昨日は味スタに東京―鳥栖戦を見に行きましたが、今日はニッパツ三ツ沢球技場に、横浜FC-富山戦を見に行きました。
スタジアムに着くと、バックもメインも、入場口に長蛇の列が。アウェイ側の入口はそのようなことはなく、私は(遠回りをしたものの)スムーズに入場できましたが、場内に入るとすごい混雑が待っていました。私はアウェイでもバックスタンドから見たかったので、A自由席を買っていましたが、バックスタンドは既に席がほとんどなく、A自由席となっていたゴール裏のエリアでの観戦になってしまいました。バックスタンドの席の料金を払ったのに、通常はゴール裏の自由席の値段で見れる席の観戦になったのは、何かやりきれないものが・・・。
キックオフの時間がせまり、選手が入場してきましたが、選手が横一列に並んだ状態から、横浜副市長の挨拶、マッチスポンサーだったLEOC関係者の挨拶、そして横浜FCキャプテンへの花束贈呈と、立て続けに行事が。特にLEOC関係者の挨拶は試合前なのに簡単にというレベルになく、「選手は並んでいるのだから、早く試合を始めてくれ!」と思わずにいられなかった。マッチスポンサーでありながら、私の中ではLEOCへのイメージが、悪い方に傾きました。
さて試合は、立ち上がりから富山がチャンスを作るものの、徐々に横浜FCペースに移ってくる。そして17分、横浜FC右サイドから藤田が決めて、横浜FCが先制。この場面、球を追っていた谷田が相手が迫っていることを、理解できていなかったか!?周りのコーチングが悪かったとも言えるが、ミスからの失点で、残念でした。
以後も横浜FCが優勢でしたが、富山は32分、苔口がGKと1対1になり、放ったシュートは左ポストにはじかれましたが、こぼれ球を再び自分で押し込み、同点に!DFラインの裏をつこうと、盛んに上下動とDFへのプレッシャーを続けていた苔口の、プレーが実ったゴールでした。
その後、CKから足助の惜しいヘディングシュートもありましたが、そのまま前半終了となりました。
後半は、富山は自陣に押し込まれ、更に前線も前半と違い苔口、黒部、朝日が有効に絡めず、苦しい展開に。しかし苦しい展開にも何とか耐え続けていると、70分にロングボールからDFライン裏に抜け出した苔口が、相手GKにペナの中で倒され、PKに!これをこの日誕生日の黒部がきっちり決めて、遂に富山が逆転に成功!ここから横浜FCは、猛攻に転じるも、富山DF陣が体を張って守る。85分を過ぎ、「去年の富山は、ここから2失点し逆転負けを喫した試合が、いくつもあったななぁ」と私は思いましたが、しかし今日(今年の?)富山は違いました。去年までは押し込まれても、自陣からつないで球を失わないように・・・との思いが強すぎて、自陣で奪われて失点・・・というパターンが多かったけど、今年ははっきりクリアして、前線で途中苔口から代わった木本が激しく追いかける・・・、というパターンに変わった。自陣から球が遠ざかると、守備も建て直しができ、落ち着いて対応ができて、見るほうも落ち着けていた。1度だけヒヤッとしたのは、横浜FC中野がドリブルで富山右サイドペナ内深く進入した時だったが、これも富山DF]陣はファウルをせずに冷静に対応できていた。このように危なげなく守れた富山は、やや短めのロスタイムまで守り抜き、2年ぶりの関東での勝利を、2011年の開幕戦で、挙げたのでした。
終了後サポーターからブーイングも起きていた横浜FCは、富山の3-3-3-1システムの裏を突いて、盛んに逆サイドを狙っていたが、まだシーズン始まったばかりでもあり連携が悪く、無人の所に蹴るケースもあったね。また、カイオが前目でなく、引き気味のポジションというのも、富山には助かった。それと、カズの人気は、やはりすごいね。
富山は、今年は去年とはぜんぜん違うシーズンになりそうな予感で、期待大です。特に、守備の改善。そのキーマンの一人が、東京からレンタル中の平出だが、東京を応援している立場からしてみても、嬉しい活躍ぶりだった。今日の平出のプレーを見て、その活躍を喜んだ東京サポも少なからずいると思うが、そんな東京サポには、このように、下馬評が低いチームでも勝つ試合があることを、肝に銘じて応援してほしいなと思いました。
(写真を追加しました。)
横浜FCサポ
富山サポ
選手入場
キックオフ
前半のプレー
ハーフタイムに、フリ丸が来た
試合終了
富山の選手達は、喜びを爆発させる
富山の選手達が、ゴール裏のサポーター達に挨拶