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「スイート・マイホーム」は怪談、事件ものでは括れない映画

2023-09-03 17:22:06 | 日記

冬がとても寒い長野県に住むスポーツクラブのインストラクターの

清沢賢二(窪塚洋介)とその妻の清沢ひとみ(蓮佛美沙子)。

小さい子供がいることもあり、住宅展示場で見学した暖かい一軒家を購入します。

この住宅展示場での出会いが、これから始まる数々の事件の発端となりました。

 

床暖房のある地下室、天井裏が豪華な感じです。

しかし、この天井裏と地下室が事件の舞台となります。

 

物語の前半、特に恐怖を煽る装置は無いのですが、奇妙な静けさ、階段を昇る音

段々と怖さが体に入ってくる感じ。

 

賢二の不倫の証拠となる映像を、相手の原友梨恵(里々佳)の勤務先、

そしてご丁寧に実家にまで送ったのは、賢二とトラブルのあった不動産屋の甘利(松角洋平)か?

しかしある日、この甘利の身に。

 

賢二に疑いを掛ける刑事の柏原(中島歩)。

しかし後で、賢二に犯人のヒントを与えてくれます。

 

赤ん坊の瞳を覗き込み、何かが映り込んでいるのを見つけて、

恐怖に慄き、心の平衡を失ってゆく清沢ひとみ。

 

賢二の兄、聡(窪塚洋介)は、何かに監視されているのを恐れていて神経衰弱ぎみです。

しかしこの兄が身を挺して、賢二の家族を救います。

 

主人公の賢二は、幼い頃のトラウマから閉所恐怖症です。

 

数々の事件を起こした存在の正体は、家に住み着いている亡霊、それとも?

事件の犯人(?)との対決場面で罠に落ち、絶対絶命の危機となったように見えますが。

特に最後、犯人(?)もいなくなり一家に平和が戻ったかと思われた場面で、更なる悲劇が起こります。

 

単なる怪談、事件物という枠では括り切れない、それだけに印象に残る作品でした。

 

 



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