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Google vs. Amazon――SSDベースの高速クラウドの優劣を比較してみる

2014-07-09 20:41:47 | 日記
Google vs. Amazon――SSDベースの高速クラウドの優劣を比較してみる という記事を見つけました

 米Amazon Web Services(AWS)のサービスに導入された新しい「General Purpose」SSDボリュームは現在、「Amazon Elastic Block Store」(Amazon EBS)を新たに配備する際のデフォルトボリュームとなっている。ここ数年、ハイパフォーマンスが要求されるワークロードでは磁気方式のHDDに代わって、IOPS(1秒間当たりのI/O数)が従来型ディスクよりも上回るSSD(ソリッドステートドライブ)の利用が進んでいる。

SSDを使うメリット

 電子メールアーカイブ用のクラウドサービスを提供する米Sonianでは、「NoSQL」データベース用にAWSの新ボリュームを採用する予定だ。同社は2007年以来、AWSを利用しており、これまでHDDのパフォーマンスに基づいて戦略決定を行ってきた。SSDでは高いIOPS性能が期待できるため、「Cassandra」や「MongoDB」といった次世代データベースを使った新規プロジェクトの展望が開けたという。

 「SSDでは価格に比して高いパフォーマンスが得られ、そのメリットを受けるワークロードは少なくない」とSonianのグレッグ・アーネット最高技術責任者(CTO)は語る。

 以前は、HDDベースのストレージシステムで高いパフォーマンスを得るには、プロビジョンドIOPSをAWSから購入しなければならず、これにはディスク容量のコストに加えて1時間当たり0.1ドルの追加料金が必要だった。今後は、この追加料金なしでSSDのパフォーマンスが得られるという。

 国際人材派遣企業の米Robert Half Internationalのソリューションアーキテクト、ジェームズ・フォガーソン氏は「少なくとも1つのプロジェクトについては、プロビジョンドIOPSを利用しなくても済むようになる。もう1つのメリットは、パフォーマンスが大きく変化する標準のEBSと比べ、安定したパフォーマンスが保証されることだ」と話す。

Google vs. AWS SSD

 一方、GoogleはAWSよりも1日早く、自社のIaaS(Infrastructure as a Service)製品をSSDで強化した。

 「AWSとGoogleのユーザーは両社の新サービスをそれぞれ受け入れると思われるが、クラウドサービスの導入を検討中の企業にとっては、どちらを利用するのが得かというのは難しい判断になりそうだ」とアナリストらは指摘する。

 GoogleがSSDをベースとしたパーシステントディスクに設定している価格は、AWSのサービスの価格の3倍(Googleの月額0.325ドル/Gバイトに対しAWS SSDは月額0.1ドル/Gバイト)だが、Googleによると、同社のSSDベースのストレージの推定パフォーマンスは30 IOPS/Gバイトであり、これはAWSの3 IOPS/Gバイトの10倍である。

 だが、この数字はそれほど高速というわけではない。AWSはバーストパフォーマンスを持続パフォーマンスと区別しているのに対して、Googleの場合は一律の料金設定となっている。AWSのGeneral Purpose SSDボリュームは最大30分間、3000 IOPSのパフォーマンスを提供し、追加コストは発生しない。AWSでは、中小規模のデータベースなどのワークロードや起動ボリューム用としてGeneral Purpose SSDボリュームを推奨している。ユーザーがさらに高いパフォーマンスを必要とする場合は、プロビジョンドIOPSを利用することにより1ボリューム当たり最大4000 IOPSまでプロビジョニングできる。プロビジョンドIOPSは2014年6月中旬に35%値下げされた。

 難しい