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詩集 ゆずりは~愛想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちるという「ゆずりはの樹」。 私はあなたに、何を譲り伝えていこう・・・。

詩 下弦の月

2010年03月20日 | 詩~思想・詩想~
鼓動が鳴った

どっくん どっくん

脈は早くなっていないのに

どっくん どっくん

心臓が 飛んできそう


呼吸が止まった

ふっと ふーーっと

頭のてっぺんを ふさがれると

息が苦しくなる

何か 出ているのかな?


下弦の月を見て

歌を歌うと

少しすっきりするかな


早く 満月に な~れ

詩  発熱

2010年03月19日 | 詩~思想・詩想~
熱が冷めてしまってから

考えるのは しんどいよね


鉄は 熱いうちに 打て


その鉄は いつかまた 再熱するはずだから

それまで 待ってみよう


ゆっくり じっくり 時間をかけて

コトコト煮込んで 

味がまろやかに

そしてコクが出て

そして あとはタイミング


心と心のタイミング


大丈夫 どちらになっても

後悔しない

詩 ゆるす日まで

2010年03月16日 | 詩~思想・詩想~
まだ時間が必要だった

生い立ちとこの体に流れる遺伝子を

受け容れるまでには


必要なのは 癒しなのか

いや 癒しではない

不要なのは 過去なのか

いや過去ではない


必要なのは 

自分自身を受け容れる器の質だ

不要なのものは

一つもない


だれ一人として 同じ人生はないのだから

この宇宙の中で たった一つの自分の人生

覚悟を決めて 

赦せるまで


いつの日か すべてを赦せる日が やってくる

なにもかもが 心の器にすとんと落ち

思い出しても 心がざわつかず

どこを探しても 涙は出ない

誰かに刺激を受けても 体が震えない

その日が やがて やってくるだろう


人生の辛苦を 完全に赦せたとき

私は すべてから解放されて

旅立つことができると思う


詩 恋か欲望か 定かじゃないが

2010年03月14日 | 詩~思想・詩想~
人間は 恋か欲望か定かじゃないが

何かを探して 生きている


人間は 命のためか 食べるためか 定かじゃないが

毎日 何かを食べている


夜の帳が降りる頃

人の瞳が 黒く光って

夜空の下で 輝きを増す


何かを食べて

何かを飲んで

何かを読んで

何かを観ている


人間の欲望はつきないが

夜の闇で 煙に巻いてく 賢さは


ここまでつながった命の作用

どこまでつながる地球の命


詩 宇宙の音

2010年03月13日 | 詩~思想・詩想~
星を見た

透明で 

耳の奥に響く キーーーーーンという音

あなたは聴こえる?

子どもの時から 聴こえる

この高い音は

耳障りではなくて

宇宙の音だと思っていた

信号

つながっている線

流れてくる電波


あるとき 私の耳は膨張して

すべての世界の音を消した

気づいて目の前に現れたのは

だれ

君?

ボク?

私自身?


やわらかくて あたたかな感触に

自分の立つ場所を すっかり忘れた

直立のまま 空へ浮かんだ私の体を

包んでくれた光

ありがとう

必要としてくれて


耳に音が戻ってきたとき

宇宙の音は 体中に響いてまるで

お寺の鐘のように

震えていた