東京電力福島第一原発事故で損傷した2号機からのデブリ取り出し。
スタート早々作業がストップしている。
＜福島第一原発＞デブリ試験的取り出し トラブルにより中断（東電による説明）
色々手違い（ミス）が多い東京電力。
そもそもが、東電に任せておいて良いのだろうかという気がする。
形だけというか、ヤッてるふり。
時間稼ぎという気もするが、とにかく原発再稼働に向けて邁進している今、福島第一原発事故はネックになっている。
「何とかしますよ。」「しっかり事故処理はしますよ。」アピールみたいな。
福島第一原発の事故処理はどの位の時間と費用がかかるかそこを知りたい。
そもそも処理が可能なのかどうかも含め。
太平洋戦争当時日本も多くの加害事例を起こしている。
それを尽く隠蔽もしくは無視するというのが、現政権の姿勢である。
小池都知事の関東大震災朝鮮人虐殺事件黙殺の姿勢と共通する。
自らが被害者的立場の場合との発言の差が大きい。
自らが受けた戦争被害、その最たるものは広島・長崎の原爆投下だと思う。
特に政権はこれに関しても声を上げない。
アメリカの核の傘に守られているから、というのがその主たる理由らしい。
もっとしたたかにアメリカに物申せないのだろうか？
核拡散防止条約に署名もしなければ、黙って見ているだけである。
最近の政治の話題は自民党総裁選。
大いに不満なのは、たかが一つの党の総裁がそのまま首相になるシステムである。
極論すれば、自民党支持者にでもならない限り国のリーダーを選ぶ権利さえないという事だ。
結果安倍や岸田のような首相がで選ばれる。
総裁選を取り上げるマスコミ。
できるのなら、候補者全員を履歴書みたいなものを羅列して欲しい。
例えば、二世・三世かどうか。
統一教会との接点があるのか。
裏金に関わったのかどうか。
などなど。
「ひるおび」で自衛隊の宣伝と思しき情報をとりあげたらしい。
私は見てはいないが、女性隊員の特集らしかった。
それを8月15日に放送した。
TBSというテレビ局の姿勢が伝わってくると思うが。
何よりもオリンピック期間中、テレビも他のメディアもとにかくオリンピック一色。
この状態は政権にとっては嬉しい事。
自分たちにとってあまり取り上げて欲しくない話題、それらが隠れる。
時間が経つと怒りが薄れてしまう日本人。
裏金等々、多くの問題が噴出したがこの期間は良い冷却期間となる。
シメシメと言った所だろう。
「沖縄に被爆者はいない」…ヒロシマで被爆した母が沖縄で語り始めるのに半世紀かかった理由とは：東京新聞 TOKYO Web
広島と長崎の原爆の日。
この話題を取り上げるスペースが少なくなり、それは政権にとって有り難い事だ。
ただでさえ取り上げる事が少ないが、オリンピックは良い言い訳にもなる。
日本政府は自らが加害者となる事案について、否定的立場を取る事が多い。
政府ではないが、小池知事の関東大震災朝鮮人虐殺事件の否定などがそうだ。
「沖縄に被爆者はいない」
この記事に取り上げられている事も同じで、それは東京大空襲などでの民間の被害を無視し続ける政府の姿勢と通じる。
戦争での民間被害者を無視する事、それは加害者と変わらない。
きちんと補償するべき。
