オハイオ州での生活

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ロス一帯でドライブバイ・シューティングが続発

2005-05-07 | 交通事情・免許・パスポート
例年こんな事件(以下)が頻発しており、同じ米国在住。やはり銃社会は恐ろしいです。

1. ロス一帯でドライブバイ・シューティングが続発

本年3月中旬以降、カリフォルニア州ロサンゼルス一帯の高速道路上で通称「ドライブバイ・シューティング(Drive-by shooting)」と呼ばれる走行車両からの銃撃事件が次のとおり続発している。

3月12日:午後1時ごろ、オレンジ郡タスティンでコスタ・メサ・フリーウェイ(17thストリート出口とサンタアナ・フリーウェイの区間)を北側に向かって車で走行中の男性(26歳)が、別の車から銃撃され、病院に搬送されたが死亡した。被害者は左側頭部に22口径の銃弾を受けており、左隣のカープール車線(交通渋滞緩和のため相乗りを推奨する目的で設けられた2人以上が乗車して
いる車専用の車線)を走行中の車から撃たれたものと見られている。

3月29日:午後2時ごろ、ロサンゼルス郡ロングビーチで交通渋滞中のハーバー・フリーウェイ110号(マンチェスター・アベニュー出口付近)を北側に向かって車で走行中の男性(20歳)が、何者かに銃撃されて死亡した。

4月13日:午後2時10分ごろ、ロサンゼルス郡で交通渋滞中のハーバー・フリーウェイ110号(レドンドビーチ・ブレバード付近)を北側に向かって車で走行中の男性2人が別の車から銃撃され、運転手(47歳)が死亡した。助手席にいたもう1人は被弾を免れたが、運転手が撃たれた後に車が道路の防音壁に衝突したため負傷した。被害者の車は事件当時、内側から3番目の車線を走行しており、内側から1番目もしくは2番目の車線を並走していた犯人から5発以上の発砲を受けたと見られている。

4月22日:午前2時半ごろ、リバーサイド郡でフリーウェイ60号を車で走行中の男性(32歳)が別の車から銃撃されて死亡した。目撃者によると、被害者の車は、並走していたナンバー・プレートが4から始まって9で終わるシボレー・モンテカルロに乗っていた犯人から5発以上発砲された。

4月24日:午前1時45分ごろ、オレンジ郡でコスタ・メサ・フリーウェイを車で走行中の男性(32歳)が銃撃されて頚部を撃たれたが、犯人を振り切って逃走し、5km先の病院に辿り着いて治療を受けたため一命を取り留めた。被害者の証言によると、一般道路を走行中にトヨタのタンドラかタコマと思しきピックアップトラックに追走されたため、これを振り切ろうとフリーウェイに入った
直後に銃撃された。

ロサンゼルス警察第77所轄署へは3月29日の事件後、市民から2,000件以上の情報が寄せられたが、現在のところ犯人が乗っていた車の形状に関して捜査の手掛かりが得られたのみであり、一連の銃撃事件が同一犯人の犯行であることを示す証拠は得られていない。また、3月29日と4月13日の事件では、発生現場が互いに約7kmしか離れておらず、しかも同じ高速道路の北向き車線であった
ことなど幾つかの共通点が見出せるものの、両事件で使用された銃器が異なることから、別々の犯人による事件の線で捜査を進めている。
ハイウェイ・パトロールのロサンゼルス郡支部長マニー・パディラは、交通渋滞や運転マナーの悪さに起因したフラストレーションが昂じて発砲などに至る所謂「ロード・レイジ(道路上の憤怒)」や、センセーショナルな報道に触発された模倣犯の可能性もあるとの見解を示している。
ドライブバイ・シューティング事件の続発を受けて警察当局は、ハーバー・フリーウェイとコスタ・メサ・フリーウェイを中心にパトロール要員を増員して警戒を強化すると共に、交通渋滞監視用カメラに録画装置を導入することなどを検討している。
米国では、過去にもドライブバイ・シューティング事件が多発しており、例えばロサンゼルス地域では1987年夏の10週間だけで、ドライブバイ・シューティング事件が約70件発生して5人が死亡し、11人が負傷した。同年以降は減少したが、それでも2001年と2002年には年間平均約40件が発生した。
このほかの地域で発生した高速道路上における連続ドライブバイ・シューティング事件としては、オハイオ州コロンバスの環状道路である国道270号線上で2003年5月から同年11月に掛けて銃撃事件が18件発生し、1人が死亡したが、いずれの事件でも犯行パターンの共通点が見出せなかったこともあって犯人は特定されていない。
いずれにしろ、高速道路上のドライブバイ・シューティングは、周囲の者が銃の発射音に気付き難いことなどから事件の目撃情報が乏しく、警察にとって犯人の特定が極めて難しいので、今後もこの種の犯罪が続発する可能性がある。


