に溢れて、
過ごしたいのですが、
現実は・・・。

それ故の五行詩である。
五行詩は、自己満足や、ただ仕事で書いているのではない。

強いては、五行詩に因り、
言葉を正して、精神を育み、
人間の形成に役立てたいのです。


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