五行詩「薫風」詩人・田中薫の「鄙びた日記」

五行詩詩人・田中薫のいろは雑感を綴ります。「ひなびた・にっき」を綴ります。

人は時に初心に返るべきです。

2009年06月07日 20時55分07秒 | 雑感
もうかれこれ十二三年前になりませようか。
Kさんという十歳ばかし、年上の男性がいました。
その頃の私は五行詩を作りかけていて、
作品数も二三百くらいの頃です。
Kさんにお手紙で、いくつかの作品をお見せしたら、
お手紙の返信に、
「薫さん。いいよ。とてもいいよ。
 本にしたらこの詩は売れるよ」
と、励ましの意味を込めた、
お世辞に書いてくれたことがあります。

この時は、売れるとか、売れないとかの次元ではなく、
ただ、自分の思いを五行詩という形の詩にしただけで、
別に有名になりたいとか、少しも思っていなかった。
でも、一人でも、このようにも
自分の作った作品を、褒めてくれることは、
とても嬉しかった。
その励ましもあり、自分の創作意欲は高まった。

今から十二三年前の創作した五行詩は、
第一から第四集に収められている。
その頃の作品と、第十集、第十一集の作品とは、
大分違う五行詩になっている。
第十二集は、また先祖返り、赤ちゃん返りではないが、
初心に戻った作品を、いくつか創りたいと思う。

初心になることは、戻ることは必要です。
自分の原点が初心にあるからです。
動機こそが、大いなる原動力。
大志こそが、強い起動力。

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