2. 駐在員、出張者等の留意事項

(1) 事件が収まるまでの間、銃撃事件が続発しているハーバー・フリーウェイとコスタ・メサ・フリーウェイは出来るだけ利用しない。

(2) 強引な割り込みや追い越し、挑発的な進路妨害や追走はせず、常に相手に先を譲るぐらいのゆとりを持って安全運転に徹する。

(3) 外部から車内の様子を窺い難くするため、法律で定められた範囲内で車の窓ガラスに遮光フィルム(飛散防止フィルム)を貼付する。


駐在員年数の長い方・運転が上手な方も今一度初心に戻って防衛運転やトラブルの元になる強引な運転(急な割り込みや後方からハイビームを点灯させる等の威嚇行為等)はしない、危険な運転をしている車両には近づかないよう努めてください。
CHP(California Highway Patrol)に問い合わせたところ、これらの発砲事件にはいろいななケース(無差別、路上での口論に起因するもの等)があり、また事件の背景や発生地区が特定できないことから、現在は高速道路におけるパトロールの増加と警備の強化に努めているとのことです。

以上、夫の会社からの連絡でした。調子に乗っちゃった運転は命取り


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
怖いですね (はながら♪)
2005-05-08 11:55:51
こんにちは~。

アメリカって車の運転が結構雑じゃないですか~。

だからどきどきすることが多いんだけど…

それがきっかけでこういう犯罪にまきこまれるっていうのは、やっぱり怖すぎるわ~

子供も同乗しているから、よく気をつけないと…。Trackbackとリンクもらっていきます。
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はながらさんへ (kudagonbe)
2005-05-08 23:54:50
TB、コメントありがとうございます。

そんなつもりでない運転でも、そんな事件に巻き込まれたくないですね。

こんなのみたら出歩くのも怖くなるかも

栃木の運転マナーはワーストランクに入っていたけど、アメリカの運転マナーの方が怖いかも・・・。

不法滞在者が無免許で運転してると言う話も聞くし・・・
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Unknown (km469)
2005-05-09 10:10:26
はじめまして。

ちょっと気になったので横から失礼します。



>オハイオ州コロンバスの環状道路である国道270号線上で

>2003年5月から

>同年11月に掛けて銃撃事件が18件発生し、1人が死亡したが、

>いずれの事件でも犯行パターンの共通点が見出せなかったことも

>あって犯人は特定されていない。



これは例の事件のことですよね?

でしたら既に容疑者は逮捕されて、ちょうど先日から審議が始まっていますよ。

詳細はうまく説明できないので関連サイトを見ていただけるといいと思います。

(日本語の良いサイトがみつからなかったので英語サイトですが・・)

http://www.courttv.com/trials/mccoy/index.html



#リンクがご迷惑でしたら削除してください。
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情報ありがとうございます (kudagonbe)
2005-05-09 11:43:49
この件はメールをもらって初めって知ったのですが。

今、その記事を拝見しましたが『2003年10月、2004年2月の間で・・・』となってますが?時期のずれが・・・?

他にも犯人がいるのでしょうか?

米国内では例年ある事件のようなので、やはり気をつけていた方が良いのかもしれませんね。

気をつけようがない部分もありますが・・・
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「留意事項」参考になりました (percy)
2005-05-10 16:14:17
こんにちは。本当に恐ろしい事件で、また自分の身の周りで起きても何の不思議も無いので、日頃から十分注意する必要があると感じます。また、例年続いている事件という点にも驚きました。Trackbackとリンクもらっていきます。

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percy さん (kudagonbe)
2005-05-11 12:04:24
コメント、TBありがとうございます。

身近な事件も意外と知らなかったりしますよね。

無理強いと 人気のない場所 命取り
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